JTB時刻表、創刊91年の歴史で初となる鉄道マンガを掲載!
今やスマホやPCなどで利用できる、無料の乗り換え案内アプリが全盛を占めているが、かつて電車で旅行する時は、時刻表を利用するのが当たり前だった。
まして、青春18キップを利用するような、各駅停車を乗り継ぐような鉄道旅行などでは、どこの駅でどこ行きに乗り換えて、というスケジュールを時刻表に首っ引きになって決めたものである。利用した記憶をお持ちの方も多いことだろう。
そんな時刻表の中で、1925(大正14)年に刊行され、2016年4月号でなんと創刊91年を迎えた最古の時刻表がJTBパブリッシングの「JTB時刻表」だ(税別1095円)。
その長い歴史の中で初めてという斬新な企画が、11月19日(土)発売の2016年12月号にて実現する。なんと、講談社のマンガ雑誌「週刊モーニング」との『相互乗り入れ』ということで、マンガ初掲載となるのだ!
あの鉄道が題材のマンガがJTB時刻表に!
JTB時刻表12月号に掲載されるのは、藤本正二氏によって週刊モーニングおよびスマホアプリ「週刊Dモーニング」で月1ペースで連載されている、第67回ちばてつや賞一般部門入選作品「終電ちゃん」だ(現在コミックスは2巻まで発売中)。
各路線の終電を擬人化して主人公としたマンガで、例えばモーニング公式サイトでサンプルとして読める話では、東京~高尾間をつなぐJR中央線の終電ちゃんが登場(そのほか、JRでは山手線と大阪環状線、私鉄では小田急線などがこれまでに登場している)。
終電ちゃんたちは見た目は一見すると少女で、中央線の終電ちゃんもかなり小柄で見た目が幼女なのだが、終電として長い間終電の利用者たちを見届けてきた(面倒を見てやってきた)という設定で、そんな時を超越した存在と人々との涙腺の緩むヒューマンドラマが展開する。
JTB時刻表12月号に掲載される「終電ちゃん」は16ページのオリジナルストーリーだ。これまで登場した終電ちゃんが活躍するのか、別の路線の終電ちゃんが登場するのかは読んでのお楽しみだ。
「終電ちゃん」の既刊コミックスの表紙。左はJR中央線、右はJR山手線。どちらも税別570円。(c) 藤本正二/講談社
終電ちゃんの大みそかを舞台にしたストーリーも近日掲載!
気になる終電ちゃんの動きに関しては、週刊モーニングでの12月8日(木)発売の2017年2・3合併号にて、大みそかを舞台にしたストーリーが掲載。また相互乗り入れということで、週刊モーニング11月17日(木)発売2016年51号(税別315円)では、JTB時刻表の告知が行われる。
そのほか、終電ちゃんの著者の藤本氏と、時刻表の編集長の大内学氏による、「終電」をキーワードにしたトークショーが、11月29日(火)20時から東京・神保町の大型書店のひとつ、書泉グランデの7階イベントスペースで実施される。
無料整理券は、同書店並びに秋葉原にある姉妹店の書泉ブックタワーの店頭で配布され、先着50名だ。配布は11月17日(木)から開始される。
会場で時刻表12月号もしくは終電ちゃんのコミックスのいずれかを購入した人には、記念オリジナルイラストグッズがもらえる。またトークショーの司会は、鉄子として知られるフリーアナウンサーの久野知美さんが担当の予定だ。
JTB12月号・1月号は「大みそかの終夜運転状況」を紹介
なお、JTB時刻表12月号と続く1月号では、毎年初詣や初日の出の外出のために首都圏と関西圏を中心とした大みそかの終夜運転状況が紹介される。まさに、リアルな終電ちゃんのちょっとした特集となっているわけだ。
そして表紙と7ページの巻頭特集は、創立110周年を迎え、JTB時刻表には初登場となる「京阪電車」となっている。
JTB時刻表の表紙に初登場となる、京阪電車。「ハトマーク」でおなじみの8000 系車両だ。
2016年11月16日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)
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