遊びに行くならココだ!! 夏のクルマ系イベント情報を集めてみた!2019年8月開催分
7月開催分に続いて8月開催の全国のクルマ系イベントを集めてみた。子どもが参加できるクルマ系イベント情報も併せて紹介しているので、家族で出かける際の参考にしてみてほしい。
今回は7月15日時点で公表されている、展示・体験型のクルマ系イベントの情報を集めてみた(レースは含めていない)。8月はまだ公開されている情報が少ないため、今後も施設によっては情報が追加されると思われる。お出かけの前には、各施設の公式サイトを改めてチェックしていただきたい。掲載は、以下の通りに地域別に分けて紹介しよう。
1ページ目:首都圏(1都3県)
2ページ目:北海道・東北・関東
3ページ目:中部・中国・九州
パブリックビューイングでもトヨタ・日産・ホンダの3陣営が激突!? 4か所で「スーパーGT 第5戦 FUJI GT 500mile RACE」を開催!(8月4日決勝)
8月3日(土)・4日(日)に富士スピードウェイで開催されるスーパーGT第5戦「FUJI GT 500mile RACE」。500マイル=800kmといえば、東京から広島の辺りまで到達してしまう距離。そんな長距離をドライバー2人で走りきるという、スーパーGTの中でも特に耐久レース色が強い真夏の1戦だ。4日に行われる決勝レースの模様を、トップカテゴリーのGT500クラスにワークス体制で参戦するトヨタ、日産、ホンダの3メーカーが首都圏でパブリックビューイングを行う。
トヨタのパブリックビューイングはMEGA WEBの「GRゾーン」で
会場は、MEGA WEBの中核施設トヨタ シティショウケースの1階の一角にある「GRゾーン」。同ゾーンに多数のモニターとイスを設置して行われる。整理券は8月4日(日)11時から11時30分まではトヨタ シティショウケース2階の共用通路インフォメーション付近で配布。11時30分からは会場となるGRゾーンでの配布となる。イベントの司会は安藤サオリ氏、解説は元レーサーのチャンプ★FUJITA氏。プレゼント抽選会も用意されている(要整理券)。観覧料無料だ。
日産のパブリックビューイングは銀座と横浜の2か所で
日産は、NISSAN CROSSING(銀座)と、グローバル本社ギャラリー(横浜)の2か所で行う。NISSAN CROSSINGではカフェがある2階で複数のモニターを使って行われる。グローバル本社ギャラリーでは大型モニターを使用。どちらも入館・観覧共に無料だ。
また日産本社ギャラリーのパブリック・ビューイングは「NISSAN MotorSports LIVE with Pit-FM」と題しており、CS放送Jスポーツのライブ映像を流すだけではないのが特徴。1982年から富士スピードウェイと鈴鹿サーキットの場内FM放送を担当しているモータースポーツ専門FM放送局Pit-FMのスタッフが実況と解説を行う。ちなみに第4戦のパブリックビューイング(6月30日開催)では、実況MCが木幡ケンヂ氏、解説が松田秀士氏、ゲストが貝島由美子氏という顔ぶれだった。
【日産グローバル本社ギャラリー】
開館時間:10~20時 休館日:7月はなし 入館料:無料 所在地:神奈川県横浜市西区高島1-1-1
駐車場:横浜三井ビルディング駐車場(来場者用料金割引優待サービスあり)
最寄り駅:JR/私鉄/地下鉄各線・横浜駅から徒歩7分、みなとみらい線・高島駅から徒歩5分
ホンダのパブリックビューイングはウエルカムプラザ青山で
ホンダは、東京・青山の本社1階のウエルカムプラザ青山にてパブリックビューイングを行う。レース中継のスタートは13時からの予定で、決勝レースのスタートは13時30分の予定だ。座席数は100席で、すべて自由席となっている。入館料・観覧料は無料だ。
8月も小学生を中心に子ども・青少年向けイベントが充実!「MEGA WEB」(東京・お台場)
