全国「遊べる道の駅」ランキング2024。遊園地や温泉、BBQなどドライブの目的地になる施設が人気!
近年、遊園地や温泉施設、BBQ施設が併設されるなど、休憩としての利用や地元の農産物などのおみやげ購入だけでなく、ドライブの目的地としても注目される道の駅。そんな全国47都道府県にある道の駅から「行ってみたい遊べる道の駅」をテーマに投票によって選出された「道の駅ランキング」が発表された。上位にランクインした道の駅を紹介しよう。
全国 遊べる道の駅ランキング2024
旅行情報サイト『じゃらん』は、行ってみたい「遊べる道の駅」をテーマにアンケートを実施。その結果に基づき、全国47都道府県の道の駅からランキングトップ10を発表した。果たしてどんな道の駅が選ばれたのだろうか。
【全国 行ってみたい「遊べる道の駅」ランキング2024】
※順位、施設名、所在地域の順に記した。
1位:道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(おおぞう)兵庫県
2位:道の駅 虹の森公園まつの 愛媛県
3位:道の駅 小豆島オリーブ公園 香川県
4位:道の駅 丹後王国「食のみやこ」 京都府
5位:道の駅おおの おおのキャンパス 岩手県
5位:道の駅 川場田園プラザ 群馬県
7位:道の駅 白川郷 岐阜県
8位:道の駅 アグリパーク竜王 滋賀県
9位:道の駅 よしうみいきいき館 愛媛県
10位:道の駅 スプリングスひよし 京都府
それぞれの施設の特徴を紹介しよう。
1位 道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(兵庫県)
栄えある1位に輝いたのは、北神戸の豊かな自然に囲まれた総面積約100ha(東京ドーム約21個分)にもなる大きな道の駅「 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」。遊びも食も温泉も、多彩なジャンルの施設が揃うオールマイティな道の駅である。
同施設内の遊園地では、巨大迷路やジェットコースターなど、1回300円からとリーズナブルな料金で気軽に楽しめるアトラクションが並び、子ども連れのご家族にもってこい。
“地産地消”を遊ぶがテーマのマルシェ「ファームサーカス・マーケット」では、近隣農家の収穫した新鮮な野菜や果物、地元パン屋の焼き菓子、地酒など神戸の食材や食品が手に入るという。さらに、広大なフルーツガーデンでは、桃や梨、ぶどう、りんごなどの果物狩りを楽しむこともできる。
また、同施設内には、温泉や宿泊施設も完備。遊び疲れた体を癒やして、ゆっくりとくつろげるのも魅力だ。
2位:道の駅 虹の森公園まつの(愛媛県)
2位は、高知県と愛媛県の県境、四万十川の支流である広見川のほとりに位置する道の駅「虹の森公園まつの」。
四万十川をテーマにした水族館「おさかな館」を併設し、幻と言われる淡水魚「アカメ」をはじめとする約120種2000匹の水辺の生き物を間近で観察することができる。さらに、コツメカワウソや愛らしいペンギンたち、二足立ちするワニなど、個性あふれる動物たちにも出会える。
地元の特産品が並ぶ物産市場「かごもり市場」では、松野町産の朝採れ野菜や鹿肉など、四季を感じる豊かな森の恵みの「旬」を取り揃えているという。
3位 道の駅 小豆島オリーブ公園(香川県)
3位にランクインした「小豆島オリーブ公園」は、瀬戸内海に浮かぶ離島「小豆島」にある道の駅。小豆島の名産品であるオリーブをテーマにした公園で、地中海沿岸の雰囲気漂う風景が広がっている。
小高い丘にある白いギリシャ風車や、映画『魔女の宅急便』(実写版)のロケ地としても知られるお店「雑貨コリコ」などがフォトスポットとして人気。魔法のほうきにまたがって、風車の前でジャンプをすれば、空を飛んだような写真が撮影できると話題なのだとか。
小豆島産オリーブやオリーブオイル、ブランド黒毛和牛「オリーブ牛」などのご当地食材を使ったグルメを楽しんだり、オリーブウッドを使った工芸品などを購入したり、ロッジやキャンプ場で宿泊したりすることも可能だ。
4位 道の駅 丹後王国「食のみやこ」(京都府)
丹後王国「食のみやこ」は、雄大な自然に囲まれた甲子園球場約8個分の敷地内で、アクティブに遊べる道の駅。
全長約45mの丘を滑走する「芝すべり」や、木製アスレチック、ゴーカートなどのアクティビティ。夏はメロンや桃などの果物狩り体験。もふもふのかわいい動物たちに癒やされるエサやり体験が楽しめる「小さな動物園」など、遊べる施設が盛り沢山。
お土産や特産品のショップも充実していて、丹後の名産品やおいしい乳製品、園内醸造の「丹後クラフトビール」、園内ソーセージ工房で職人が丹精込めて作った自家製ソーセージなど、地元食材やグルメも楽しむことができる。
