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最終更新日:2016.10.15 公開日:2016.10.15

番外編:(妄想の)俺専用パトカーを求めてお台場へ突撃だ!

 おいーっす! 俺だ、大間啓(おおま・けい)だ。グッズや小型家電専門のその便利さや使い勝手を実際にハコを開けて捜査を行う、芝大門署の特別捜査班、別名”芝大門バイス”のデカだ。声が小さい! もういっちょう! おいーっす!! …ごめん、一度、やってみたかったんだ。

 前回は、そうめん流し器で、ちょっとあってなぁ…。最初にレポートしたら、面白い面白いみんないってくれるんだけど、「でも、これ、アダルト過ぎますよ」ってことで、JAF MATE Parkじゃ掲載不可でさ。書き直したから、第2.5回、サブタイトルにもVer2.0をつけたってわけよ。

 まだ読んでないって人は、ぜひ『第2.5回:男(たち)の晩夏編 その2「そうめん流し器」は大人のニガ味 Ver2.0』を読んでくれよな! あと、記念すべき俺のデビュー作『第1回:男(たち)の晩夏編 その1 「大人の氷かき器」の甘いワナ』もよろしく!


 

左が第1回で、右が第2.5回。それぞれクリックしてもらえば、記事が新しいウィンドウで開くぜ。

 さて、今回だが、番外編だ! 第3回じゃないぜ。何しろ、グッズも小型家電も扱わないからな。芝大門署のアルコール飲料特別処理班、通称”炎のアルコール・レンジャー”に協力してもらう予定の第3回は、また後ほどにアップするからよ、楽しみにしていてくれ。

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今回はグッズでもなければ小型家電でもなく…!?

今回は番外編てことでクルマの話だぜ!

 今回は、クルマの話だぜ。グッズでもなければ小型家電でもないから、番外編てなわけだ。

サイレンを鳴らせば、現場に全速で急行できるぜ! でも、みんなは安全運転でよろしくな!! ちなみに、この画像は、ちゃんと購入した素材集からチョイスしたぜ!

 なぜクルマの話なのか! やっぱさー、俺もかっこいい専用のパトカーがほしいわけよ。

 大○団長は日産のS130型「フェアレディZ」ベースのス○パーZに乗ってるし、ソ○ー・ク○ケット(本当は、ファーストネームがジェームズで、○ニーはミドルネームなんだぜ)刑事は、あえて赤ではなくて白のフェラーリ「テスタロッサ」に乗ってるしな。

 ちなみに、伏せ字が多いのは、アレだ。わかりにくい人には申し訳ない。よーく見ると、○の位置がずれてるから、ちゃんとわかるってなもんだ!

やっぱり頼れるのは上司! まずは課長に相談だ!!

 人間、何か手に入れたいものがあったら、やっぱり、行動! だよな。スーパ○Zとかの特殊車両だって、○門団長の上司の木○課長が「俺が造らせた」ってさりげなーくいうんだから、うちの課長だって、造ってくれるかも知れねー! まずは相談だぜ!!

なんと、スー○ーZのレプリカ車だぜ。Ypy31さんによる撮影で、ウィキペディアに掲載されているぜ。画像はもちろんパブリックドメインだ!

「課長、折り入ってお話が」
「…(はぁ)、何ですか?」
「あれ、ちょっと、課長、キャラがブレてますよ。渋い雰囲気を出してくださいってお願いしたじゃないですか」
「なんでわざわざ…。もう、面倒くさいからやめますよ」
「え-、ダメですかね? こう、逆光をバックにシルエットで写ってる感じで…」
「そんなのどうでもいいですよ。…それで、何ですか?」
「あ、そうだ。いや、とっても重要な話なんです! 実は…、俺専用のパトカーを造ってほしいんです!! ○ーパーZみたいな特殊車両が一番いいんですけど、フェラーリ・テスタロッサでも十分です!」
「…」
「聞いてください。○門団長だってス○パーZに乗ってるし、ソ○ー・ク○ケット刑事だって、白のテスタロッサに乗ってるじゃないですか。俺もかっこいい刑事のひとりとして、専用のパトカーがほしいんです!」
 

「いい加減にしてくださいよ、もう…。あなたの脳細胞、ちゃんと数、足りてます? あなたがかっこいいかどうかは何もいいませんが、スーパーカーを配備するような日本の警察署がないことだけは断言しておきます!」

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俺は負けない! 食い下がるったら食い下がるぜ!!

