軽キャンパーがいっぱい!前編【ジャパンキャンピングカーショー2019】(6)
2月1日から3日まで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2019」(幕張メッセ)。レポート第6弾から3回にわたり、大人気の軽キャンパーを紹介する。前編は、ATV群馬の1車種とオートワンの1車種、そして岡モータースの3車種の合計5車種をピックアップした。
米国のスクールバスのようなデザインがオシャレな「ブギーライダー」(ATV群馬)
ATV群馬(高崎市)はキャンピングカーを2車種出展し、そのうちの1車種が軽キャンパーだった。「ブギーライダー」は日産の軽ワゴン/バン「NV100クリッパー」(スズキから「エブリイ」をOEM供給)をベースとしており、フロントフェイスを大きく変更。米国のスクールバスのようなオシャレなデザインとなっており、女性人気も高そうである。乗車定員2名、就寝定員2名。展示車両の価格は、299万6000円(税別)。
軽キャンパー入門用「ピッコロキャンパープラス」(オートワン)
ペットとの旅行を考慮した「愛犬くん」(※1)や、釣りやカヌーなど水系のアウトドアでの利用を考慮した「Turerunder(ツレルンダー)」(※2)などと共にオートワン(神奈川)が出展した軽キャンパーが、「ピッコロキャンパープラス」のニューモデルだ。同車はキャンピングカーの入門用という位置付けで、シンプルな標準装備となっている点が特徴。それだけ車両価格も抑えられており、標準装備の車両だと149万6297円(税別)だ。スズキ「エブリイ」ベースで、乗車定員4名、就寝定員2名。
岡モータースは「ミニチュアクルーズ」シリーズ最新モデル2019年式など3車種を出展!
岡モータース(香川県)は、4台の軽キャンパーを出展した。そのうちの1台は、リポート記事その2『軽キャンパー市場に新風! ホンダ「N-VAN」が大人気』でお届けした、「Miniature Shimauzer(ミニチュア・シマウザー)」。ここで紹介するのは、スズキ「エブリイ」もしくはそのOEM車をベースにした「ミニチュアクルーズ」2019年式、「ミニチュアクルーズ COZY」、「ミニチュアクルーズ SV」のシリーズ3車種。すべて乗車定員は4名、就寝定員は2名だ。
シリーズのスタンダードモデルである「ミニチュアクルーズ」の最新2019年式は、10Lずつの給排水タンク、冷水シャワー、85Ahのサブバッテリー、常設ベッド、収納庫などを標準装備。シリーズで最も標準装備が充実した内容となっている。展示車両は複数のオプション装備が追加されており、車両価格は238万7750円(税別)。
夫婦などのふたり旅だけでなく、ひとりでの利用も考慮されているのが「ミニチュアクルーズ COZY」。シリーズ初の吊り下げタイプキャビネットを採用し、クラス最大級のベッドスペースが特徴だ。常設ベッドやキャビネットのほかには、105Ahのサブバッテリーが標準装備。10Lの給排水タンクや、電子レンジ、冷水シャワー、サイドオーニングなどはオプション設定となっている。展示車両の価格は遮光カーテンや外部100V入力などのオプションを追加して、295万1000円(税別)。
「ミニチュアクルーズ SV」はルーフに220Wソーラーパネルを搭載しているほか、85Ahのサブバッテリーを2個搭載するなど、電化製品の使用を考慮したタイプ。しかも、ソーラーパネルからの充電はサブバッテリーだけでなく、エンジン始動用のメインバッテリーにも適正電圧で行えるよう設計されている。展示車両の価格は276万9000円(税別)。
「軽キャンパーがいっぱい! 中編」はこちら。