レトロモビル会場で。MGが100年を記念したのとは別に、雑誌『ヤングタイマー』のブースも1990〜2000年代までの、中国系になる前夜のMGを特集した。これは2002-05年まで造られた「MG TF」。後年には中国に国を変えて生産された。
第2パビリオンに向かう通路から第1パビリオンを見下ろす。レトロモビルは、ヨーロッパの古典車ファンにとって、新年挨拶会のようなものでもある。
ルノーは歴代スピード記録車と、1934年の航空機レプリカを展示した。手前の1956年「ルノー・リファール・タンク」は、チューブラーフレームこそオリジナルだが、エンジンなどの機構は大衆車4CVのものが用いられている。
ルノー「5エレクトリック」の樹脂製モデル。
VWによるゴルフ50周年記念展示。
ポルシェはターボ・モデルの半世紀をアピールした。左は1975年「930ターボ」、右は1977年「935ターボ」。
「MGの100年」展示から。今回、レトロモビル全体のポスターにも取り上げられた「MG EX181」。1959年に410km/hの最高速を記録した。
MGが歴代オープンモデルとともに展示した「MGサイバースター」。
セバスティアン・ローブは、2025年ダカールで操縦を予定している「ダチア・サンドライダー」への高い評価を語った。
ダカールの思い出について語るジャッキー・イクス。
「PX33」は、「パジェロ」をベースに1930年代における三菱車をイメージしたもの。1991年パリ-ダカールにおいて30位で完走した。
レトロモビル開催中を知らせるゲートの看板。メッセ内では、往年のフランス人ロックスター、ジョニー・アリデイの回顧展も開かれていた。両イベントのおかげで、おじさんのパラダイス状態だ。
1981年「シトロエンLNA」。「プラチナ・ブルー」と名付けられた車体色をまとう。エンジンは「2CV」から流用した空冷水平対向2気筒652ccエンジンを搭載する。
シトロエンLNAとオーナーのウッディー・シェットカットさん。普段は映画用の歴史車両コーディネイターとして働いている。
1本スポークのステアリングや、藤張りの椅子をイメージした座面に注目。
LN/LNAは、10年間で35万3383台が生産された。レトロモビル初日は22時まで夜間開館。クルマの向こうでは、シトロエン系クラブのメンバーたちによって宴が始まっている。
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