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最終更新日:2019.11.07 公開日:2019.11.07

首都高・小松川JCT、12月1日(日)に開通決定

年内に開通が発表されていた首都高・小松川JCTが、12月1日(日)に開通することが決定した。開通1か月前の画像で同JCTを紹介する。

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画像1。小松川JCTを荒川にかかる小松川橋(国道14号京葉道路)上から11月4日に撮影。

 小松川JCTは、首都高のC2中央環状線と7号小松川線を接続するためのものだ。これまではC2中央環状線と7号小松川線は交差するだけだったが、いよいよ両路線が接続されることになる。

画像2。首都高・小松川JCTを荒川河川敷の上流側より11月4日に撮影。連絡路が急カーブかつ急勾配であることがわかる。勾配の手前にある建物は料金所。

今回掲載した各画像の撮影ポイント。地図データ (c) 2019 Google

小松川JCTは千葉方面~東京北部・埼玉方面のネットワークを強化

小松川JCTの概要。首都高の広報資料より作成。

 小松川JCTは江戸川区の両路線が交差する小松川地区に建設されており、中央環状線(外回り)⇒7号小松川線(下り)と、7号小松川線(上り)⇒中央環状線(内回り)のみを接続するJCTだ。

画像3。国道14号京葉道路が通る小松川橋から小松川JCTを11月4日に撮影。下を流れるのは中川。

 4分の1の接続とはいえその意義は大きく、都心経由、外環経由に続く千葉方面~東京北部・埼玉方面を結ぶ第3の高速道路ネットワークとして、物流の活性化や防災ネットワークの強化などで大いに期待されている。

画像4。首都高・小松川JCTの真下から11月4日に撮影。連絡路は中川の上で大きく弧を描いている。

箱崎JCTの渋滞緩和も期待

画像5。江戸川区小松川地区にて、7号小松川線(上り)⇒中央環状線(内回り)の連絡路の下から10月13日に撮影。

 また小松川JCTは、箱崎JCTの慢性的な渋滞の緩和にも貢献するとして期待されている。これまで7号小松川線は首都高のほかの路線と接続するのは箱崎JCTのみで、どの方面に行くにしても必ず同JCTを経由する必要があった。それが交通量を増やし、慢性的な渋滞の一因にもなっていたのである。

 小松川JCTは、7号小松川線にとって箱崎JCT以外で初のJCTとなり、ここを経由すると、千葉方面~東京北部・埼玉方面の所要時間が従来の都心(箱崎JCT)経由よりも大きく短縮される。そのため、千葉方面~東京北部・埼玉方面を往来するクルマの多くが、箱崎JCTではなく小松川JCTを通過するようになるだろうと予想されているのだ。

画像6。小松川JCTを中川左岸下流側から9月25日に撮影したもの。画像4より中川に寄った形で撮影。

葛飾区・江戸川区の一般道の渋滞緩和も期待

画像7。荒川河川敷下流から11月4日に撮影。画像中の河川は中川。画像6のおよそ対岸の中央環状線の真下から撮影。

 さらに、小松川JCTは周辺地域における一般道の渋滞の緩和に貢献するとして期待されている。これまで、中央環状線と7号小松川線を利用して千葉~埼玉間を行き来しようとすると、中央環状線の平井大橋出入口(葛飾区)と、7号小松川線が接続しているE14京葉道路の篠崎出入口(江戸川区)の間は一般道を利用する必要があった。そのため、葛飾区南部から江戸川区中央部にかけての一般道(主なルートは都道315号蔵前橋通り~都道318号環状7号線~国道14号京葉道路など)の交通量が増加してしまう一因にもなっていたのである。

 しかし小松川JCTが開通すれば、その多くが高速道路に転換されるものと思われ、同地域の一般道における交通量の減少も期待されているのだ。

画像8。小松川JCTを画像7よりも荒川側に寄った位置から撮影。画像の左右に走るのが7号小松川線、その上を画像奥から手前へと交差しているのが中央環状線。

小松川JCTの開通に伴い小松川出口の分岐車線変更あり

 小松川JCT開通に伴い、7号小松川線(下り)の小松川出口の分岐は、右側車線から左側車線に変更となる。12月1日(日)の10時から17時までの間に従来の出口は通行止めとなる予定だ。12月1日17時以降で、同出口を利用する際は車線を間違えないようにしたい。

 また、江戸川区小松川地区から中央環状線(内回り)にアクセスする場合は、7号小松川線(上り)の左車線側に新設される中環小松川入口を利用しないとならない。従来の小松川入口は7号小松川線にしかアクセスできないので、こちらも注意が必要だ。

画像9。中央環状線(内回り)にアクセスするための中環小松川入口。10月13日に撮影。

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