2020年12月15日 04:00 掲載

クルマ 電子車検証の仕様をA6サイズに決定。国交省

12月8日に国土交通省は、電子化された自動車車検証の仕様を、A6サイズ程度の台紙にICタグを貼り付ける方式を採用することを決定した。2023年1月から電子車検証の導入を目指しており、今後、具体的な制度整備や関係システムの構築などに取り組んでいく。

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くるくら編集部 小林 祐史

A4サイズから、約1/4A6+アルファへ

電子車検証はA6サイズ

A6サイズ+アルファの電子車検証と運転免許証の比較。(写真はイメージです)

 国土交通省はかねてから検討を重ねていた電子化された自動車車検証(以下電子車検証)の仕様を決定した。仕様は台紙にICタグを貼り付ける方式で、台紙の大きさはA6サイズより少し大きくなる。現在の紙の車検証がA4サイズなので、約1/4のサイズダウンだ。今後は、20231月の導入を目指して、具体的な制度整備や関係システムの構築などに取り組んでいく。

電子車検証のイメージ出展:国土交通省資料

何がある? 電子化するメリット

 電子車検証は、自動車保有に関する多くの行政手続きや、自動車税、検査登録手数料などの納付をオンラインでまとめて申請できるようにするためのサービス「自動車保有関係手続のワンストップサービス(OSS)」の拡大に向けた取り組みだ。

 そのメリットは、オンライン上で自動車関連の申請ができることにある。例えば、車検を整備事業者に依頼した場合、これまでは新旧車検証の交換や、検査標章受領のために整備事業者が運輸支局などに出向いて手続きをする必要があった。電子車検証ならば、整備事業者はICチップに入った情報を読み取り、オンライン上で申請することが可能になり、窓口までの移動時間・労力の負担が軽減されることが期待されている。

 電子車検証に貼り付けられるICタグは、さまざまな情報との連携も視野に入れており、車検情報以外の情報も記録できるように空き容量があらかじめ設けられる予定だ。現段階で、その空き容量に何を記録するかは決まっていないが、整備記録や自動車保険情報などを記録することが検討されている。これらの情報が車検証に記録されれば、整備記録簿や自動車保険証などの書類がA6サイズの台紙1枚にまとまることになる。もし自動車税などの納税証明も記録できるようになれば、グローブボックスを占有していた書類が減るというメリットをドライバーは享受できるだろう。

グローブボックスと電子車検証

車検証や整備記録簿などの書類に専有されがちなグローブボックス。© gballgiggs - stock.adobe.com

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