クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

Traffic

最終更新日:2019.02.17 公開日:2019.02.17

軽キャンパーがいっぱい!前編【ジャパンキャンピングカーショー2019】(6)

2月1日から3日まで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2019」(幕張メッセ)。レポート第6弾から3回にわたり、大人気の軽キャンパーを紹介する。前編は、ATV群馬の1車種とオートワンの1車種、そして岡モータースの3車種の合計5車種をピックアップした。

米国のスクールバスのようなデザインがオシャレな「ブギーライダー」(ATV群馬)

「ブギーライダー」。エクステリアの変更だけでなく、車重が増していることからダンパーも強化されている。全長3390×全幅1470×全高1890mm。

 ATV群馬(高崎市)はキャンピングカーを2車種出展し、そのうちの1車種が軽キャンパーだった。「ブギーライダー」は日産の軽ワゴン/バン「NV100クリッパー」(スズキから「エブリイ」をOEM供給)をベースとしており、フロントフェイスを大きく変更。米国のスクールバスのようなオシャレなデザインとなっており、女性人気も高そうである。乗車定員2名、就寝定員2名。展示車両の価格は、299万6000円(税別)。

オプションとして、サイドキャビネット、テーブル、フリップダウンモニターなどを追加。車高も下げられている。

軽キャンパー入門用「ピッコロキャンパープラス」(オートワン)

「ピッコロキャンパープラス」。入門用として標準装備はシンプルだが、給排水タンク、カセット式調理器具、冷水シャワー、ポータブルトイレ、外部電源、FFヒーター、サイドオーニングなど多数のオプションを用意。展示車両は標準装備となっている。

 ペットとの旅行を考慮した「愛犬くん」(※1)や、釣りやカヌーなど水系のアウトドアでの利用を考慮した「Turerunder(ツレルンダー)」(※2)などと共にオートワン(神奈川)が出展した軽キャンパーが、「ピッコロキャンパープラス」のニューモデルだ。同車はキャンピングカーの入門用という位置付けで、シンプルな標準装備となっている点が特徴。それだけ車両価格も抑えられており、標準装備の車両だと149万6297円(税別)だ。スズキ「エブリイ」ベースで、乗車定員4名、就寝定員2名。

※1「愛犬くん」および「給電くんポップアップルーフ」は、別記事『【東京キャンピングカーショー17】走る箱庭リビング!? 軽キャンパーが超充実!』で紹介
※2「Turerunder(ツレルンダー)」は、別記事『【ジャパンキャンピングカーショー18】大人気の軽キャンパー、その中身に迫ってみた!【前編】』で紹介

標準装備は、就寝マット、キャビネット型収納庫、38Ahのサブバッテリー、走行充電システムなどを備える。

岡モータースは「ミニチュアクルーズ」シリーズ最新モデル2019年式など3車種を出展!

  岡モータース(香川県)は、4台の軽キャンパーを出展した。そのうちの1台は、リポート記事その2『軽キャンパー市場に新風! ホンダ「N-VAN」が大人気』でお届けした、「Miniature Shimauzer(ミニチュア・シマウザー)」。ここで紹介するのは、スズキ「エブリイ」もしくはそのOEM車をベースにした「ミニチュアクルーズ」2019年式、「ミニチュアクルーズ COZY」、「ミニチュアクルーズ SV」のシリーズ3車種。すべて乗車定員は4名、就寝定員は2名だ。

「ミニチュアクルーズ」2019年式。「ミニチュアクルーズ」は過去のモデルがグッドデザインを受賞したことがある軽キャンパー。職人が上質さを重視して仕上げているのが特徴だ。

 シリーズのスタンダードモデルである「ミニチュアクルーズ」の最新2019年式は、10Lずつの給排水タンク、冷水シャワー、85Ahのサブバッテリー、常設ベッド、収納庫などを標準装備。シリーズで最も標準装備が充実した内容となっている。展示車両は複数のオプション装備が追加されており、車両価格は238万7750円(税別)。

「ミニチュアクルーズ」2019年式の車内。マットは低反発タイプに変更され、外部100V入力や、足元の荷崩れ防止バー、デスクワークパッケージ、フレキシブル2WAYテーブルなどのオプションが追加されている。

「ミニチュアクルーズ COZY」。「ミニチュアクルーズ」2019年式の標準装備の多くをオプション設定とし、シンプルな内容とした軽キャンパー。

 夫婦などのふたり旅だけでなく、ひとりでの利用も考慮されているのが「ミニチュアクルーズ COZY」。シリーズ初の吊り下げタイプキャビネットを採用し、クラス最大級のベッドスペースが特徴だ。常設ベッドやキャビネットのほかには、105Ahのサブバッテリーが標準装備。10Lの給排水タンクや、電子レンジ、冷水シャワー、サイドオーニングなどはオプション設定となっている。展示車両の価格は遮光カーテンや外部100V入力などのオプションを追加して、295万1000円(税別)。

「ミニチュアクルーズ COZY」の車内。シンクは後部キャビネットの下段に用意されており、引き出して使うようになっている。シンクの横にあるスライド式ギャレーシステムはオプション設定。

「ミニチュアクルーズ SV」。ソーラーパネルを装備していること、そしてサブバッテリーの容量がシリーズ中最大であることを利用し、シリーズで唯一電子レンジが標準装備となっている。

 「ミニチュアクルーズ SV」はルーフに220Wソーラーパネルを搭載しているほか、85Ahのサブバッテリーを2個搭載するなど、電化製品の使用を考慮したタイプ。しかも、ソーラーパネルからの充電はサブバッテリーだけでなく、エンジン始動用のメインバッテリーにも適正電圧で行えるよう設計されている。展示車両の価格は276万9000円(税別)。

「ミニチュアクルーズSV」の車内。DVD内蔵フリップダウンTVもオプションで追加されている。給排水タンクや冷水シャワー、サイドオーニングなどはオプション設定で追加可能。

 「軽キャンパーがいっぱい! 中編」はこちら

ジャパンキャンピングカーショー2019関連記事

この記事をシェア

  

Campaign

応募はこちら!(12月1日まで)
応募はこちら!(12月1日まで)