なんか前振りが長いけど続く!

flickrで手に入れた、白のテスタロッサの画像だぜ。Marty Bさん、ナイスな画像をサンキュー!

「聞いてください、中古車市場で調べたら、安いのだと1000万弱なんですよ! クロ○ット刑事が乗ってたのと同じ白もあるんですよ!!」
「…」
「まぁ、スーパーZのような特殊車両は改造が大変ですからねー」
「…」
「それに、ここだけの話なんですけど、スーパ○Z、どれだけ悪党どもが銃を撃ちまくっても1発も当たらないという、バリア機能も装備してたんですよ。知ってました? さすがに、それを開発するのは大変ですからねー。なので、テスタロッサでガマンします」
 

「大変なのは、あなたの頭の中です。『常識』って言葉、聞いたことあります? …だいたい、あなたの特別捜査班にそんな予算があるわけないでしょ」

「そんなバカな!? まさか、ないっていうんですか!?」
「せいぜい1万円ですよ。あなたがひと月に使えるのは」

 なんと、俺の特別捜査班はそんなに予算が少なかったのか! でも、俺はくじけないぜ!!

コイツも素材集からチョイスしたぜ! 話とは関係のないイメージカットだ!

衝撃の月の予算1万円! 専用パトカーはいかに!?

「1万円てことは…、1000を12で割って…、毎月積み立てても、84年もかけないと1000万になりませんよ!? だいぶ先じゃないですか!」
「…何歳まで生きるんですか。…まぁ、どれだけ長生きしようが個人の自由ですが、ともかく、あなたが専用車を手に入れるとしたら、グッズ捜査の一環として、せいぜいプラモデルとかラジコンが限度ですよ」
「そんな!! だって、某社の1/24スケールのテスタロッサは、成形色がどうやら赤らしいいんですよ! やっぱり、『マ○アミ・バ○ス』と同じ白じゃないと!! エンジンもついてないし、1/24はさすがに小さ過ぎます!」

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前振りはやっと終わり…!? ちょっと冗長じゃない?

やっと本題のレアなパトカーをレポートする展開に!

「はぁ…。もう…、手間のかかる人だなぁ…。あ、そうだ、わかりました。僕の知り合いに話をしておきますから、ここに行ってみるといいですよ」
「うーむ、お台場ですか? 確かにあそこの施設にはたくさんクルマがあるのは知っていますが…。しかし、ここにパトカーがあるんですか?」
「きっと面白いパトカーを見られますから。実際に走らせるのは無理でしょうけど、運転席に座ることぐらいできると思いますよ。ちなみに、世界に1台しかないパトカーだそうですから」
「1台ウン億円のスーパーカー・パトカーですか!? それを貸してもらえるとか!?」
「そんなわけないでしょ。何はともあれ、そのパトカーのレポートをしてください。あとは得意の妄想で、いろいろと楽しめばいいでしょ?」
「少なくとも乗り込める本物なんですね? わかりましたそれでは、行ってきます! …あ、そうだ!」
「…はぁ、まだ何かあるんですか?」
「俺、パトカーだけじゃなくて、テーマ曲もほしいんですよね。やっぱりかっこいい刑事ですからねぇ…。なので、ぜひ『マイ○ミ・バイ○』のメインテーマを作曲したヤン・ハマーさんにお願いしたいんですけど、いいですか?」
 

「あー、どうぞどうぞ! ご自分の給与でしたら、いくらでもご自由に使ってもらって、高名な作曲家さんでもアーティストさんでも頼んでみてください。個人の自由ですから! ほら、さっさと行って行って!!」

 課長は、なんでテーマソングの重要性を理解してくれないんだ? 俺に、必要だろ。

 ともかく、こうして俺は世界に1台しかないというパトカーを求め、お台場に向かったのであった。

マイアミだ、マイアミの風景。『○イアミ・○イス』の舞台になった、マイアミだ。『CS○:マ○アミ』の舞台でもあるぜ。いっとくが、舞浜じゃないからな。この画像は、flickrでゲットしたぞ。Ines Hegedus-Garciaさん、サンキューだぜ!

