ヤマハの超精密ペーパークラフト
ペーパークラフトには見えない精巧さ! 超精密シリーズ最強難易度の「YZF-R1M」。
同社は約20年前から、「作る感動を提供したい」という想いのもと、ペーパークラフトデザイナーの向山信孝氏がデザインした多彩な70作品を、Webサイト上で無料公開中だ。シリーズは以下の通り。
●世界の希少動物(29作)
●日本の希少動物(7作)
●日本の情景(4作)
●THE SEASONS(10作)
●飛び出すグリーティングカード(9作)
●精密シリーズ(10作)
●モータースポーツワールド(2作)
中でも驚異的なのが、精密シリーズのさらに上を行く難易度を誇り、パーツ総数が1000点近くになるものもあるという、同社のバイクを題材にした「超精密」シリーズの3作品だ。完成させると40cm以上のサイズとなり、しかもバイクの再現度がその名の通り超精密きわまるというペーパークラフトだ。もはや芸術品の域に達しており、世界中のファンの創作意欲を刺激している。
そのラインナップは、同社のスーパースポーツのフラッグシップモデル「YZF-R1M」、1700ccの大型バイク「VMAX」、同じく1700ccで欧州向けにかつて販売されていた「MT-01」の3種類だ。総パーツ数と全長は、YZF-R1Mが914点で約41cm、VMAXが771点で約44cm、MT-01が538点で約40cm。もはやペーパークラフトの範疇を超えているといいっていいレベルである。
今回の「作るヨロコビ応援キャンペーン」は、その超精密シリーズ3作のパーツシートを専用紙にカラー印刷し、組み立て説明書と共にそれぞれ100名ずつ、合計300名に提供しようというものだ。専用紙は、高級紙の代名詞的存在であるケント紙の1種で、環境対応用紙の「北雪(ほくせつ)ケント(135kg)」だ。
なにしろ、YZF-R1Mになると、ケント紙のような厚紙の用紙を使ってA4サイズで54枚も印刷する必要があり、用紙代にインク代に印刷時間と、挑戦したくても印刷するだけでも大変! というスペック。それを一式送ってもらえるのだから、挑戦するにはまたとないチャンスである。
YZF-R1Mの後方から。遠目に見ると実車と間違えてしまいそうな完成度。
下から見ても徹底的な作り込み。もう、脱帽するしかない。
応募方法は応募フォームにて送付宛先を記載、希望作品を選択の上、動画を視聴してクイズに解答するだけ。正解者の中から300名に発送され、手元に届くのは7月中旬を予定している。応募フォームは日本語版と英語版の2種類が用意されている。
また、これだけの芸術作品を見事完成させることができたら、やはり誰かに見てもらいたくなるもの。そんな人たちのため、完成したペーパークラフトを共有できる「ヤマハ発動機 みんなのペーパークラフト・ギャラリー」のコーナーも用意されている。
ヤマハのペーパークラフトシリーズの画像を投稿可能で、すでに世界中から力作が多数投稿されている。あなたもクイズに答えて超精密シリーズをゲットし、ぜひ魂を込めた1作を世界中に披露しよう。
この超精細なパーツをすべて作り切るには相当の集中力と時間が必要なのはいうまでもない。
2016年7月1日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)