2023年01月11日 13:40 掲載
ライフスタイル 2023年1月4日から車検証が電子化。車やバイク所有者は要確認!
これまでの車検証との違いを確認
電子化された車検証は、郵便はがき(縦148mm×横100mm)より少し大きめとイメージすると分かりやすい。
はじめに、従来の車検証と電子車検証の違いから解説しよう。まずサイズだが、従来の車検証がA4サイズに対し、電子車検証はA6サイズ相当(縦105mm×横177.8mm)となる。ICタグが貼付されたため電子化を謳っているが、素材は厚紙となる。
国土交通省が2020年に発表していた電子車検証の仕様では、運転免許証と同じサイズとする予定であったが、カードサイズでは必要項目が券面に記載しきれないことや、手数料がさらに値上がりしてしまうことを理由に、この仕様に決まった。カードサイズの方が管理は楽そうなので、この点は残念に思う人もいるだろう。
こちらが電子車検証の券面。Aは変更登録などによる記載事項の変更を伴わない基礎情報が記載される。Bの裏側に貼付されているICタグには現行の車検証情報が全て記録されている。Cの5つある二次元コードには、車両登録番号や型式に初度登録年月など、21項目の情報が割り振られている。
ICタグには車検証の有効期間、使用者の住所、所有者の氏名・住所・使用の本拠の位置、帳票タイプなどの情報が格納され、車検証の券面だけでは住所等が分からないようになる。また、車検証の電子化に伴い、窓口申請での新規検査は300円値上がりして1,500円に、継続検査(更新)は200円値上がりして1,400円になるなど、各種手続きの手数料がおおよそ50円~500円ほど値上がりしている。
車検証閲覧アプリについて
「車検証閲覧アプリ」がアプリの名称となる。左はPC(Windows)、右はスマートフォンの起動画面。
ICタグに格納されたユーザー情報は「車検証閲覧アプリ」で確認することができる。アプリを利用するためには、PCの場合はWindowsとICカードリーダーを、スマートフォンの場合はNFC(近距離無線通信規格)に対応したiOSとAndroid端末を用意する必要がある。
■動作環境の詳細やアプリのインストール方法はこちら
アプリをインストールして起動した後、券面に記載されているセキュリティコードを入力してICタグを読み取ることで、車検証情報を閲覧することができる。具体例として、24時間いつでも車検証の基礎情報や、車検証の有効期間お知らせサービスを確認できる。また、当該車両に対してのリコールがあった際に通知する設定することもできる。他にも、車検証情報が記載されたPDFデータを保存したり出力することも可能だ。
車検証情報を表示しているアプリの画面。左がPC、右がスマートフォン。
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