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クルマ最終更新日:2022.08.19 公開日:2022.08.19

愛犬のために何を持っていく?愛犬とキャンプのアンケート結果!

昨今のキャンプブームにおいて、愛犬を同伴させてレジャーを満喫する人が増えている。イオンペットの自社ブランド「ペテモ」では、愛犬をキャンプに連れて行ったことがある人111人にアンケート調査を実施し、愛犬を乗せてドライブする際に注意していることやエピソードをまとめているので紹介したい。

文=原田磨由子
資料=イオンペット

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愛犬とのキャンプは最高! でもその前に……

写真=イオンペット

 キャンプ場に愛犬を連れてくるキャンパーをよく見かけるようになった。大自然の中で野生本能を刺激され、大好きなご主人と心ゆくまで遊んでもらい、バーベキューのおこぼれをもらって喜ぶ姿を眺めていると、こちらまで幸せな気持ちになる。

 しかし、その楽しそうな姿を見るためには、多くの苦労を共に乗り越えなければならない。そう、ペットとドライブの相性である。

 国内最大級のペットライフカンパニー「イオンペット」が運営する、ペット用品販売店、グルーミングサロン、ペットホテル、動物病院などのブランド「ペテモ」では、愛犬をキャンプに連れて行ったことがあるという111人に、愛犬とドライブ・キャンプに関するアンケート調査を実施した。愛犬を車のどこに乗せるべきか、ドッグシートは何を用意するか、キャンプ場に持っていって良かったものなどを紹介していこう。

まず、愛犬を車のどこに乗せるか?

 愛犬を車に乗せる際、主に乗せる場所はどこか? こちらについては、「後部座席」、「助手席」、「荷室(ラゲッジスペース)」の順となった。

 愛犬に限らず、ペットを車に乗せる場合はペットが車の中を動き回らないようにすることが大切だ。しかし、身動きがまるで取れず、ストレスを溜めさせてしまっても可哀想だ。ペットが落ち着く空間を確保するか、自分で見守れる範囲に座らせよう。ただし、ペットを膝の上に乗せて運転するのは危険なので絶対にやめよう。

「乗っていくかい?」とでも言っているような一枚。もちろん、運転中は危ないので愛犬を運転席に近付けないように! (c)buritora – stock.adobe.com

愛犬を車に乗せる際に使用するものは?

 愛犬を車に乗せる際にどのようなグッズを使っているかについては、「ボックスタイプのドッグシート」と「クレート/キャリーバッグ」が4割でほぼ同数。次いで「ハーネス/犬用シートベルト」、「シートタイプドッグシート」が多い。一方、何も使っていない人は3.6%程度しかおらず、何かしらの専用品を使用している人が多いようだ。

 グッズ選びは愛犬と車に対する気遣いをバランスよく考えたいところだ。愛犬への気遣いとしては、なるべく興奮させず、落ち着ける環境を優先してあげよう。車への気遣いは、内装へのダメージを考慮し、メンテンナンスの手間がかからないようなグッズを選びたい。

多くの支持を集めたボックスタイプ。サイズも豊富で、シートベルトやヘッドレストに引っ掛けて固定するなど、さまざまなタイプが存在する。飛び出し防止にハーネスも忘れずに。(c)Andrey Popov – stock.adobe.com

2位のクレートタイプ(写真はソフトクレート)。病院や近隣の施設など普段使いに便利で、使い慣れていれば、狭くても愛犬にとっては落ち着く環境になり得る。(c)Phuttharak – stock.adobe.com

4位のシートタイプ。後部座席やラゲッジスペースをそのままシートで覆うため、範囲が広く愛犬が自由に動ける。大型犬にもおすすめ。(c)Anna Belova – stock.adobe.com

愛犬を車にのせる場合に困ることや不安なことは?

 愛犬とドライブする際に困ることや不安なことは?については、「落ち着かない」が約半数と多く、次いで「車酔いをする」「窓から顔を出したがる」となった。移動中に愛犬が不安を感じたり、体調不良になったりすることを心配している人が多い結果となった。

窓から顔を覗かせるイヌはとてもかわいらしいのだが、次の行動が気掛りで目を離せず、走行中でも停車中でも困ってしまう行動だ。基本的に窓は顔を出せない隙間程度がベター。(c)deine_liebe – stock.adobe.com

愛犬をキャンプに連れて行く時に気をつけていることは?