上で紹介した4日(日)のスーパーGT第5戦のパブリック・ビューイング以外のイベントとしては、7月から引き続きの開催となるのが「トヨタのクルマづくりの歩み『トヨタ元町工場操業60周年企画展示』」。トヨタの工場で2番目の歴史を有する元町工場で生産された初代「トヨペットクラウンRS21型」や「80スープラ」、「RAV4」などが、トヨタ シティショウケース1Fと、ヒストリーガレージ2階で展示されている。また8月が近づけばさらにイベントが追加されることが予想されるので、7月下旬に公式サイトをチェックしていただきたい。
それ以外では、『小学生集まれ!自由研究の題材にぴったり「夏休みベント」』として、7月に引き続き多数のワークショップなどが用意されている。内容は以下の通りだ。特に表記がないものは小学生が対象。また、トヨタ シティショウケース2階のTOYOTA×スポーツゾーンでは、パラリンピック採用種目の「ポッチャ」を体験可能。体験した小学生には、「ポッチャまるわかりガイド」がもらえる(9月1日まで)。
この夏唯一の首都圏での開催!「トミカ博 in YOKOHAMA」(パシフィコ横浜)
見て遊んで体感できる、トミカの移動テーマパークともいうべきイベント「トミカ博」。今夏唯一首都圏で開催されるのが、パシフィコ横浜を会場とした「トミカ博 in YOKOHAMA」である。入場者全員がもらえる非売品の入場記念トミカは、スバル「WRX STI Type S トミカタウンパトロールカー」か、日野「セレガ トミカタウン観光バス」のどちらか。
そしてトミカ博のみで購入できるトミカイベントモデルは、8月3日から18日まで開催される「トミカ博 in APPI」でも販売される6車種と、新たに追加される6車種を加えて12車種。その追加の6車種は、ホンダ「シビック TYPE R」、スズキ「ジムニー」、「トミカタウン ドクターカー」、三菱「ランサーエボリューションIV」、ランボルギーニ「アヴェンタドール LP700-4」、「トミカ肉まん屋さん」となっている。1車種につきひとり5個まで購入可能。12種類どれでも700円(税別)だ。
またトミカ博開催記念モデルも新たな車種が登場。「それいけ!アンパンマン」とのコラボレーションは7月開催の「トミカ博」と同じだが、「ドリームトミカ アンパンマン(きいろ)」と、「ドリームトミカ ばいきんまん(オープンカー)」の2種類となる。どちらも700円(税別)で、どちらか1車種を1個だけ購入可能だ。
小型トラック「エルフ」の還暦のお祝いが「いすゞプラザ」で(神奈川県藤沢市)
子ども向けイベントにも力を入れている「いすゞプラザ」。8月も引き続き「2019年はこぶぅ~の夏フェス」を実施中だ。いすゞプラザへの来館やカフェの利用でスタンプを1回押印してもらえ、3つまたは5つ集めると商品をもらえるスタンプラリーなどを実施中だ。8月31日(土)は、いすゞの大型トレーラー「ギガ トラクタ」のラジコンカーイベントも実施。ラジコンの「ギガ トラクタ」で運搬操縦が体験できるイベントも行われる。
また小学生向け「ものづくり体験ワークショップ」は、7日(水)にトラックのデザインを体験学習する「デザイン教室」が、8日(木)には鋳物(鋳造)作りの体験学習をする「いもの教室」がそれぞれ2回ずつ開催される。事前予約はなく、受付は先着順で各回20人だ。
「エルフ」還暦のお祝い
今年は小型トラック「エルフ」の生誕60周年で、5月から約1年間にわたる企画展を実施中だ。歴代の「エルフ」をまとめて見られる貴重な機会となっている。そして24日(土)に行われるのが、そんな「エルフ」の還暦のお祝い。来館者先着1000名にプレゼントが用意される。
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続いては北海道から北関東までのイベント!
