2021年08月10日 09:40 掲載
クルマ
ユーザー車検オンライン申請で簡単に。
クレジットカード決済も。22年度以降
国土交通省は、自動車検査登録(車検)時の手数料・税金をクレジットカードで決済できる「キャッシュレス化」と、車検の申請書をオンラインで作成できる「デジタル化」を推進するための基本方針を発表した。今後は2022年以降の導入に向けて必要な制度などの整備が行われる。ユーザーにはどのようなメリットがあるのだろうか?
タグ:
車検窓口に並ぶ時間の削減へ
© xiaosan - stock.adobe.com
国土交通省は、2021年7月20日に「自動車検査登録手続の窓口業務フロー見直しに向けた基本方針」を発表した。それには2022年以降に、自動車検査登録(車検)の手数料・自動車重量税をクレジットカードで決済できるようにする「キャッシュレス化」と、パソコンやスマートフォンからオンラインで、車検の申請書を作成できるサイトを導入する「デジタル化」が盛り込まれている。
現在、ユーザーが自分で運輸支局の車検場に車を持ち込んで検査を受ける際のフローは、たいてい以下のような感じだ。まず、手数料の印紙購入や自動車重量税の支払いのため各窓口に並ぶ。申請書を作成して必要な添付書類を添え、窓口に並んで提出。車検場に車で並んで検査に合格したら、新しい車検証を受け取るため窓口で待つ。このように「並ぶ」ことを繰り返すものだ。車検場が混雑する3月などは、それが長時間化しているのが現状だ。
今回の「キャッシュレス化」が推進されると、手数料と自動車税の支払いが事前登録したクレジットカードで一括決済できるようになる。つまり、手数料の印紙購入と、自動車重量税の支払いとで別々の窓口に並ばなくてよくなる。そして手元にあるパソコン・スマートフォンからオンラインで申請が可能となるので、運輸支局への来訪は車検場で検査を受けるときと、新しい車検証が交付されるときだけになる予定だ。
Category
クルマ