 愛犬とキャンプに行く際に気をつけていることは、「排泄物の処理」、「無駄吠え」が半数で、「暑さ寒さ」、「ペットの食事」も多い回答だった。普段の散歩・外出などでも気を付けるべきことと基本は変わらない印象だが、日没後から就寝時における気温変化への対策や、無駄吠えを防いで周囲への気配りが必要になるのはキャンプならではの項目だ。

キャンプに持参して良かったものは?

 愛犬とキャンプに行った際、持っていって良かったと思うものについては、多かったのが「愛犬用の食器・フードボウル」、次いで「犬用飲み水ボトル」、「首輪、リード、ハーネスなど」、「ドッグフード」。上位4つは半数以上の人が持っていって良かったと感じている。

 また、キャンプ・アウトドア専用品として、ドッグアンカー27.0%、サークル22.5%、ベッド・寝袋も合わせて30.6%と使用率が高い。寝袋などの寝具は温度調整を愛犬自身に委ねられるうえに、家族とお揃いでキャンプ感を高めてくれるのでおすすめだ。

ブランケット類は複数用意しておけば、組み合わせて四季の寒暖差にも対応できる。(c)chendongshan – stock.adobe.com

迷子や脱走対策に有効な、Snow peakの「ドッグアンカー50」は税込み価格5,280円。周囲に木やポールがなく、リードを繋げない状況は以外と多いので、一本所持しておくと安心。写真=snow peak

次ページでは
愛犬とのドライブ&キャンプエピソードを紹介!

ドライブやキャンプでのエピソード紹介

(c)blinova – stock.adobe.com

【お漏らし、車酔い】
一番多かったのは、車の中でお漏らししてしまったことや、車酔いで愛犬が吐いてしまったというエピソード。

【車内で】
・ 車に乗るととても楽しそうに立ち上がってウロウロしながら窓の外を見ていますが、急ブレーキやカーブでは、よくふらつくのでちょっと危ないです。

・ 顔を出したがるので、車に乗るとよだれが車のドアにびっしりついてしまいます。

(c)annaav – stock.adobe.com

【脱走】
・ ゲージの鍵がかかっていなくて、キャンプ場から脱走してしまったことがあります。結局帰ってきましたが、10分ぐらいどこかに行っていたようで、大騒ぎになりました。

・ キャンプ場でリードを離したとたんに疾走して迷子になってしまったのですが、他の方が捕まえておいてくれました

・ うちの犬は人懐こく、出かけた先でよその家族に可愛がられてついていってしまい、連れ戻すのが大変だったことがあります。

(c)Photoboyko – stock.adobe.com

【その他】
・ スーパーへ寄って買い物するため少しの間愛犬を車で待たせていたら、バックの中のパンを全部食べられてしまいました。

・ 基本的にはずっと抱っこをされているだけで満足していますが、気まぐれにドライバーに抱っこをされたくなると、イスを引っ掻いたりブーブー文句を言ってうるさいことがあります。

・ 慌てて犬を連れて外出した時に、水の容器を持って行くのを忘れ、犬が水を飲みたがってもすぐに用意出来なかったので、人間が飲んでいた麦茶を手のひらに入れて飲ませた苦い経験があります。

・ バーベキューの時に、愛犬がテーブルにぶつかり肉を落としてしまって、肉が食べられなかったことがあります。

・ 一緒に自然の中を楽しく散歩しました。夜は七輪で焼き芋を焼いて、愛犬にも分けてあげたら喜んで食べていました。

(c)YATA! – stock.adobe.com

■まとめ
 今回は愛犬とのキャンプに関してのアンケートであったが、郊外のキャンプ場に行くためには車で長距離を移動しなければならないため、半分はドライブに関する設問だった。慣れない移動は愛犬にもストレスとなる可能性があるので、愛犬の様子をよくみて、早めの休憩や軽い散歩などで体調管理に気を配る必要がありそうだ。

 キャンプに持って行ってよかったものの上位4つのうち3つは、愛犬の飲食に関するものであった。環境の変化に敏感な個体もいるので、普段の食事ができる環境を整えてあげることも大事なことだ。また、ワクチン証明書や迷子札など、実際にキャンプに行ってみないと実感できない回答もあった。これから愛犬とキャンプに行く人には、参考になるのではないだろうか。

(c)uki_koto – stock.adobe.com

■ アンケート対象
アンケート回答者:愛犬をキャンプに連れて行ったことがある方111人(全国)
アンケート回答期間:2022年7月14日
※すべての回答の平均ではなく、有効回答の平均。

(c)buritora – stock.adobe.com

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