障がい者支援施設のパン屋で開催する「2019 クラシックカー in 愛らんどベーカリー」(北海道苫小牧市)
社会福祉法人ビバランドが運営する障がい者支援施設でもあるパン屋「愛らんどベーカーリー」。おいしいパンを安価で提供し、またイートインが充実しているなどの理由から、地元で人気のお店だ。その駐車場で開催されるのが、「2019 クラシックカー in 愛らんどベーカリー」。1985年までに生産された三輪車および四輪車が参加する旧車イベントとなっている。
往年の6輪F1「タイレルP34」もやって来る!「模型のタミヤがやってきたPart2」(青森県・七戸町立鷹山宇一記念美術館)
青森県上北郡七戸町にある「七戸町立鷹山宇一記念美術館」は、同町出身の洋画家である鷹山宇一氏(1908-1999)の画業を顕彰し、1994年にオープンした施設。「ミュージアム・アイテム」として、ホビーの域を超えたクォリティの高さが世界レベルで評価されている模型メーカー・タミヤの製品を通し、日本で発展した模型文化の魅力を紐解くというのが、8月10日からスタートする特別展「模型のタミヤがやって来た Part2 -少年の心、今走り出す!-」である。2016年に第1弾を開催し、好評だったことから第2弾の開催が決定した。
プラモデルを筆頭に、ラジコン、ミニ四駆などタミヤを代表する製品を展示。それらに加えて、目玉は何といっても東北地方初となる同社所蔵の6輪F1マシン「タイレルP34」が展示されること! 前輪を4輪とし、1輪1輪が受け持つ荷重を減らすことでタイヤ径を小さくして空力的に有利にするといったコンセプトから開発された「タイレルP34」。1976・1977年のF1に参戦し、その後、レギュレーションで禁止されたことから、公式戦を走った6輪F1マシンとして唯一無二の存在となっている。70年代スーパーカーブームの体験者なら誰もが一度は本物を見てみたいと思うF1マシンがやって来るのだ。
また夏休み体験イベントとして、、8月24日(土)・25日(日)は「親子でミニ四駆工作教室」を開催。体験料金1,300円(アルカリ電池2本付き)で、1回1時間の内容で1日3回開催(10時30分、13時、15時)。定員は1回当たり15名まで(付き添いは1名まで)。また8月31日(土)・9月1日(日)は、タミヤの新田泰三氏による特別講演「プラモデルができるまで」が開催される。こちらもミニ四駆工作教が含まれており、参加費用は1,000円。9時30分からギャラリートークが始まり、10時から講演、10時30分から工作教室というスケジュールだ。親子15組と参加人数が少ないため、事前の電話による申し込みが必要(公式サイトに掲載)。
雪はないけどトミカがいっぱい!「トミカ博 in APPI」(岩手県八幡平市)
全国各地で開催されている、トミカのテーマパークともいうべき有料イベント「トミカ博」。8月は、スキー場で知られた安比高原でまず開催される。入場記念としてもらえるトミカは、”世界一小さな自動車メーカー”というバーチャルカンパニー「トミカドリームモータース」のコンセプトカー「TDMウォータードライブ」だ。
トミカ博でしか購入できないトミカイベントモデルは、6車種。いすゞ「ボンネットバス」、トヨタ「クラウンコンフォートタクシー」、光岡「オロチ」、メルセデス・ベンツ「Gクラス 海外パトロールカー仕様」、UDトラックス「クオン 移動水族館ワニトラック」、トヨタ「(70)スープラ」となっている。購入はひとり1車種につき5個まで。どれにしようか迷うところだ。恒例の「トミカ博開催記念モデル」は今のところ発表されていない。
見物は刑事ドラマショー!「あきたオールドカーミーティング」(秋田市・エリアなかいち)
あきたまちづくり共同企業体が主催する、国内外の約100台が展示される旧車イベント。会場は、秋田市内の千秋公園(せんしゅうこうえん)に面した、芸術や文化交流の拠点「エリアなかいち」だ。観覧は無料。
1日に4回のレトロバス運行体験が行われるほか、参加車両の美しさを投票で決めるコンクール・デ・エレガンスやフリーマーケット、チャリティーオークションなどを実施。旧車マニアにはたまらないカタログ展示などもある。
そしてほかの旧車イベントではなかなか見ない催し物が、刑事ドラマショー「炎の逮捕劇」。往年のスーパーポリスアクションドラマ「西部警察」を筆頭に、刑事ドラマとクルマ(パトカー)は切っても切れない関係。パトカーなどを使ったドラマとなる模様だ。1日3回、11時、12時、14時からスタートだ。
また県立美術館前広場では、スーパーカブからF1まで、ホンダの歴史を振り返る特別企画展示も開催される。
