通勤者向けに設置する場合、駐車場に最大80台までの同時接続、20台までの同時充電が可能。従業員が勤務中にEVの充電を行い、通勤車両におけるCO2削減を実現できる。これにより、従業員は自宅に充電器がなくてもEVを導入することも可能になる。
マルチポートEVチャージャは1台の電源部に最大20ポートのスタンドが接続でき、複数のEVを同時に接続・充電することで、充電待ち行列の解消につながる。さらに、最大合計出力500kWまで対応可能で、今後増加が見込まれる大容量バッテリーEV、大型商業EVの急速充電ニーズにも対応可。
マルチポートEVチャージャはV2Xに対応し、EVを分散型電力源として利用できる。さらに、大容量を生かし、最大電力消費時間帯の使用量を削減するピークカットや、蓄電した電気を使用量の多い時間帯に放電して最大需要電力を抑えるピークシフトなどにも活用できる。EVを蓄電池として活用することで、事業所のエネルギーマネジメントに役立つ。
写真左がマルチポートEVチャージャ本体で、250kW/500kWの2機種が用意されている。写真右は本製品の屋外設置用パッケージ。
本体に接続する利用者向けの端末は、駐車場の広さや環境に合わせて機器を選択できる。
日立IPの大容量マルチポートEVチャージャは日中次世代の充電規格CHAdeMO3.0(ChaoJi2)に準拠した急速充電コネクタ搭載の急速充電器。1台の電源部に最大20ポートのスタンド(利用者端末)を同時に接続・充電でき、従来製品では対応していなかった超急速充電やV2Xが可能。
大容量マルチポートEVチャージャ。写真=日立インダストリアルプロダクツ
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