お台場・青海地区にやって来たぜ!

 というわけで、あっという間に着いたぜ、目的地のお台場・青海地区に。おぉ! まさに青い海が目の前に! 輝く太陽もあるぜ! これであとは白い砂浜があればもう完璧。気分は、フロリダ半島最大の都市ってなもんだぜ。

 こうなってくると、何だかすごいパトカーが手に入りそうなテンションになってきたな! おい!! というわけで、目の前の目的地へ向かって一直線だぜ!

 今回訪ねるのは、どこかというと…、MEGA WEBだ! ゆりかもめ青海駅の改札を抜けて左、徒歩1~2分であっという間に到着ってなもんよ。

目的地はMEGA WEBの中核施設「トヨタ シティショウケース」だ。結構でかいぜ!

 ここでは、トヨタやレクサスブランドの現行車、トヨタがモータースポーツ活動で使用してきたレーシングカー、モーターショーで発表されたコンセプトカー、そして同社に限らず往年のヒストリックカーが展示されており、また現行車両に関しては試乗も可能だ。

 そして、モータースポーツ系を中心としたイベントも行われたりもする。要は、クルマのテーマパークだ。しかし、どうして、こんなエンタメ施設にパトカーがあるというのだ?

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MEGA WEBにいったいどんなパトカーが!?

 俺は教えられた電話番号にかける。もしかして裏の事情に通じた情報屋でも出てくるのか!? と思ったら、MEGA WEBの広報部署だった。というか、知ってて、かけたんだけど! そしてMEGA WEBの美人広報I女史が登場だぜ!

「いつもお世話になっております。今回は変な企画ですみません(笑)」
「いつもありがとうございます。今回は、どんな記事なんですか?」
「いやー、勢いだけの妄想癖のあるアホな刑事がグッズだの小型家電だのを紹介する変なコーナーなんですけどね(笑)、専用のパトカーという設定が使えそうな、ナイスなパトカーを探してまして、アレを撮影させてもらえないかと」
「そういう記事もやってるんですね(笑)」
「趣味丸出しでして(笑)」

 と中の人らしく広報さんとのリアルな話をしつつ、準備を進めていたら、開館前でもMEGA WEB館内は一部が通路として開放されているので、意外と人が通るじゃないか! ガンホルスターとサングラス程度だけど、コスプレするのが少しだけ恥ずかしいぜ!!

コイツが世界に1台だけのパトカーだ!

 というわけで、やっと本編だ! この番外編で紹介するのは、なんと、トヨタ「86」のパトカーだ! 課長との会話は長過ぎの前置きだ!!

 よく、「原稿長すぎ。こんな大作、最後まで誰も読んでくれないから、もっと短くして」っていわれるんだけどさ、長くなっちゃうの、悪いクセなんだよねぇ~。はっはっは…(ガックシ)。

これが86パトカーだ! 世界にたったの1台しかない86ベースのパトカーだぜ。

 気を取り直して簡単ながら説明させてもらうと、本来、86には白黒のツートンカラーは用意されていない。なので、この警察車両の白黒は、もちろんパトカー86ならではのオリジナル塗装だ!

 では、このパトカー86は、どこの警察に配備されているのか? もしくはされていたのか? 実はどこにも配備されたことはない。コイツは、実際に警察に配備されたことのないパトカーなのだ。

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86パトカー誕生の秘密を教えちゃうぜ!

なんと86パトカー誕生は「トミカ」にきっかけあり!

俺と86パトカーで記念撮影だぜ! お客さんが少しだけ通るから、ちょっと恥ずかしいぜ。

 では、なぜパトカー仕様の86があるのかというと、実は元々は玩具メーカーであるタカラトミーの人気シリーズ「トミカ」シリーズにきっかけがあるのだ。

 同シリーズ中に、「トミカ警察」というサブシリーズがあるのだが、その1商品として、トミカを中に10台まで収納できて、手押しで転がせる全長30cmの玩具「ビッグおかたづけパトカー トヨタ86」が2014年4月に発売された。

