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キャンピングカーで全国へ。古舘佑太郎が投げ銭ライブの旅で見つけたもの——「歌を積んで、旅に出る。」キャンピングカーで47都道府県へ #02
Lifestyle

公開日:2026.10.29

キャンピングカーで全国へ。古舘佑太郎が投げ銭ライブの旅で見つけたもの——「歌を積んで、旅に出る。」キャンピングカーで47都道府県へ #02

YUTARO FURUTACHI 47都道府県弾き語り“投げ銭”ツアー

北海道から始まった、投げ銭ライブで47都道府県をめぐる旅。先の見えない不安を抱えながらも、歌い続ける古舘佑太郎を支えてくれたのは、各地で出会った人々の温かさだった。食事や寝床、何気ないひと言。旅先でもらった数えきれない恩を胸に、今日も彼は歌い続ける。

文=古舘佑太郎

写真=室井泉海

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北の大地で始まった、怒涛のライブツアー

仙台港から出航する「太平洋フェリー」にキャンピングカーごと乗船して、僕は北の歓楽街・北海道すすきのを目指す。苫小牧港に着岸して道央自動車道を走り出したとき、「いよいよ始まったか……」と心の中でつぶやいた。ワクワク感はなかった。

“投げ銭”ツアーなんて成立するだろうか? お客が来てくれるだろうか? この旅に出てよかったと思えるだろうか? 不安ばかり頭によぎる。

僕はそもそも車中泊すら経験したことがない。それなのに、いきなりキャンピングカーで全国47都道府県を巡る弾き語りツアーに出ようというのだから不安にもなる。

もらった恩は、歌で返していく

ライブ会場の方々にも大変お世話になった。

北海道札幌市のアメリカンレストランバーのご夫婦にいただいた無農薬の葡萄は、スーパーで売ってる果物とは違い、甘酸っぱくて深い味がした。

青森県八戸市のレゲェバーのマスターにいただいた地元産のリンゴジュースは、果実に丸ごと齧り付いたかのようなジューシーさで驚いた。

秋田県横手市のお寺のご家族にご馳走してもらった「きりたんぽ鍋」は最高すぎた。

山形市のレコードバーでは、店主のお母さんが漬けた紫蘇ジュース。

新潟県上越市では、地元出身のミュージシャン・椎木くんに連れていってもらった「へぎそば」。

千葉県いすみ市のアジアン食堂で終演後にいただいたケララカレープレート。

みんな、笑顔で振る舞ってくれた。

食事だけじゃない。

「うち古民家やってて、部屋余ってるんで泊まりませんか?」

車中泊続きで疲れた僕に敷いてくれた布団の暖かさ。

「これ、あそこの温泉施設の招待券です。」

湯気の中で眺めた山間の風景。

「本番前に身体ほぐしますよ」

整骨院でライブをしたら、肩こりが治った。

振り返ると、ライブの日は必ず誰かの優しさに触れた。もらった恩が大きすぎて、どうお返しすれば等価交換になるのか、ずっと考えている。

未熟な僕にはまだ答えを見つけられていないから、今日も歌うしかないのだろう。

行く先々でいろんな方たちから“親切”を貰った。僕が返せるものは”誠意”だけだと思う。

INFORMATION
古舘佑太郎 47都道府県弾き語りツアー
期間: 2026年9月24日〜12月22日
ルート: 札幌をスタートし、キャンピングカーで南下して沖縄へ
ツアーに関する詳細はこちらから
https://yutaro-furutachi.com/2026/09/01/47tour-2/
Instagram:@yutaro_furutachi
HP:https://yutaro-furutachi.com/

 

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