8月もクルマ系イベント盛りだくさんの「ツインリンクもてぎ」(栃木県茂木町)
8月もツインリンクもてぎは複数のクルマ系イベントが用意されている。ホンダコレクションホールの企画展「HONDA FORMULA2~10年後の再始動」、「2017年 インディ500 優勝マシン 特別展示」は8月も引き続き開催中。また、同ホールで動態保存されている旧車を実際に走らせる「WEEKEND RUN」については、8月は走行車両・日程共に未発表。7月下旬に発表されるものと思われる。
Enjoy Honda 2019 ツインリンクもてぎ
ホンダのクルマ、バイク、パワープロダクツを実際に見て、遊んで、体感できるファン感謝有料イベント「Enjoy Honda」。8月は、ツインリンクもてぎでの開催となる。プログラムは、2019シーズンにホンダがエンジンを供給する2チームのF1マシン展示&記念撮影を筆頭に、クルマとバイクの試乗会、ホンダの予防安全技術「Honda SENSING」の同乗体験、オンロードおよびオフロードでのバイクスクール体験、トライアルバイクショーなどなど。キッズ向けのコーナーも充実しており、メカニック体験、はじめてのミニ耕運機体験、Honda JETふあふあなどを楽しめる。
ちなみに今回のEnjoy Hondaは、8月17・18日に開催されるクルマとバイクの「ツインリンクもてぎ2&4レース」のサポートイベント的な位置付けでもある。レース観戦券を持っていれば、Enjoy Hondaも楽しむことも可能だ(Enjoy Hondaだけを楽しみたい場合は、ツインリンクもてぎの入場料のみで問題ない)。
レースは4輪が全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦で、2輪が全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦。レースでは、「Enjoy Hondaシート」からの観戦が可能だ。
もてぎスーパーアメリカンサンデー
会場全体がアメリカンな雰囲気に染まる、年1回開催のアメ車&アメリカン・バイクの祭典。今年は去りゆく夏が惜しくなる、8月31日(土)に開催だ。全国から集合したアメ車やバイクが展示され、来場者はそれらを3つのカテゴリーで投票できる。販売当時のコンディションを維持している「オリジナル」、主に外観に手を入れている「カスタム」、そしてアメ車以外をベース車両としながらもアメ車風にカスタマイズされた「アザーカー」の3カテゴリーだ。展示以外にもフリーマーケットも開催。アメリカンなグッズやカーパーツを入手可能だ。
そして併催イベントとして開催されるのが、オーバルコース「スーパースピードウェイ」のストレート区間を使って行われるドラッグレース「2019 DRAG FESTIVAL RD2」。ドラッグレースは4分の1マイル(約400メートル)のストレートを1対1で競い、どちらが先にゴールできるのかを競うモータースポーツ。とにかく速く、一直線に突っ走った方が勝ちという、まさにシンプルでアメリカンな競技である(実際には、見た目以上に駆け引きや走らせる技術も必要で、単にアクセルをベタ踏みにすればいいというわけではない)。マフラーから火を噴いて轟音と共に激走するマシンはほかにはない迫力があり、一度見るとクセになるモータースポーツなのだ。
宿場町の雰囲気を残す街並みを見ながらスーパーカーがパレード!「蔵の街サマーフェスタ」(栃木市・蔵の街大通り)
栃木市の蔵の街大通りにて、毎年夏に行われる「蔵の街サマーフェスタ」。江戸時代には日光へ向かう宿場町として、また江戸との舟運による問屋町として栄えた栃木市。市の中心部を通る県道11号「蔵の街大通り」は、黒塗りの重厚な見世蔵や白壁の土蔵などが残されており、江戸時代の雰囲気を残す街並みとして人気だ。
そうした中、栃木市のクルマ博物館「魔方陣スーパーカーミュージアム」の協力によって行われるようになったのが、「スーパーカーパレード」である。同フェスタは8月4日14時からスタートで、まずは15時までスーパーカーによる蔵の街大通りのパレードで幕を開ける。区間は、万町交番前交差点から栃木駅方面へと進み、文化会館入り口交差点(NTT前)まで。ちなみにパレード出発前にはミュージムで13時から13時45分までオーナーズミーティングが実施される予定で、撮影も可能だ。
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最後は中部・中国・九州!