5位 道の駅おおの おおのキャンパス(岩手県)
5位となった「道の駅おおの おおのキャンパス」は、“一人一芸の里”の里をテーマに、自然や文化を通じた遊びが満喫できる施設。
地元の職人たちから教わる「ものづくり体験」では、岩手県の山林でとれた木材を使って、スポーンやコースターなどの木工制作を楽しむことができる。
また、うさぎやヤギと触れ合える「動物ふれあい館」、高原を望む大浴場、夜空のパノラマを観察できる天文台、地元食材や特産品を扱う農産物直売所、パークゴルフなど、まるごと1日楽しめる14の施設を併設している。
5位 道の駅 川場田園プラザ(群馬県)
武尊山の麓に広がる自然豊かな道の駅「川場田園プラザ」も同率で5位にランクイン。広大な敷地内には、地元の採れたて野菜や旬の果物が手に入るファーマーズマーケット、名産のりんごやブルーベリーを使ったスイーツなどを集めたギフトショップ、ベーカリー、さらにはビール工房も備えるなど、グルメが充実。
また、ブルベリーの摘み取り体験や陶芸教室などの体験コーナーも用意されていて、食から遊びまで楽しめる道の駅だ。
7位 道の駅 白川郷(岐阜県)
7位の「道の駅 白川郷」は、白川郷の文化や歴史を体感できる「白川郷 合掌ミュージアム」を併設した道の駅。ミュージアムには合掌造りの家が原寸大で展示され、展示用民家の中へ入ることも可能。建築に使用される道具に関する解説もあるので、その構造などを深く知ることができるという。
また、地元オリジナルのお菓子や加工食品、飛騨の地酒などバリエーション豊かな商品の集まったお土産屋、白川郷コシヒカリの米粉を使ったラーメンなどが楽しめるお食事処など、グルメも充実している。
なお同駅は、世界遺産「白川郷」へ車で7分という立地にあるので、白川郷観光への拠点としてももってこいだ。
8位 道の駅 アグリパーク竜王(滋賀県)
8位は果樹と体験農園を中心とした観光型の農業公園「道の駅 アグリパーク竜王」。春にはいちご狩り、夏にはさくらんぼ狩りやラベンダー摘み、秋にはぶどうや梨狩り、冬には柿狩りと、年間を通じて、季節ごとの果実や野菜の収穫体験ができるのが魅力の道の駅である。
そのほか、ポニーやウサギ、ヤギなどにエサをあげたり、触れ合ったりできる「動物ふれあい広場」。昭和初期の田舎の建物、木製の農具、昔の農家の暮らしを観覧できる「田園資料館」。近江牛と竜王特産あわび茸、地元で採れた野菜を使ったBBQが手ぶらで楽しめる「バーベキューテラス」、地元食材の産地直売所など、さまざまなカタチで楽しみながら農業を体験できる。
9位 道の駅 よしうみいきいき館(愛媛県)
9位の「道の駅 よしうみいきいき館」は、来島海峡大橋(愛媛県今治市)のたもとにあり、瀬戸内海を眺めてBBQができる道の駅。地元の新鮮な魚介や肉、野菜が並ぶ食材コーナーで好きな食材を選ぶ、セルフ方式の七輪炭火焼きBBQで新鮮な海産物に舌鼓を打つことができる。
さらに、日本三大急潮流のひとつ「来島海峡」の急流を間近に体験できる遊覧船「しまなみ来島海峡遊覧船」も運航。瀬戸内の多島美の絶景、来島海峡大橋を真下から見る橋くぐり、村上海賊の居城跡「来島」、芸予要塞の砲台跡などが残る「小島」など、見どころ満載の体験型クルーズを楽しむことができる。
10位 道の駅 スプリングスひよし(京都府)
10位に滑り込んだのは、温泉とキャンプ場併設で自然を思いっきり満喫できる「道の駅 スプリングスひよし」。近隣にある日吉ダムをモチーフにした「ダムカレー」で話題になった道の駅だ。
山々を望めるBBQ施設は、ご当地食材をたっぷり味わえる豪華プランや、農産物直売所の食材を持ち込めるプランのほか、デイキャンプ用の区画サイトも完備。芝生エリアでデイキャンプしながら、BBQを楽しむことができる。
また、温泉や岩盤浴などの温浴施設。地元産の野菜や加工品、名産品が手に入る直売所・売店、レストラン。体育館や温水プールなどのアクティビティまで、丸1日過ごせる施設が盛り沢山だ。
上位にランクインした道の駅は、地域の農産物や特産品を販売するショップやレストランはもちろん、果物狩りやBBQなど食のエンタメを楽しむものから、ものづくりや農業などの体験施設、本格遊具でアクティブに遊べるスポットまで、幅広いニーズに応えてくれる、ドライブの目的地となり得るものばかりだ。このような道の駅を目的地にして、ドライブを計画してみてはいかがだろうか。
【行ってみたい「遊べる道の駅」ランキング 調査概要】
調査期間:2024年2月20~22日
調査方法:インターネット調査
調査対象:47都道府県在住の20代~50代
有効回答数:1045名
調査機関:インテージ(調査主体:リクルート)
調査方法:『じゃらん』掲載情報を中心にピックアップした遊べる道の駅の中から、行ってみたいと思う箇所を3 つまで選択