延長75.8kmの長野道は北陸・首都・中京圏の高速道路を繋ぐ役割を持っている。資料=NEXCO東日本・NEXCO中日本
長野道の年表「長野自動車道と沿線地域のあゆみ」
長野道整備における生産額変化額の推移(1993年から2022年まで)。※道路整備による地域間の所要時間の短縮などによる企業の生産性向上などの経済活動の関係をモデル化し、道路整備あり・なしの場合の差を算出したもの。※山梨大学大学院武藤慎一教授監修のもと、空間的応用一般均衡モデルと呼ばれる地域間の道路整備が交易を活性化させることで生じるマクロ経済的な効果を計測することを目的に開発されたモデルを使用し算出。※民間企業資本ストックの2015年比を乗じることで30年間の生産額を算出
長野道の通行台数と長野県内総生産の推移。内閣統計表 県民経済計算における長野県の数値は2023年の5月末に更新される予定。
長野道を通る、2019年度の長野県発の高速バス路線
長野道を利用する長距離バスの本数は、1990年度から2019年度にかけて、1日あたり約1.5倍まで増加している。
(画像右)1990年から2015年にかけての沿線市町村間の通勤流動量では、松本市ー塩尻市間が4
874人、安曇野市ー松本市間が3
063人、長野市ー千曲市間が2
852人の順で通勤者の往来が増えた。北信ー中信地域間の通勤者も、従来より2倍近く増加している。
現在実施中の工事については、安曇野IC~麻績(おみ)ICの中間に新しくETC専用IC「筑北(ちくほく)スマートIC」、松本糸魚川連絡道路と接続する「安曇野北IC」、中部縦貫道と接続する「松本JCT」の3か所が新設予定だ。また、一本松トンネル、鎖川橋、岡谷高架橋の3か所ではリニューアル工事が行われている。
(写真左)橋梁リニューアルの工事例と、(写真右)トンネルリニューアルの工事例。
(画像左)車窓から見える美しい景色の中に、長野道を代表する雪山、棚田「田毎の月」をイメージした全線開通30周年の記念ロゴマーク。(画像右)NEXCO中日本オリジナルキャラクター「みちまるくん」。
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