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最終更新日:2018.12.13 公開日:2018.12.13

ナンバープレートに使われないひらがな知ってる?

ソニー損害保険株式会社がインターネットリサーチした「全国カーライフ実態調査」が発表された。その中からドライバーが意外と知らなかった車に関する知識についての調査をピックアップして紹介する。

レンタカーのナンバープレートでは「わ」「れ」が使われている。

 ソニー損害保険株式会社(東京都大田区)は10月19日~10月22日の4日間、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18~59歳の男女1000名に対してインターネットにおいて「全国カーライフ実態調査」を実施した。今回は、その中からドライバーが意外と知らなかった車に関する4つの話題を紹介する。

その1. ナンバープレートに「お・し・へ・ん」が使われない理由とは?

全国カーライフ実態調査」の車豆知識についての調査結果。半数を超えるドライバーが知らなかった項目を抽出。

 調査によると、車のナンバープレートのひらがなには「お・し・へ・ん」の4文字が使われていないことを「知っていた」が29.6%、「知らなかった」が70.4%。3割もの人が知っていたと捉えるべきかもしれないが、もちろんこの中には、自動車業界の従事者もいると考えると、妥当な数字と言えるのではないか。

 さて、解説であるが、ナンバープレートのひらがなは登録種別を示し、自家用や業務用、一般用、レンタカー用などそれぞれの用途によって使用できる文字が決められている。レンタカーで使われる「わ」ナンバーが代表的だ。「お・し・へ・ん」の4文字が使われない理由は次の通り。

・「お」…「あ」「す」「む」と形が似ているので見間違えを避けるため。
・「し」…「死」を連想させ、縁起が良くないため。
・「へ」…「屁」を連想させ、イメージが良くないため。
・「ん」…発音しづらいため。

 この理由に沿って考えると、「ぬ」と「め」、「ろ」と「ら」も見間違えそうだし、「く」が苦を連想させるとか、「ち」は血を連想させるのに、なぜ使われているのか疑問になる。国土交通省に問い合わせてみたところ、以前には現在の4文字以外にも使われないひらがながいくつかあったという。そして番号が足りなくなった時に、徐々に使っていき、現在の形に落ち着いたそうだ。その詳しい選定基準はわからないそうだ。

その2. 軽自動車(自家用)のナンバープレートを白色にすることができる?

 軽自動車には、自家用の場合、黄色地に黒文字のナンバープレートが使用されているが、ラグビーワールドカップの記念ナンバープレートや2020年東京オリンピック・パラリンピックの記念ナンバープレートに申し込むことで、軽自動車でも白地に緑文字のナンバープレートを付けることができる。つまり、軽自動車でも、白色のナンバープレートを掲げることができるわけだ。このテクニックを「知っていた」は44.7%、「知らなかった」は55.3%となっている。

軽自動車を運転しているドライバーの方が、軽自動車のナンバープレートを白色にできることを知っている率が高い。

 また上グラフで、運転している車のボディタイプ別にみると、軽自動車を運転しているドライバーの方が、軽自動車以外を運転しているドライバーより知っている割合が7.1ポイント高く、やはり自分の運転する車についての情報を意識的に取り入れていると考えられる。

その3. 燃料計の給油機マーク横の三角は何のため?

 メーターパネルにある燃料計の給油機マーク横に表示されている三角マークは、給油口が左右どちらにあるかを示している。これについては「知っていた」49.2%、「知らなかった」が50.8%で、両者が拮抗する結果となっている。レンタカーなどを利用する時などは、給油口の位置が分からなくなることが多いので、覚えておくといいだろう。

その4. 高速道路で目的のICを通り過ぎたらどうする?

 高速道路で目的のICを通り過ぎたり、JCTを間違えたとき、次の料金所で係員に事情を説明することで、間違えて通行した分の追加料金なしで、目的のインターチェンジまで引き返せる「特別転回」。この制度については、「知っていた」が26.3%、「知らなかった」が73.7%と、知らなかったドライバーが多数派となっている。

 ICやJCTを間違えた際に、無理に戻ろうと逆走した車両による事故が問題となっているが、この制度を知っていれば、自分が間違えた際もあわてずに対応することができるので、ぜひ知っておきたい(料金所の構造や判断によっては特別転回ができない場合もある)。

 話のネタになるトリビアから、普段のカーライフで役立つこと、高速道路の制度までさまざまな知識を半数以上のドライバーが知らなかった。特別展開については、JAF公式サイト「クルマ何でも質問箱」(特別転回の解説ページが別窓で開きます)でも紹介しており、人気コンテンツの1つとなっているのでチェックしてみてはいかがだろうか。

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