アメリカンモータースポーツと「ミニ」のふたつのフェスが開催される「富士スピードウェイ」(静岡県小山町)
首都圏に最も近い、世界にも知られたサーキットである富士スピードウェイ。レース以外では、ふたつのイベントが開催される。ひとつは、8月18日(日)開催のアメ車とバイクの祭典「IKURA’S AMERICAN FESTIVAL」。そしてもうひとつは、かつて存在した英BMC社が送り出した「ミニ」の祭典「クラシック・ミニ フェスティバル2019」。こちらは8月24日(土)と25日(日)の2日間になっている。
IKURA’S AMERICAN FESTIVAL
「IKURA’S AMERICAN FESTIVAL」は、日本最大級のアメリカン・モータースポーツイベント。IKURAとは米国文化やバイクなどの愛好家として知られる歌手・タレントの井倉光一氏のことで、同イベントの主催者である。その人脈により、今回行われるスペシャルライブには、横山剣氏および小野瀬雅生氏(クレイジーケンバンド)、翔氏(横浜銀蠅)らが参加の予定だ。
米モータースポーツにおける最大の特徴といえば、とにかく”シンプル”なこと。それを極限まで押し進めたといえるのが、1/4マイル(約400メートル)の直線を1対1で走り、どちらが早くゴールできるかを競うドラッグレースだろう。今回はドラッグレースのエキシビションマッチも行われる。本場米国のドラッグレースNHRAのトップカテゴリーの車両で、極端に細長い車体の「トップフューエル」クラスの車両や、そのひとつ下で寸法的には市販車に近いが空気抵抗を徹底的に考慮したカウルを持つ「ファニーカー」クラスの車両なども登場の予定だ。
もちろんモータースポーツだけでなく、アメ車やアメリカン・バイクなどの一般オーナーらによる展示も行われ、優秀車にはそれぞれ賞が贈られる。日本ではモータースポーツもクルマそのものも欧州スタイルが好まれているが、非日常的ともいえるアメリカナイズされた1日を過ごせるのが「IKURA’S AMERICAN FESTIVAL」なのだ。
クラシック・ミニ フェスティバル2019
「ミニ」は2019年で誕生60周年であり、その長い歴史の中で合併や売却などでその製造元は幾度か変わっている。2001年以降はBMW直下のブランドとなり、通称として「BMWミニ」と呼ばれている。一方、それ以前の元祖BMC社からローバー社までの英国製だった時代を「クラシック・ミニ」と呼ぶのである。
「クラシック・ミニ フェスティバル」はその「クラシック・ミニ」を対象としたイベントであり、英国車を対象としたイベントの中では”日本最大”がうたわれている。実際、同イベントでは全国から2000台の「クラシック・ミニ」が集結する規模で、2日目の最後に行われるパレードは圧巻だ。
同イベントは単なる「クラシック・ミニ」のオーナーが愛車を展示するというだけでなく、会場が富士スピードウェイだけに数多くのレースも開催される。最速・最強とされるMOTOクラスの車両は、「クラシック・ミニ」とは思えないほど改造された車両もあり、スタイリングもエキゾーストノートも迫力満点。その一方で、「ファミリーラン」も用意されており、追い越し禁止で富士スピードウェイを家族や友人と共に3周できる。
そのほかヒストリックな「クラシック・ミニ」の展示や、歴史を振り返るミュージアム、「クラシック・ミニ」のパーツや関連グッズなどがそろうフリーマーケットなど、どっぷりと「クラシック・ミニ」に浸かれる2日間だ。
