11/17・18、世界限定10台のハイパーカー「アポロ IE」が鈴鹿で日本初走行
アポロ・アウトモビーリ「アポロ IE」。そのまま、スーパーGTなどのレースに出られそうな市販車離れした攻撃的なトゲトゲしいエクステリアが特徴的。画像提供:鈴鹿サーキット
11月17日(土)・18日(日)に鈴鹿サーキットで開催される、ヒストリック系モータースポーツイベント「RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2018」。今年は、日本はもちろん東アジア初開催となるヒストリックF1マシンによるレース「マスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1・イン・ジャパン」が目玉だ(別記事『鈴鹿サーキットで11/17・18に開催の「RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE」。今年の目玉は「マスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1・イン・ジャパン」!』に詳報)。
そこに、日本初上陸の世界10台限定生産の”ハイパーカー”がデモ走行を行うことが追加発表された。アポロ・アウトモビーリ「アポロ IE」だ。IEとはイタリア語の”Intensa Emozione”の略で、直訳すると「強烈な感情」となる。
「アポロ IE」とはどんなクルマ?
「アポロIE」のリアクォータービュー。リアウイングの存在感がすごく、レーシングカーよりもインパクトがあるほど。画像提供:鈴鹿サーキット
スーパーカーといえども、ハイブリッド化するなどして環境性能を求められる時代に、最高出力780馬力を叩き出す排気量6.3Lの自然吸気(NA)V12エンジンを搭載。カーボンモノコック・シャシーを採用したことで車重はわずか1250kgに抑えられており、結果、パワー・ウェイト・レシオ(※1)は1.6。最高速度は時速333km、時速0→100kmの加速性能は2.7秒と発表されている。スーパーカーの1つ上の”ハイパーカー”にくくられるのが「アポロ IE」なのだ。
※1 パワー・ウェイト・レシオ:車重を出力で割った値で、そのクルマの運動性能、中でも加速性能のよさを表す数値。値が小さいほど運動性能が高い。
アポロ・アウトモビーリの主催者で、香港の実業家出身のノーマン・チョイ氏。エキゾーストノートの究極的な快音を目指すため、ターボも採用せずにあくまでもNAにこだわり、その代わりに6.3Lという大排気量エンジンを採用。「単なる数値的な速さを追い求めるのではなく、あくまでも乗り手を心の奥底から興奮させる、真の刺激を表現したかった」という。「RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE」では、そんなハイパーカーの走りも注目となっている。
2018年11月15日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)