 そこでタカラトミーとMEGA WEBでコラボレーションし、それをモデルにMEGA WEBにある86の試乗車の内、初代86の前期型の1台をパトカー仕様にカスタマイズ。そして誕生したのが、世界に1台しかない実車版「トミカ警察 トヨタ86パトロールカー」というわけなのだ。

 86パトカーは2014年6月に発表されて、警視庁と連携して警察博物館で展示されたり、交通安全運動のイベントなどで子どもたちにアピールするために活用されたりと活躍し、今はMEGA WEBで収納・展示されているのである。

 ちなみに販売はされていないが、86パトカーのトミカも製作されており、実車版とトミカが並んで展示されたこともあった。

ビッグおかたづけパトカー トヨタ86。画像は、タカラトミーの公式サイトより抜粋。

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パトカー86の秘密に迫るぜ!

赤色回転灯とそのスイッチだけが改造部分

 ちなみに、運転席など内部は実際のパトカー仕様になっているわけではなく、ほぼ通常の86のまま。唯一、ルーフに設置された赤色回転灯(高速道路警察隊仕様)のスイッチがあるぐらい。もちろん赤色回転灯は点灯させられる。ちなみに、サイレンは鳴らせない。

この通り赤色回転灯はちゃんと点灯するぜ! 右が赤色回転灯の点灯ボタンで、86パトカーの運転席周りで、唯一改造された部分だ!

 てなわけだが、コイツでドリフトしながら、犯人を追いかけられたら、かっこいいよなぁ! でも、俺はグッズ特別捜査班だからよ、犯人を追いかけるような実際の機会はまずねーんだなぁ、これが。残念だぜ!

 でもな、俺は気に入ったから、帰りはコイツに乗ってレインボーブリッジをぶっ飛ばして、芝大門署に帰ることにする! でも、現実はゆりかもめに乗ってるから、頭の中だけの話なので、スピード違反なんて目じゃないから安心してくれ!! みんなもちゃんと現実には安全運転でよろしくな!

 それで大事なことを思い出したぜ…。俺、マニュアル車は教習所で乗って以来、もう30年近く乗ってなかったんだ! と思ったら、AT車だったから助かったぜ。

 まぁ、妄想の中の俺は、”芝大門署の白い彗星”だからよ、マニュアル車もブリバリってなもんだがな! カースタントチームからお誘いが来てもいいように、いつでも腕を磨いてるぜ!! 芝浦辺りの運河の上も、クルマでジャンプして飛び越えてみせるぜ!

実際の走行シーン風の迫力ある画像を作ってみるぜ! 左は普通に乗り込んで撮影した画像、右は、俺の使ってる画像編集ソフトで「ゆがみ効果」メニューの中から「風」を選んで、50%を2段階でかけてみたぜ! これでまるでパトカー86で激走しているように…見えねーな(笑)。

 というわけで、今回はパトカー仕様の86を紹介してみたぜ! コイツは、もう俺の頭の中だけの話だが、俺専用のパトカーだ!

 ちなみに、もっとでかいサイズで、もっと多くの86パトカーの画像を見たいって人のために、JAF MATE Parkのニュース・プラスに出張して、フォトアルバムも用意したぜ。「【フォトアルバム特別編】「開梱特捜 芝大門バイス見参!!」出張版 世界唯一の「86」パトカーをお台場に見た!」からぜひ見てやってくれ! 俺は写ってないから安心だぜ!! ちなみに、Google+のフォトアルバムを直接みたい人は、こちらだ。

 そんなこんなで番外編は終了だ! 次回こそが第3回、「死闘!! 簡易ビールサーバー! アルコール飲料特別処理班出動せよ!(仮)」だ。もしかしたら、タイトルや扱うグッズ・小型家電はいきなり変更しちまうかも知れないから、内容が予告と違っていても、突っ込んだりしないでくれよな!

 さぁ、俺専用の86パトカーで、(頭の中で)今夜は首都高をぶっ飛ばすぜ! 俺の頭の中だから、時速200kmだろうが300kmだろうが、もう余裕だぜ! 相棒は、尾藤イサオさんが吹き替えてるイケメン黒人刑事がいいよな!! 「なぁ、○コー!」。

この話に登場する警察署および部署名、並びに刑事の姓名は架空のものです。
トヨタ、MEGA WEB、86などは実在する社名、施設名、車名などです。

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