2022年12月15日 19:40 掲載
交通安全・防災 ドライブレコーダー動画のヒヤリハットで運転上手に! 第5回「冬の運転の恐怖」2選!
思わずハッとする、ヒヤリハット動画 その5
ヒヤリハットとは、あわや事故!とか、危なかった!という状況のことです。「くるくら」では、ドライブレコーダーに残された本物のヒヤリハット動画をご覧いただき、ヒヤリハットな瞬間を疑似体験してもらうことで、危険感度のアップにつなげていただきたいと考えています。体験を増やすことで危険予知の能力が向上し、必ずや事故防止に役立つはずです。今回も、当社が独自に収集したドライブレコーダー映像の中から、特に注目したい動画を紹介します。
※今回の動画再生時には音が出ます。突然大きな音になることもありますので、スピーカーの音量にはご注意ください。
カーブ先のアイスバーンで停まれない!
タイトル:「凍結路危機一髪」
投稿者:ジクリバー さん
注目再生時間 0:08ころ
投稿者コメント:山道走行中、右カーブの先が急にアイスバーンになり、まさかの事故車がその先に......ABS効きまくりでも止まらず覚悟を決めた瞬間、事故車の手前にエスケープゾーンを発見! ギリギリで衝突を回避できました。
いっしょに確認してみましょう
再生時間0:04ころです。山道の下り坂を走行中で前方に右カーブがあります。路面は濡れているように見えます。
再生時間0:06ころです。右カーブを進んでいると、前方に何かが見えてきました。陽が射していますが、まだ朝方なのか、路面は日陰となっています。
前方に見えた車両は軽トラックで、道路を塞いでいます。撮影車は減速を試みますが、車体がわずかに右に傾き、滑ってしまいます。路面が凍結しています! 分かりづらいのですが、軽トラックのドライバーが外にいて、軽トラックの後方を気にしています。
撮影車のABSが利いているようですが、減速しきれず、投稿者さんは軽トラックとの衝突も覚悟したとのことです。軽トラックのドライバーは撮影車が減速できていないことを気にしてか、少しずつ軽トラックから遠ざかっていきます。もしこのスペースに入れれば、衝突を回避できるかもしれません。
ガードレールの凹みと軽トラックの荷台から積荷が落下していることから、この軽トラックが直前に事故を起こしていたと想像できます。撮影車はイチかバチか、軽トラックの後方のスペースに向かいます。軽トラックのドライバーもその事に気が付き、咄嗟に後方へ移動し、スペースを空けました!
凍結した路面から少し角度のついた砂利道に逃れたことで、無事に停止することができました! 衝突を回避できたことで安堵し、両者は挨拶を交わしています。
この動画はそのまま28秒までで終わりますが、この後のことがとても気になりました。軽トラックはおそらくアイスバーンによってスリップし、ガードレールにぶつかってしまったのでしょう。そして、衝撃で落下した荷物を拾う間もなく、後続車である撮影車がこうして減速しきれずギリギリのスペースに滑り込んだ状況です。この後にもまた車両が来てなければいいのですが。
それにしても、ブラックアイスバーンは路面が濡れているようにしか見えないため、本当に恐ろしいですね。まずは、アイスバーンの怖さが分かる映像その1の紹介でした。
次の動画では
夜の山道で起こった恐怖を紹介
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交通安全・防災