2018年11月19日 10:06 掲載
ニュース・プラス 日本人の睡眠状況を14万人のデータから可視化。最も平均睡眠時間の少ない職業が明らかに
一般社団法人ストレスオフ・アライアンスが、大規模調査「ココロの体力測定」において「睡眠」をテーマに調査を行われ、日本人の睡眠状況が浮かび上がってきた。本調査の対象は男女合わせて計14万人。インターネット調査とはいえ、かなりの母数だ。その規模からも現代人の実相に迫った調査であると言えよう。
あなたはしっかりと睡眠時間を確保できていますか?
まずは、男女別で平均睡眠時間をチェック
平均睡眠時間 (平日休日・男女別)
男女別に平日と休日の平均睡眠時間をまとめたのがこちらの表となる。
本調査では男女共、平均睡眠時間は「6~7時間」が最も多かった。6時間以上しっかりとれている割合は半数以上という結果に。特に休日は、7割近くがしっかりとした睡眠をとっていると言っていいだろう。
20代は平日の睡眠不足を休日に補っている
平均睡眠時間 (平日休日・男女・年代別)
「平日休日」「男女別」の分類に加え「年代別」に平均睡眠時間をまとめたのがこちら。
それでは、睡眠時間を年代別に見てみよう。20~50代男性の平日の睡眠時間は「5時間未満」が20%を超える(A)。20代男性は、休日も約20%が「5時間未満」と短い傾向。女性の平日の睡眠時間「5時間未満」は、50代が16.2%と最も高く、40代、20代と続く(B)。また男女とも20代は、休日には「8時間以上」睡眠の割合が高い傾向(C)。休みの日に多く寝ることで、平日の睡眠不足を補っているようだ。
睡眠にまつわる行動を調べてみると
睡眠関連行動(男女・年代別)
▼左が男性、右が女性。男女・年代別に、睡眠の質に関わるとされる行動についてヒアリングした結果。
次に睡眠の質に関する調査の結果を見てみたい。若い人ほど「寝つきが悪い」「朝がつらい」という傾向があるが、本調査でも男女とも20・30代の「朝から疲れている」割合が非常に高い(A)。また、ブルーライトが睡眠導入を妨げると言われることから、寝る前は避けるべきとされている「ベッドに入る直前のスマホ操作」。これについては、男女とも20~50代で50%以上となっており、男性20・30代では6割、女性20代では8割を超える人たちが行っている(B)。また、男性20代は「昼夜逆転の生活」割合が他の年代、女性よりも高く20%を超えている(C)。若い年代ほど、不摂生をしていたり生活のリズムが乱れている人が多いと言えそうだ。
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睡眠時間が少ない人の多い職業は?
ワーストランキングを発表。
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