グッドイヤーのタイヤを装着したスーツケースが登場!滑らかな走行を実現。
目をつむっていても分かるほどにお馴染みの「ガラガラ」というスーツケース特有のキャスター音。あのキャスター音の騒々しさや振動は、決して心地いいものではない。できることなら、もっと静かにスムーズに運びたいという人も多いのではないだろうか。そんな問題を解決すべく「グッドイヤー」のタイヤを装着したスーツケースが登場した。
株式会社ウィズキュリオス(福岡県福岡市)は4月10日、タイヤメーカー「グッドイヤー」のタイヤをキャスターに採用したスーツケース「Regent Square(リージェント スクエア)」の先行予約販売をクラウドファンディングサイト「マクアケ」にて開始した。
グッドイヤーが開発したスーツケース用タイヤ!
そもそもグッドイヤーとは、ブリヂストン、ミシュランと並ぶ世界3大タイヤメーカーの1つ。1964~1998年までF1マシンにタイヤを供給し、通算368勝をあげた。これは、タイヤメーカーとしてF1歴代優勝回数1位の記録だ。
「Regent Square」は、そんなグッドイヤーがこれまで培ってきた技術をスーツケースのキャスターに応用。新たに開発したスーツケース用タイヤ「グッドイヤーホイール」を装着したスーツケースだ。
グッドイヤーホイールは、自動車のタイヤを再現したようなデザインを採用。グッドイヤーのロゴマークもあしらわれている。トレッドに刻まれたパターンは、静音性や制動性を高める効果があり、手に伝わる振動も軽減するという。また、摩擦を最小限にするようにリングシステムを設計。ホイールの回転をスムーズにして滑らかな走行を実現した。
さらに自分で簡単に交換できる機構を備えているのも特徴。タイヤがすり減った際には、交換することで快適な走りを取り戻すことができる。タイヤ交換とは、画期的なアイディアである。
ちなみにクルマのタイヤには、交換時期を示すスリップサインがあるが、グッドイヤーホイールにはスリップサインはないそうだ。
従来のキャスターの2分の1
グッドイヤーホイールの静音性を上グラフで見てみよう。縦軸の「dB(デシベル)」とは、音の強さを表す単位。一般的に7dBの差があると、人の感覚で2倍程度の差を感じると言われている。グッドイヤーホイールの走行音は平均53dB。従来のキャスターの走行音は平均60dBと比べると、7dB減少していることが分かる。つまり、走行音がおよそ2分の1になったと感じるのだ。
上動画では、従来のキャスターとグッドイヤーホイールで同じ路面を走行している場面を見ることができ、確かに静かになっていることが分かる。「7dBとか2分の1とか言われても、良くわからない」という方はチェックされたし。
同製品は、機内持ち込み可能なファスナータイプのスーツケース。前面にポケットが付いているので、ケースを立てた状態で荷物の出し入れが可能。上着やノートPCなど、すぐに取り出したい荷物を入れておける。また、ポケットとメイン収納の両方にロックをかけることが可能。
さらに、USBデュアルポートを搭載。前面ポケット内にモバイルバッテリーを繋ぐケーブルを備えているので、手軽に2台同時の充電が可能である。上写真のように、スマホとノートPCの2台を充電するなど便利に活用できる。
ちなみに「Regent Square」の通常価格は2万3780円(税込み)。マクアケでの先行予約では、数量限定で割引価格で購入することができる。同サイトでの販売価格は4月11日現在で1万7835円(税込み)。