まだまだ「エンジン分解組立教室」に空きあり!ヤマハコミュニケーションプラザ(静岡県磐田市)
ヤマハの情報発信施設「コミュニケーションプラザ」では、7月から引き続き親子で楽しめる「体験教室」が開催される。本物のエンジンを使い、分解と組立を体験できる「エンジン分解組立教室」は8月1日(木)、7日(水)、21日(水)、22日(木)、23日(金)の5日間。各日午前と午後に1回ずつ行われ、1回2時間ほどの本格的な授業となっている。3日前までに、公式サイトから申込用紙のPDFをダウンロードして必要事項を記入してファックスするか、電話で申し込む必要がある。
そして8月25日(日)に行われるのが、親子で参加できる特別イベント「親子ミニ四駆走行体験会」。事前受付は不要で、保険料として親子各100円ずつが必要。レンタル車は台数限定なので、ミニ四駆の持参が推奨されている。10時から14時まではフリー走行で、14時から15時までは親子レース。レギュレーションはノーマルモーター限定、”タミヤレギュレーション”だ。
そのほか、プラザ内では「ヤマハの鋳造技術」(※)、「立体を創り出すスペシャリストたち」、旧車のレストアと動態保存を題材とした企画展示「未来へと紡ぐ過去の息吹」などの展示も2019年限定で行われている。
サマーイベントの詳細情報は後日発表!「プリンス&スカイラインミュウジアム」(長野県岡谷市)
「スカイライン」といえば今では日産のクルマだが、その出自は同社に吸収合併されたプリンスの開発したクルマである。そんなプリンスの車種と、日産に吸収されてから発売された3代目以降の「スカイライン」を専門とした博物館だ。
降雪などのために閉館する冬期を除き、春夏秋と1シーズンに1回、同館では毎年イベントを実施しており、サマーシーズンのイベントは11日(日)に開催。トークショーやお宝市が発表されているが、トークショーのゲストは現時点で未発表。これまでのトークショーでは、プリンス車やスカイラインの開発者がゲストとして登壇している。
東海地区最大級のアフターマーケット・イベントと子ども向け体験型イベントを実施の「ポートメッセなごや」(名古屋市)
中京地区の大型展示施設ポートメッセなごやでは、8月にクルマ系イベントがふたつ行われる。ひとつは、子ども向けイベント「キッズエンジニア2019」。もうひとつは、東海・中京地区最大級をうたうクルマイベント「名古屋オートフェスティバル2019」だ。
8月7日(水)・8日(木)に行われる「キッズエンジニア2019」は、公益社団法人 自動車技術会が主催する、”クルマの科学に触れながら楽しく学べる”子ども向けイベント。自動車・バイクメーカー、サプライヤーなど、国内自動車業界の名だたる企業が協賛や企画協力をしており、大人も参加したくなるようなプログラムが多いことも特徴だ。事前申し込みが必要な教室型プログラムについては7月1日で申し込みが終了しているが、事前申し込みが不要なプログラムが5種類、体験型展示プログラムも11種類用意されている。
名古屋オートフェスティバル2019
8月24日(土)・25日(日)に開催されるのが、クルマのカスタマイズやチューニングなど、アフターマーケットを扱ったイベントの「名古屋オートフェスティバル2019」。会場となるポートメッセなごや3号館の屋外イベントスペースでは、「うまいもんB級グルメ決定戦」も開催。そして、オーナー参加型の愛車のドレスアップコンテストの全国大会「大将戦」の第13弾も併催される予定だ。そのほか、アイドルやミュージシャンなどのライブも予定されている。
