九州、岐阜、長野の大雨特別警報で道路情報を提供。被災地の通行実績が分かるWebサイト。
コネクテッドカーから収集した情報で、大雨特別警報などの防災気象情報が発表された地域の道路情報が分かるWebサイトを紹介しよう。7月4、6日の九州各地、8日の長野・岐阜の大雨特別警報でも情報提供を行っている。
コネクテッドカーから収集した情報をトヨタがWebサイトで提供
トヨタは、大雨や地震などの被災地域でコネクテッドカーから収集した通行実績(通れた道)や、日本道路交通情報センター(JARTIC)による通行止め情報などを、PCやスマートフォンのブラウザで閲覧できるWebサイトサービス「通れた道マップ」を展開している。
同Webサイトでは、7月4日の熊本県、同月6日の長崎県、佐賀県、福岡県で発表された大雨特別警報に伴い、表示域を7月4日から九州がすぐに表示されるように対応した。同月7日に岐阜県・長野県に大雨特別警報が発表されると、7月8日からはすぐに両県が表示されるようになった。
通行実績の情報は、トヨタのコネクテッドカーから収集した過去3時間のもので、JARTICによる通行止め情報なども同一画面で確認できるサービスとなっている。
トヨタ「通れた道マップ」
ホンダはコネクテッドカーの情報をYahoo!地図に提供
ホンダは被災地のコネクテッドカーから収集した情報を、PCやスマートフォンのブラウザで閲覧できるYahoo!地図の「通行実績情報」へ提供している。そのYahoo!地図では、7月7日から「九州大雨による道路交通情報」として被災地の道路情報を提供した。
「通行実績情報」は、ホンダがインターナビ搭載車両から得た通行実績で作成されている。Yahoo!地図「通行実績情報」も、災害地域は過去3時間の通行実績が表示され、JARTICの通行止め情報などが同一画面で確認できる仕様となっている。
Yahoo!地図「道路通行実績情報」
なおこれらのWebサイトは、防災気象情報が解除された後にクルマ移動をする際の参考にするのがよいだろう。大雨特別警報などの防災気象情報が発表されているときに、クルマで移動することは水没や立ち往生などといった危険を伴うので控えておきたい。