複雑なオリンピック時の交通規制情報を、カーナビアプリなどで確認できる!
東京2020オリンピック・パラリンピック組織委員会は、大会開催時に行われる交通規制の情報をカーナビアプリや地図サイト、車載カーナビなどに表示するサービスの提供を開始することを発表した。提供期間は2022年7月中旬から9月上旬まで。
規制エリアを回避したルート検索などの機能も提供
7月23日から東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される。それに伴い、競技大会周辺などでは通行規制エリアを設けるなど、大会関係者輸送ルート混雑緩和のための交通規制が実施される。
東京2020大会組織委員会では、看板や路面表示の設置やWebサイト等を用いて輸送ルートを避けた移動を呼びかけている。しかし、最近のドライバーは、カーナビの案内で走っていることも多い。このため、意図せず当該ルートへ誘導されてしまうことも考えられる。そこで、カーナビアプリや地図サイト、車載カーナビなどに注意喚起の表示を行ったり、交通規制情報を表示するサービスが提供されるという。提供時期はカーナビアプリ等によって異なるが、7月中旬には開始される予定だ。
提供されるサービスは、大きく以下の3つに分かれる。
① 各種交通対策に関する情報の表示
アプリやWebサイト、車載カーナビの起動時に、交通規制の情報を表示して注意喚起を行うもの。
② 関係者輸送ルート、会場周辺の迂回をお願いしたいエリアの地図表示
地図上に関係者輸送ルート、会場周辺の迂回エリアを表示することで、規制エリアを視覚的に確認できるようにするもの
③ 関係者輸送ルート等をなるべく回避したルートの検索・案内
カーナビ等のルート検索時に、関係者輸送ルート等を通行するルートになる場合「回避ルート利用のお願い」を表示。画面上で、回避ルートと通常ルートを選択できるようにするもの。ただし、車載カーナビは対象外。
これらのサービスについては、Yahoo!カーナビをはじめとしたカーナビ・地図アプリや車載カーナビなど24アプリで実施されるが、以下の通り、アプリによって提供サービスが異なるので、事前に確認するようにしておこう。
【東京20202競技大会開催にともなう交通規制情報の提供対象サービス一覧】
●ナビアプリ・地図サイト
・Googleマップ ②・③
・Yahoo!カーナビ ①・②・③
・いつもNAVI ①・②
・イベント開催時情報提供サービス(イベントweb)①・②、道路交通情報Now!! ①・②
・地図マピオン ①、Mapion(マピオン) ①
・ドライブコンパス ①、NEXCO中日本 公式WEBサイト ①
・ドライブトラフィック「ドラとら」 ①・②、ドラぷら E-NEXCO ドライブプラザ ①
・乗換MAPナビ ①
・ATIS交通情報 ① 、ATISonNet ①
・MapFan ①
・mew-ti ①・②
・my daiz ①
●車載器カーナビ
・G-BOOK ①、G-Link ①、T-Connect ①
・Honda Total Care ①、Internavi ①
・NissanConnectサービス ①
・VICS WIDE ①・②
車載カーナビによっては、交通規制情報が反映されていない場合もあるので、当該エリア周辺の交通情報を入手する際には地図アプリなどを活用する方が適しているかもしれない。