50台のレーシングカーがパレード!「鈴鹿モータースポーツフェスティバル」(三重県鈴鹿市)
8月23日(金)~25日(日)、鈴鹿サーキットにて「2019 第48回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース」が開催されるのに合わせ、鈴鹿市主催で「鈴鹿モータースポーツフェスティバル」も行われる。同レースに参戦を表明している元F1王者のミカ・ハッキネンも参加の予定だ。
内容は、同レースに参戦する50台のレーシングカーによる公道パレード「~交通安全を世界へ~ SUZUKA 10Hレーシングカーパレード」、ドライバーらによるトークショー、鈴鹿市に拠点を持つ2輪・4輪チームのレース車両の展示と、エンジンサウンドパフォーマンス、タイヤ交換デモンストレーションなど。会場はイオンモール鈴鹿第5駐車場内特設イベント会場。
パレードは鈴鹿サーキットのモータースポーツゲートから出発し、通称「サーキット道路」と呼ばれる鈴鹿市道加佐登鼓ヶ浦線を通ってイオンモール鈴鹿の第2駐車場イベント内特設会場を1周。そして同じ道を通ってサーキットへと戻る約6.6kmのコースだ。
右を見ても左を見ても「ハチロク」だらけ!「AE86 フェスティバル 2019」(岡山国際サーキット)
コミック「頭文字D」で大ブレイクした、トヨタのライトウェイトスポーツの旧車「スプリンター トレノ」。”ハチロク”とは車両型式がAE86であることから名付けられた通称だが、コミックの連載が終わって数年経つにも関わらず、今もって人気は健在だ。
その「スプリンター トレノ」に加え、フロントマスクが異なるだけで同じ型式の兄弟車「カローラ レビン」、そしてエントリーモデルのAE85型を加えた、AE85型・AE86型だけが参加可能なイベントが「AE86 フェスティバル」である。
同じハチロクといっても、レースに参戦するために手を入れられたものから、公道でも走行可能なチューニングカーまでさまざま。同イベントも複数のクラスのレースが用意されているほか、パレードラン、ハチロクのチューニングカーが対象の王者決定戦など、さまざまな楽しみ方ができる。そして「頭文字Dパレードラン」も行われる予定で、全国から集まった白黒ツートンの通称”パンダトレノ”の「藤原とうふ店号」のレプリカ車が多数サーキットを走る予定だ。まさにハチロク好きのためのイベントである。
ちなみに観覧する際、AE86型と仲間のAE85型、そしてハチロクのコンセプトを引き継いだ現行車種トヨタ「86」での来場者は、500円の駐車料金が無料となる。
夏の最後はトミカ博で!「トミカ博 in NAGASAKI」(シーハットおおむら)
7月最初が北九州なら、8月最後は長崎ということで、九州に始まり九州に終わる今夏の「トミカ博」。「トミカ博 in NAGASAKI」の入場記念トミカは、「TDMウォータードライブ」だ。”世界一小さな自動車メーカー”というバーチャルカンパニー・トミカドリームモータースのコンセプトカーという設定の1台だ(非売品)。
トミカ博でしか購入できないトミカイベントモデルは、「トミカ博 in YOKOHAMA」と同じ12車種。トミカモデルNo.12の「トミカ肉まん屋さん」だけは実在しないが、そのほか11車種はすべて実際の車種となっている(カラーリングは特別仕様で、非売品)。価格は全種類700円で、ひとり1車種につき5個まで購入可能。また購入はひとり1個までというトミカ博開催記念モデルについては、今後発表の予定となっている。