菰田潔のなるほど運転レッスン(第19回)|車間距離を2秒のはかり方
こんにちは、菰田潔です。私と一緒に『今さら人に聞けない運転の基本』を動画でおさらいしてみませんか? ひとつひとつチェックしていけば、きっといまより運転がうまくなりますよ! 連載第19回は、車間距離を距離ではなく、2秒ではかって適切にとる方法について解説します。
「2秒間」が安全で流れを乱さない車間距離
適切な車間距離は安全運転の基本ですが、運転中に前を走る車との距離が何メートルなのかを知ることは、なかなか難しいことです。そこで、ある単位を使って、確実に安全な距離をキープするテクニックを紹介します。
走りながらどんな風に車間距離をとればいいのか、なかなか難しいですよね。そこで、車間距離を長さではなく、時間で2秒とることをお勧めします。前の車が通過してから自分の車がそこに到達するまでに2秒間、これが安全で車の流れを乱さない車間距離です。
実際に車間距離をはかるときは、トンネルなどの目印になるものを決めて、その地点を前の車が通過したら、0、1、2という様にゆっくりと数えます(ぜひ動画で数える早さを確認してください)。2と言う前に自分が通過したら、前の車と近すぎます。2と言った後に自分が通過したら車間距離を2秒以上とっているということになります。何かの目印を自分で見つけて車間距離をはかってみましょう。
<プロフィール>
菰田潔(こもだ・きよし)
多くの運転講習会で講師を務めるモータージャーナリスト。その理論的で分かりやすい教え方から”プロフェッサーこもだ”とも呼ばれることも。
※この記事は2013年7月に公開した動画を元に再編集したものです。