20代若手自動車ジャーナリスト、西川昇吾が選ぶ今年の1台は「スズキ フロンクス」━━【若者はこれに乗れ! KURU KURAカー・オブ・ザ・イヤー2024-25】
日本を代表する著名モータージャーナリスト20名が、20代・30代の若者にオススメしたい今年いちばんのクルマを選出。新車・中古車問わず、いま購入できる車両の中から、27歳の若きモータージャーナリスト西川昇吾が選んだベストカーを紹介しよう!
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2024年いちばんのクルマ
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スズキ フロンクス|Suzuki Fronx
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「若者にオススメする今年いちばんのクルマ」を選ぶとなると、真っ先にフロンクスが思い浮かびました。その理由はやっぱりコストパフォーマンスの高さです。付いていて欲しいと思う快適&運転支援装備がひと通り備わっていて、内装の質感も高いのに300万円を余裕で下回る価格設定(2WD・6ATだと254万1000円、4WD・6ATだと273万9000円)は素晴らしいとしか言いようがありません。
「(価格は)安いけど(作りは)安っぽくない」。これが僕がフロンクスをオススメする最大の理由です。インド生産のグローバルモデルですが、しっかりと日本市場に合わせて作り込んであって、走りも内外装もまさにお値段以上のスズキ車。
コンパクトで運転しやすいのはもちろんですが、機械式駐車場の高さ制限にも対応していて、停める場所を選ばないのも嬉しいポイントです。
ドライブデートしたいクルマ
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メルセデス・ベンツ Cクラス カブリオレ|Mercedes-Benz C-Class Cabriolet
メルセデス・ベンツ Cクラス カブリオレ|Mercedes-Benz C-Class Cabriolet
デートの時って非日常感を味わいたいですよね? となると、やっぱりオープンカーでしょうか。でも、走り重視のオープンカーだと快適で便利機能は少ないですし、デートに集中できません。便利機能が充実してゴージャス、それでいて若者の手に届く価格帯、そんな万能オープンカーがあったらいいな……と思って調べてみたら、ありました!
先代Cクラスのカブリオレです!
中古車なら300万円以下で購入できますし、乗り心地も良くて快適装備も満載。非日常なゴージャス感をこの価格帯で味わえるのはバーゲンプライスと言えます。恋人関係が続けばデートが日常的になるので、また別の選択をしたくなりそうですが、付き合う前や付き合いたてで選ぶならこの1台! そう考えて選びました。
家族でお出かけしたいクルマ
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トヨタ ノア|Toyota Noah
トヨタ ノア|Toyota Noah
“家族で”となると、ミニバンが定番のチョイスになると思います。私はまだ家庭を持っていないのであまり想像がつきませんが、ミニバンの中からお出かけに最適なクルマを1台選ぶならば、現行のノアです。
長距離ドライブでは、高速道路を利用するシチュエーションもあると思います。車体が大きいミニバンは横風の影響を受けやすく、車体の揺れや振動が大きくなりがち。ところが現行モデルのノアはボディ剛性が高く、ミニバンとは思えぬしっかりした走りに驚かされた1台。このクルマなら長時間ハンドルを握るお父さんの疲労も軽減されるハズです。
ほかにも、上位グレードならセカンドシートにシートヒーターが付いていたり、後席にも充電用USB端子が用意されていたりと、どの席に座っても家族の満足度は高そうです。
運転が楽しいクルマ
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ホンダ シビック RS|Honda Civic RS
ホンダ シビックRS|Honda Civic RS
運転が“楽しい”と感じるシーンは人さまざま。スポーツカーでもサーキットに行かないと楽しいと思えないクルマだってあります。そんな中、普通に街中で乗っても楽しいクルマって何だろう? と考えた時に「コレだ!」と思ったのが、シビックRSです。
シビックRSは街乗りでも快適な乗り心地をキープしながら、ステアリングのフィーリングを中心にカチッとした剛性感があって、思った通りにフロントタイヤが反応してくれます。
ワインディングで楽しさ満点なのはもちろん、車線変更や交差点の右左折ですら楽しいコーナーに変えてくれるのがシビックRSです。クルマとの緻密な対話を日常から楽しめる1台となっています。
いま20代だったら欲しいクルマ
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ロータス エリーゼ|Lotus Elise
ロータス エリーゼ|Lotus Elise
私はまだ27歳なのですが、正直、欲しいクルマはたくさんあり、1台に絞るのはとっても難しかったですね。そんな中、自分にとっていま最も旬なクルマは何だろう? と考えた時に出てきたのが、ロータス エリーゼでした。
実は2024年にロータスカップジャパンにロータス エリーゼで参戦させていただいたのですが、速く走らせようとするとなかなか手ごわい1台なんです。これまでサーキット走行やレースの経験はマツダ ロードスターが中心であった筆者にとっては、エリーゼは速く走らせるスイートスポットが狭く、ロータスカップジャパンではとても多くの学びがありました。これまで5レースで乗りましたが、「まだまだこのクルマを攻略しきれてない!」というのが正直なところ。
所有してこのクルマをもっと乗りこなしたい、という理由から選ばせて頂きました。
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