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最終更新日:2017.02.09 公開日:2017.02.09

【写真】日産「スカイライン GTS25」R32型はGT-Rだけじゃない! 

2016年は日産・プリンスの合併50周年ということで、同年8月から17年1月いっぱいまで、日産グローバル本社ギャラリーの一角で特別展が行われた。ここでは、トリとして展示された1台である「4ドア スポーツセダン GTS25 Type X・G」を紹介する。

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「スカイライン」の8代目R32型の中にラインナップされた「4ドア スポーツセダン GTS25 Type X・G」。

 特別展は、プリンス時代のクルマおよび、合併後に元プリンスの技術者たちによって開発された日産車など、プリンス系のクルマを18車種、入れ替えながら展示するという内容だった。そのトリとして1月9日から31日まで展示されたのが、プリンス時代から現在の13代目まで60年の歴史を有する「スカイライン」の内、1983年登場の6代目(KDR30型)「ハードトップ 2000 ターボRS」(ターボRS)と、93年登場の8代目(R32型)「4ドア スポーツセダン GTS25 Type X・G」(GTS25)だった。「ターボRS」に続き、「GTS25」を紹介する。

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GTS25を正面から。7代目のR31型と比べると、セダンやハードトップもかなりスポーティなイメージとなった。

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続いてR32型スカイラインの特徴を紹介!

R32型スカイラインは3代目GT-Rが大人気に

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R32型というと、大成功した3代目GT-Rの無骨で迫力のあるイメージが強い。R32型のセダンやハードトップには、さすがにGT-Rほどの無骨さはないが、全体的にシャープで速そうなイメージがある。

 8代目となるR32型「スカイライン」は、平成に元号が変わった1989年5月にデビューし、93年まで生産された。

 80~90年代からのクルマ好きにとってR32型といえば、やはりなんといっても3代目GT-Rだろう。

 4代目のC110型(72年から77年まで生産)、いわゆる「ケンメリ」にラインナップされた2代目GT-R以来16年ぶりに復活し、レースシーンで無敵ともいえる活躍を見せたことから、大人気となった(ご存じの方も多いだろうが、GT-Rは、98年から01年まで生産された10代目のR34型まではスカイラインの最上位グレードだった)。

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GTS25を後方から。リヤスポイラーもあり、セダンであることを忘れるほど速さを感じられるイメージ。

R32型は先代から変わってスポーティに回帰

 R32型のGT-R以外では、ボディはピラードハードトップスタイルの4ドアセダンと2ドアクーペの2種類がラインナップされた。先代のR31型(85年から89年まで生産)からボディのダウンサイジングが行われて50kgもの軽量化に成功し、デザインも完全に刷新してR31型よりもやや小型となった。

 また、サスペンションには新開発のマルチリンク方式が採用され、GT-Rだけでなく、セダンやハードトップも高い運動性能を実現。外見も走りもスポーティなスカイラインに回帰したことも、人気の理由となった。

 91年のマイナーチェンジで、2500ccの新型エンジン「RB25DE型」を搭載した「GTS25」というグレードが追加。展示車両の「4ドア スポーツセダン GTS25 Type X・G」はその系譜で、9代目のR33型にバトンタッチする直前、R32型にとっては最終年となる93年に登場した。

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GTS25を側面から。奥に見える赤い車両は、6代目のR30型スカイラインの1台、「ハードトップ 2000 ターボRS」。

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GTS25のスペックを紹介!

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テールランプはスカイラインとして受け継がれている丸いデザイン。

 

【スペック】
全長×全幅×全高:4580×1695×1340mm
ホイールベース:2615mm
トレッド:1460mm(前後共)
車両重量:1340kg
サスペンション:マルチリンク(前後共)
ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(前後共)
タイヤ:205/60R15(前後共)

 

【エンジンスペック】
エンジン型式:RB25DE型(直列6気筒DOHC)
総排気量:2498cc
最高出力:180ps(132.3kW)/6000rpm
最大トルク:23.0kgm(225.6N・m)/5200rpm

2017年2月9日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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