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公開日:2025.09.30

ハチロク、RX-7、ランエボにタイプR! トヨタ博物館で’80〜’90年代のカーカルチャーを支えた日本の名車たちが展示。

What’s JDM?-世界が熱中する’80-’90年代の日本車-
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トヨタ博物館は、1980~1990年代の日本の名車を展示する特別展「What's JDM?-世界が熱中する'80-'90年代の日本車-」を、2025年10月3日(金)~2026年4月5日(日)まで開催する。

What’s JDM?-世界が熱中する’80-’90年代の日本車-
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文=KURU KURA編集部

写真=トヨタ博物館

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1980〜1990年代に誕生した日本の名車たちが集結!

「JDM」という言葉をご存じだろうか。元々は「Japan Domestic Market=日本国内市場」を意味するが、現在ではアメリカやイギリスを中心に、日本車を輸入して楽しむカルチャーそのものを指す言葉へと進化している。チューニングやカスタム、そして“日本専用モデル”を手に入れることに熱を注ぐファンたちが、このムーブメントを支えている。

その原点ともいえる存在が、1980〜1990年代に誕生した日本車たちだ。当時、日本の自動車メーカーは、世界のトップを目指して電子制御や高性能エンジンを次々と実用化。技術革新と同時に、空力や安全性を意識した機能美あるデザインも追求した。しかし、当時の海外市場では欧州車ほどの評価を得られず、悔しい想いをした技術者も少なくなかったという。

ところが数十年の時を経て、その高い技術力、洗練されたデザイン、そして圧倒的な信頼性が再評価され、現在では世界中の自動車ファンを魅了する存在となっている。

そんな黄金期の日本車にスポットを当てる特別企画展「What’s JDM?-世界が熱中する’80-’90年代の日本車-」が、トヨタ博物館で開催される。会期は2025年10月3日(金)から2026年4月5日(日)まで。会場は文化館2階・企画展示室だ。

What’s JDM?-世界が熱中する’80-’90年代の日本車- 展示車両イメージ

What’s JDM?-世界が熱中する’80-’90年代の日本車- 展示車両イメージ

展示は「当時の最新技術」「独自のデザイン」「小さな高性能」という3つのテーマで構成され、約10台の人気モデルが集結。館蔵車両に加え、国内自動車メーカー7社と日本自動車博物館の協力により特別展示される。

■主な展示車両
【当時の最新技術 ゾーン】
・ダイハツ シャレード デトマソ(1984年)
・トヨタ スプリンター トレノ(1986年)
・ニッサン スカイライン GT-R(1989年)
・マツダ アンフィニ RX-7(1991年)
・スバル インプレッサ WRX STi(1994年)
・三菱 ランサーエボリューションⅥ T.M.エディション(2000年)
・ホンダ インテグラ Type-R(1998年)
・ホンダ シビック Type-R(1997年)

【独自のデザイン ゾーン】
・ニッサン PAO(1989年)
・ニッサン フィガロ(1991年)

【小さな高性能 ゾーン】
・ダイハツ ミラ TR-XX(1987年)
・スズキ セルボ・モード(1990年)
・ホンダ ビート(1991年)
・オートザム AZ-1(1993年)
・スズキ カプチーノ(1995年)
※一部車両は期間限定展示。詳細はトヨタ博物館公式HPを確認。

今回の企画展は、ただ懐かしむだけでなく、日本のクルマ文化の根幹を改めて見直す貴重な機会となりそうだ。80〜90年代に青春を過ごした世代はもちろん、現代の若いクルマ好きにもぜひ訪れてほしい。

INFORMATION
トヨタ博物館 特別展「What’s JDM?-世界が熱中する’80-’90年代の日本車-」
会場:トヨタ博物館 文化館2階 企画展示室
住所:〒480-1118 愛知県長久手市横道41-100
開催期間:2025年10月3日(金)~2026年4月5日(日)
https://toyota-automobile-museum.jp/

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