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クルマ最終更新日:2018.01.05 公開日:2018.01.05

【クルマ解体新書】カットモデル de クイズ! 第2弾は超難問、わかるかな?

 クルマは現代の技術を結集させた、工芸品ともいうべき機械。その中身は精巧なメカニズムの数々が、整然とレイアウトされているのだが、それはなかなか目にすることはできない。そうしたメカニズムの数々を見やすくしたのが、カットモデルである。そんなカットモデルから車名を当てるクイズ形式の記事第2弾! 今回も最後の問題の答えは後日発表なので、その前に正解がわかった人は、ツイッターで「#くるナンデス」のハッシュタグをつけて解答をつぶやき、クルマ好きの凄さをみせてほしい。

まずはちょっと特徴的な1台!

 最初は、一般的なクルマとはかなり構造が異なる、一風変わったプラットフォームを紹介。特徴的な1台ではあるが、生産数がそう多くないレアなクルマのため、その点ではやや難しめか? それにしても、まるでこのまま走り出せそうな雰囲気のプラットフォームはいったい…?

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プラットフォームそのものが完成車のような雰囲気で、このままバギーとして走れそうなほど。それは、つまりどういうこと?

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2シーターでしかも「RECARO」製のバケットシートということは、走りを追求したスポーツカー…?

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このパワートレインはいったい…? とてもガソリンエンジンとは思えない。ということはつまり?

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このクルマの答えは2ページ目で!

答えは、GLMのEVスポーツカー「トミーカイラZZ」

 京都大学発のベンチャーであるGLMが、日本初の量産EVスポーツカーとして独自開発し、現在も販売中である「トミーカイラZZ」。同車の特徴は、プラットフォームだけでそのまま走れる設計となっていることで、カウルを被せる方式だ。そのため、まるでプラットフォームだけで走れそうな雰囲気があったのである。同車の動画もある同乗試乗をレポートした記事はこちら(新しいタブが開きます)。

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EVはモーターのトルクが大きいので、スタートダッシュが強烈。「トミーカイラZZ」もその例に漏れない。ただし、トップスピードは現在のところガソリン車の方がかなり上で、トミーカイラZZもそれほど高くなく、時速180kmとなっている。

続いてはとてもわかりやすい1台!

 2問目もレアな1台ではあるが、ヒントが盛りだくさんの、ほかのクルマではまず装備されてない特徴的な機構を持った1台。難易度は低め。

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前方から。フロントにラジエターがあるということは、FF? でも、あの黄色いパーツはタンクにしか見えないけど…?

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タンクはふたつもある? その上には何やら重要そうなハコ状のコンポーネントが…? カットモデル用に設けられた発光機能のある模擬ケーブルが前方の装置からそのコンポーネントにつながっている理由は…?

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タンクらしきパーツのアップ。普通のクルマにこんな円柱状のタンクなんてあった? それもふたつも?

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このクルマの答えは2ページ目で!

答えは、トヨタのFCV「MIRAI」!

 タンクが大きなヒントで、水素の高圧貯蔵タンクである。水素を燃料とするクルマといえば、燃料電池車ということで、ほぼ絞ることができ、トヨタ「MIRAI」は有力候補として浮かんだ方も多いのではないだろうか? 同車に同乗試乗した際の動画を掲載した記事はこちら

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トヨタ「MIRAI」。燃料電池車は「電池」とつくだけあって、バッテリー駆動のようなイメージだが、正確には燃料(MIRAIは水素)で発電して走る仕組みだ。前ページのプラットフォームはMEGA WEBにて撮影。実車は、「2017ジャパンEVラリー」の試乗会で撮影した。

「MIRAI」のカットモデルはほかにも!

 「MIRAI」のカットモデルは複数製作されており、外装を残しているタイプもある。なお、下の画像のボディーカラーが「ツートン ホワイトパールクリスタルシャイン」のカットモデルのほか、「MIRAI」のイメージカラーである青系の「ツートーン ピュアブルーメタリック」版もある(再塗装された可能性もあり)。

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「MIRAI」は12色のボディーカラーが用意されており、こちらのカットモデルは白系の「ツートン ホワイトパールクリスタルシャイン」。外装が残っているため、今回の出題には使用しなかった。スマートコミュニティJapan 2016にて撮影。

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「MIRAI」カットモデルを後方から。外装が残っていると、どのように各種機器が収められているのかがわかりやすい。

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最後は読者の皆さんに難問を出題!

このクルマ、なーんだ? 答えがわかった人はつぶやいてみて!

 さて最後は、こちらの1台。正解のわかった方は、最後に「#くるナンデス」とハッシュタグを入れて解答の車名をつぶやいて下さいね!

 この1台はヒントらしいヒントがあまりなく、このプラットフォームの実物を見たか、かつて当サイトの「ニュース・プラス」でその展示会のレポート記事を読んでいただいた方以外はわからないのではないかという、難易度が高めの1台。当てられた人はすごい!

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フレームの形状は、これまた近年の高性能なコンピューターの高い計算力を利用した緻密な設計であることがわかる複雑さ。エンジンはフロントに搭載されるものと思われるが、今回は搭載されていない。それから、大きなヒントがあるので、プラットフォーム以外もよく見てほしい! なお、フレームの色が鮮やかなのは、展示用のため。

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どうやら、5人乗りのセダンらしい…? これまた左ハンドルなのは、海外仕様でカットモデルを製作したから。カットモデルは海外仕様で作られることが多いようだ。

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プラットフォームが斜めに傾けてあるのは、底面もミラーで見えるようにしてあるため。フロント部分からリアへとつながるプロペラシャフトらしきパーツが見えるということは、4輪駆動車…?

 さて、何のクルマ? 回答編は別記事「【クルマ解体新書】 カットモデル de クイズ! 第1弾&第2弾の解答編!!」で!

 「カットモデル de クイズ」の第1弾はこちら

2018年1月5日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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