車室ごとに設置したQRコードを読み込むキャッシュレスタイプでは、決済が完了するとアームが下がり、入庫できるようになる。出庫後は自動でアームが上がる仕様だ。写真=林テレンプ
入庫はスマートフォンによる操作か、その場でキャッシュレス決済、または管理者が遠隔操作でアームを下げて行える。
オートスタンドのサイズは幅435mm、奥行346mm、高さ87mmで、重量は本体が7.9kgとコンパクト。個々の端末にバッテリーが内蔵されており、バッテリーは端末のカバーを外せば取り出すことが可能。
設置は強力な両面テープで端末を地面に固定する仕様だ。大がかりな工具や工事も不要で、初期コスト削減に大きく貢献してくれるだろう。
車室ごとに設置するキャッシュレス決済用の看板も、非常にシンプル。
スマートフォンで事前に操作する運用では、時間貸しと予約制を両立させることができ、EV充電ステーションの予約などにも活用できる。パークアンドライドの一時利用や、イベント会場近くや都市部などで、先に場所取りをしておきたいというシーンでの活躍が期待できる。
車室ごとに設置したQRコードを読み込むキャッシュレスタイプでは、決済が完了するとアームが下がり、入庫できるようになる。出庫後は自動でアームが上がる仕様だ。精算機を設置しない次世代パーキングらしい利用方法ながら、不正入庫を防げるところが素晴らしい。
優先スペースやEV充電ステーションなどの不適切利用を防止する目的で、管理者による遠隔操作で制御する運用にも対応できる。利用者は駐車場に到着後、管理室へ連絡し、管理者がPCを操作することでアームを操作する。
設置事例は埼玉県八潮市にある大和ハウスパーキングの時間貸し駐車場。写真=林テレンプ
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