菰田 潔が選ぶ今年の1台は「MINI クーパー」━━【若者はこれに乗れ！ KURU KURAカー・オブ・ザ・イヤー2024-25】

今年いちばんのクルマ

ミニ クーパー｜MINI Cooper

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ミニ クーパー｜MINI  Cooper

2024年にオールニューの新型車に変わりましたが、誰が見てもMINIに見えるところがMINIらしいです。旧モデルに乗っていても古臭く見えないので、長く大事に乗れますね。新しくなった3ドア、5ドアは、エンジン車、電気自動車ともにMINIクーパーと呼ぶようになりました。

ダッシュボード中央に丸い大きなメーターがどんと構え、色々な情報がそこに表示されます。ドライブモードを切り替えることで、表示されるときのデザインや色が大きく変わり、室内のアンビエントライトの色合いも連動して楽しいです。走りは昔ながらのMINIと同じようにゴーカートフィーリングが継承されています。

ドライブデートしたいクルマ

トヨタ プリウス｜Toyota Prius

トヨタ プリウス｜Toyota Prius

クルマをよく知らない人でも、あれカッコいいね！ なんて言うクルマ？ と聞かれるのが新型プリウスです。ウインドシールド（フロントガラス）が大きく寝ているスタイルによって全体が楔（くさび）のように見えるデザインが個性的です。見た目だけで乗ってみたいと思わせる魅力があるので、ドライブデートにはピッタリです。

トヨタが得意のハイブリッド車ですから燃費の良さは折り紙付きです。長距離ドライブでもお財布に優しいのも取り柄です。購入するならKINTOで契約すると、保険、税金、整備点検、それに付随するパーツ代まで月々の支払いに含まれているので、特にクルマを初めて持つ若い人には高い任意保険も含まれるのは大きいです。駐車場代、ガソリン代、ETC代だけ考えればいいので、若い人の入門編に良いと思います。

家族でお出かけしたいクルマ

ホンダ フリード｜Honda Freed

ホンダ フリード｜Honda Freed

老若男女、1人から7人まで様々な使用用途に適応できるのが新型フリードです。5人乗りの2列シート、6人乗りと7人乗りの3列シート、助手席にはリフトアップシートやバックドアから車いすのまま乗り込める福祉車両も用意してあります。

コンパクトなボディサイズなのに意外とちゃんと乗れる3列シート車はなかなかありません。その秘密は通常後席下にある燃料タンクが前席下に移動しているからで、ホンダ得意の裏技のようなもの。もちろんハイブリッド車もあるから燃料代も安く上がります。

運転が楽しいクルマ

マツダ ロードスター（ND）｜Mazda Roadster（ND）

マツダ ロードスター（ND）｜Mazda Roadster（ND）

軽量、コンパクト、後輪駆動、2座席オープンカーという遊び心満載なのがマツダ ロードスターです。1989年にデビューしてからすでに4代目に進化していますが、この遊び心満載なのは変わりません。一般道、高速道路、都市高速、ワインディングロード、サーキットと道を選ばず楽しい走りができます。

クルマを操縦する原点とも言える最初に書いたキーワード、軽量、コンパクト、後輪駆動が35年も続いていることはやはり楽しいクルマなのだと思います。AT限定免許でなければMTに乗るとさらに運転の楽しさを味わえると思います。

いま20代だったら欲しいクルマ

日産 チェリー｜Nissan Cherry

安い中古車（昔で例えると日産チェリー）

新車を買うのは高くて無理！ というなら中古車でも充分満足できるクルマはたくさんあります。筆者が20代のとき、解体屋さんにあった日産チェリー4ドアMTを4万円で買って数年乗りました。ワイフが免許取り立てで電柱に横っ腹を擦って凹ましても修理をせずにそのまま乗っていました。左右が凹んで上から見るとコークボトルラインになっていたと思います。エアコンが付いてなかったので夏は暑かったのですが、走っていれば快適でした。

まずはクルマのある生活を味わって欲しいと思います。車内で大きな声で歌っても誰にも迷惑かけず、外ではできない秘密の話も同乗者と大きな声で話せます。重い荷物もドアトゥドアで運べます。クルマを買うために働くというモチベーションにしてはいかがでしょうか？

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