クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

道路・交通最終更新日:2018.11.21 公開日:2018.11.21

11/25(日)、「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2018」開催!

毎年、富士スピードウェイにて開催されているトヨタのモータースポーツの祭典「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL」(以下、「TGRF2018」)が、11月25日(日)に開催される。入場料は無料だ。朝8時から夕方16時まで、トヨタの歴代のスポーツカーのパレードラン、WEC世界耐久選手権やスーパーGTなどの参戦車両による模擬レースやデモ走行などが多数が行われる内容となっている。

181121-03-01.jpg

2017年の様子。正面がル・マン24時間レースを含むWEC世界耐久選手権に参戦している「TS050 HYBRID」。向かって右が、WRC世界ラリー選手権に参戦している「ヤリスWRC」。左は「86」。後方はGRグレードのトヨタ車。

 トヨタのモータースポーツの祭典「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2018」(以下、「TGRF2018」)が、11月25日(日)に富士スピードウェイで開催される。入場料は無料だ。朝8時から夕方16時まで、トヨタの歴代のスポーツカーのパレードラン、WEC世界耐久選手権やスーパーGTなどの参戦車両による模擬レースやデモ走行などが多数が行われる内容となっている。

ル・マン24時間レース優勝マシンが日本初走行!

181121-03-02.jpg

2018年式「TS050 HYBRID」8号車がル・マン24時間レースでゴールした瞬間。実はこの時の8号車はこの後はレースに参戦せずにそのまま動態保存されていた。TGRF2018で、日本初走行となる。

 TOYOTA GAZOO Racingの2018年最大のトピックは、第86回ル・マン24時間レース(WEC第2戦)において念願の優勝を果たしたことだろう(別記事『【第86回ル・マン24時間レース】1秒以内の僅差での同門対決も! トヨタ苦節33年の末に念願の…!!』に詳報)。その優勝車である2018年式「TS050 HYBRID」8号車が、日本初走行となる。

 実は8号車ということなら、WEC第4戦富士6時間レースでも富士スピードウェイを走って2位に入っており、日本初走行ではない。その種明かしはというと、ル・マン24時間レースを制した8号車は激戦を戦い抜いた状態のまま一切手をつけず、動態保存してあったのだ(第3戦以降は、同じ2018年式「TS050 HYBRID」の別車両で参戦)。このため、「TGRF2018」がル・マン優勝8号車の日本初走行となるのである。

ラリーカー「ヤリスWRC」も特設SSを激走!

181121-03-03.jpg

オット・タナックがドライブする2018年式「ヤリスWRC」8号車。2018シーズン最終戦となる第13戦ラリー・オーストラリアを激走している様子。マシンが豪快にジャンプするところも、ラリーの魅力のひとつだ。タナックは今シーズン3連勝を含む4勝を挙げ、トヨタのマニファクチャラーズ王座獲得に大きく貢献した。しかし王座獲得は叶わず、選手権3位で2018年を終了した。

 WECと並んでTOYOTA GAZOO Racingが参戦している世界選手権が、WRC世界ラリー選手権だ。2018年は、ドライバーズタイトルこそ獲得ならなかったが、368点を獲得して復帰2年目でマニファクチャラーズタイトルを獲得。1999年以来のマニファクチャラーズタイトルであり、トヨタとしては通算4回目となった。

 その快挙を達成する原動力となったマシンが「ヤリスWRC」。日本では「ヴィッツ」として知られるコンパクトカーをベースとしたラリーカーだ。午前中に行われるエキジビションマッチ「TGRFラリー選手権 SS1」に参加し、レーシングコースを初めとする各所に設けられた特設スペシャル・ステージを走行。サーキットを走るレーシングカーとはまた違った、ラリーカーならではの迫力が披露される。こちらは実際に選手権を戦った1台ではなく、開発に用いられたテストカーということだ。

 また気になるのが、TGRF2018で両マシンを担当するドライバー。当日発表ということである。また両マシンに関しては、昼食時に行われるグリッドプレゼンテーションで、ファンとの記念撮影も行う予定だ。

1960年代から2010年代後半までのマシンが走行!

 このほか、1960年代に活躍したレーシングカー「トヨタ7」のメモリアルラン、24時間レースの中でも過酷さは世界一といわれる「ニュルブルクリンク24時間レース」に2007年から参戦した車両たちの凱旋走行、D1グランプリの選手たちによるドリフトパフォーマンス、スーパーフォーミュラやスーパーGTマシンの模擬レースなどが行われる。

 そうした中で唯一実際にレースが開催されるのが、「ヴィッツ」によるワンメイクレース「TGR Netz Cup Vitz Race 2018 Grand Final 決勝」だ。地区大会の優勝者たちが集結して日本一の座をかけたレースが開催される。

181121-03-04.jpg

10月6日・7日に富士スピードウェイで開催された、TGR Netz Cup Vitz Race 2018の関東シリーズ第4戦のスタート直後の様子。ナンバー付きの「ヴィッツ GR SPORT “Racing” Package」もしくは「ヴィッツ “RS Racing” 」で参戦できることから非常に人気があり、全国5地区で開催されている。関東シリーズの第4戦には、73台がエントリーした。

 冒頭で伝えたとおり、入場料は無料。ただし、駐車料金は別途必要だ(駐車料金は4輪1,600円、2輪800円)。ちなみにJR御殿場駅や小田急の開成・新松田駅から臨時バスも用意される。クルマやバイクがなくても富士スピードウェイへのアクセスは問題なく、交通費のみで楽しめるようになっている。

2018年11月21日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

トヨタのモータースポーツ関連記事

外部リンク

この記事をシェア

  

応募する

応募はこちら!(4月30日まで)
応募はこちら!(4月30日まで)