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最終更新日:2025.02.05 公開日:2025.02.05

東海環状道が開通ラッシュ! 「いなべIC~大安IC間」と「山県IC~本巣IC間」がもうすぐ繋がる【道路のニュース】

東海環状自動車道(東海環状道)に開通ラッシュが訪れる。2025年3月29日には「いなべIC~大安IC間(6.5km)」、続いて4月6日には「山県IC~本巣IC間(11.9km)」が開通予定だ。愛知・岐阜・三重の3県を結ぶ環状ネットワークがさらに強化されることに三県の期待も高まる。

文=KURU KURA編集部

資料=国土交通省 中部地方整備局 岐阜国道事務所、NEXCO中日本

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開通ラッシュ到来の東海環状道!

東海環状道は今春に2区間の開通を予定。

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国土交通省 中部地方整備局 岐阜国道事務所とNEXCO中日本は、2025年1月29日、東海環状自動車道(東海環状道)2区間の開通日を発表した。

それによると、三重県の未開通区間である「いなべIC~大安IC間」は3月29日、岐阜県の未開通区間である「山県IC~本巣IC間」は4月6日に開通するとのこと。

愛知県、岐阜県、三重県にまたがる東海環状道。中部圏を取り囲む環状の道路で、全長は約153km。名神高速、新名神高速、中央道などと直結、東名阪道、伊勢湾岸道などと連絡し、中部圏のアクセス性を大きく向上させる道路事業となる。

東海環状道の全体ルート図。東回りは全線開通済み(一部は拡幅中)。西回りには未開通区間があり“歯抜け”状態となっている。ルート図は2024年12月末時点のもの。

愛知県豊田市から岐阜県関市までの「東回り区間(延長約76km)」は全線開通済み。一方、岐阜県関市から三重県四日市市までの「西回り区間(延長約77km)」は、関広見IC~山県IC間、飛んで大野神戸IC~養老IC間、さらに飛んで大安IC~新四日市JCT間が開通済み。それ以外の未開通となっている“歯抜け”区間で工事を進めている。

それでは、まもなく開通予定の2区間について詳しく見ていこう。

三重県の未開通区間「いなべIC~大安IC間」

東海環状道「いなべIC~大安IC間」のルート図。2025年3月29日開通予定。

東海環状道の三重県の未開通区間「いなべIC~大安IC間(延長6.5km)」は、3月29日に開通予定だ。この区間の開通で、いなべ市中心部(いなべ市役所)から名古屋中心部(名古屋駅)までの所要時間は、約54分(大安IC利用)から約40分(いなべIC利用)に短縮。名古屋方面のアクセス性向上を見込んでいる。

いなべ市の中心部から名古屋市の中心部までの所要時間を約14分短縮する。

<いなべ市役所→名古屋駅の所要時間>
開通前(大安IC利用) 所要時間約54分
開通後(いなべIC利用) 所要時間約40分
→所要時間を約14分短縮

岐阜県の未開通区間「山県IC~本巣IC間」

東海環状道「山県IC~本巣IC間」のルート図。2025年4月6日開通予定。

東海環状道の岐阜県の未開通区間「山県IC~本巣IC間(延長11.9km)」。この区間が4月6日に開通すれば、愛知県豊田市から岐阜県山県市までの環状道路網が岐阜市を経て本巣市まで延びることになる。開通後は、山県市の中心部(山県市役所)から本巣市の中心部(本巣市役所)までの所要時間が、これまでの約30分(一般道利用)から約18分(山県IC~本巣IC利用)に短縮する見込みだ。

山県市役所から本巣市役所までの所要時間を約12分短縮する。

<山県市役所→本巣市役所の所要時間>
開通前(一般道利用) 所要時間約30分
開通後(山県IC~本巣IC利用) 所要時間約18分
→所要時間を約12分短縮

残る区間の開通はいつ頃?

岐阜県と三重県にまたがる工程精査中の「養老IC~いなべIC間」。写真は2024年11月に撮影されたもの。

では、東海環状道で残る未開通2区間は、いつ頃の完成を見込んでいるのだろうか。

まず、岐阜県の「本巣IC~大野神戸IC間」は、2025年夏頃に開通の目途が立っている。順調に工事が進めば、近々、開通日も発表されるだろう。

もうひとつの未開通区間「養老IC~いなべIC間」は、現在、工程精査中で開通の目途は立っておらず、東海環状道で最後に開通する区間となりそうだ。

まずは、開通の予定や目途の立っている区間が予定どおりに開通することを願いたい。

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