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最終更新日:2023.07.06 公開日:2021.10.24

【フリフリ人生相談】デジタル時代の子供の将来

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【フリフリ人生相談】デジタル時代の子供の将来

40代の男です。

フォートナイトとかマインクラフトとかに明け暮れている
中1と中3の子どもたち。
私も子ども時代はドラクエとかプレステに夢中になっていたので、
ゲームの楽しさもわかるのですが、
嫁は断固反対、スマホやPCを取り上げる始末。

でも、いまは人気職業にyoutuberが入ってくるような時代だし、
eスポーツという名のゲーム大会で賞金が稼げる時代だし、
どう化けるかわからない。

とはいえ、ゲームを「消費」するばかりの子供たちを見ていると、
なにかを生み出せるような発想になるとも思えない。

ビル・ゲイツやザッカーバーグも、きっとPCに明け暮れてたんだろうけど、
彼らの明け暮れかたは、なにかを生み出すような明け暮れかたで、
与えられたものを「消費」するような明け暮れかたではなかったはず、
と思うと、明け暮れかたが大切なのかな、と思ったりします。

嫁は昔のように勉強が大事、受験が大事というけれど、
子どもたちにどういう未来や夢を見させればいいのか悩む毎日です。


恵子

受動的快楽に溺れている

40代男さんの言う「明け暮れ」とか「明け暮れかた」
っていうのが、いまいちわかりにくいけど、
それはつまり「夢中になる」ってことですよね。
でも「明け暮れ」だから、
「昼夜を問わず夢中になる」ってことかな。

中1と中3で、
昼夜を問わずゲームに夢中になっているのは、
さすがに問題だと思いますよ。
しかも、
40代男さん自身が
「なにかを生み出せるような発想になるとも思えない」
って言ってるんだから、
奥さんがスマホやPCを取り上げたくなる気持ちもわかります。

ゲームって基本的に「受け手」として楽しいわけですよね。
あれこれ工夫してプレイしているつもりでも、
実際にはつくられたゲーム世界を受動的に楽しんでいるってことで、
そこでは創造的な能力は養われないと思います。

こういう言いかたは身も蓋もないけど、
ほんとにゲームの世界で稼げるくらいの才能があるなら、
中1とか中3で、すでに開花していて、
とっくに世間の注目を集めてますよ。

つまり、子どもたちはふつうにゲームに夢中になっているだけで、
それはただ快楽に溺れかけているってこと。
なので、親子で相談して、
プレイする時間を決めるとか、
なにかしらのルールを決めたほうがいいですね。

他の人のアドバイスも聞きたい

純一

天空


天空

夢中になるのは悪いことではない

ゲームに夢中になっていることをフォローするのに、
YouTuberが人気職業だとか、
eスポーツで賞金を稼げるとか、
ビル・ゲイツとかザッカーバーグを引き合いに出すのは、
まったく間違っているね。

大谷翔平がすごいからって、
息子に野球をやらせればいいかっていうと、
それは前提がまったく違うだろ。

けど、野球はスポーツだから、
やっているうちに身につくことは多い。
肉体的にもプラスだし、
チーム内の人間関係もいい学びになるし、
たとえ挫折を味わっても、
それは人生のどこかで役に立つ。

でも、ゲームは、
小さなゲーム機のなかだけで
夢中になるようにつくられているわけで、
それに夢中になるのは、当たり前。

中1とか中3の時期に、
ゲームに明け暮れるのはもったいない、
というか、悲しすぎるよね。

キャンプに連れ出すとか、
いっしょに料理をつくってみるとか、
ゲーム以外に楽しいものはいっぱいあるからね。

ゲームのおかげで、
ほかのことに夢中になれる自分を見失っているのだから、
子どもたちは、むしろ被害者ともいえる。

子どもたちに聞いてみればいいよ。
「ゲームのつぎにしたいことは?」
「ほかには?」「ほかには?」
って。

そうやって、どんどん、
「夢中になれること」を探し続けさせるのが、
親の役目じゃないかな?

他の人のアドバイスも聞きたい

恵子

純一


純一

遊んでいてはダメ

ビル・ゲイツは、
コンピュータのOSそのものをつくり、
ザッカーバーグは、
ネットを使った新しいコミュニケーションシステムを考案したわけで、
PCに明け暮れていたってわけではないですよね。
彼らにとっては、PCはただの道具で、
それを使って「なにか」を成し遂げることに夢中だったわけです。

それに、そもそも、ふたりともハーバード大学ですしね。
中退ですけど。

中学生の子どもたちがゲームばかりやるので、
奥さんがスマホやPCを取り上げ、
「勉強が大事、受験が大事」と言ってばかり、
なんて嘆くのは、お門違いもはなはだしいってことになりますね。

YouTuberとかeスポーツで稼ぐとか、
ビル・ゲイツやザッカーバーグを例にあげて、
自分の子どもたちの未来を想像するなら、
中学時代にゲームに明け暮れているっていう選択は「ない」、
というのが、
私をふくめて、回答者の基本的な意見です。

他の人のアドバイスも聞きたい

恵子

天空


ライター・松尾の右往左往

自信のない若者が増えている、
なので、
「夢」とか「勝ち取る」とか
「豊かな明日」なんて話は、
彼らを追いこむだけ、
みたいな話は、ほんとによく聞きますよね。

これは、若者が悪いっていうことではなく、
そういう社会が悪いってことだと思います。

なので、
小学生くらいの子どもがいる親のみなさんには、
そういう社会につぶされない考えかたを
ぜひ、子どもたちに伝えていってほしいと思います。

恵子の言うように
「頂上をめざす」ことが夢ではないし、
天空が言うように、
「人生の到達点」が夢ではないし、
バンジョーが言うように、
「〇〇しなくちゃいけない」のが夢ではない、
ってことですよね。

ちなみに、私の小学生のときの夢は
「神さまになる」でした。

それから半世紀ほど生きて、いまの夢は
「遊んで暮らす」でございます。

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