【フリフリ人生相談】暗くなってる祖母
30代の男です。
いなかに住んでいる祖母と、久しぶりに電話で話しました。
このところ、コロナ禍のニュースばかりで、
テレビを見ているとノイローゼになりそうだ、と、
暗い声で笑っていました。
祖母は85歳です。
30代の私ですら、
テレビを見ていると息苦しくなることがあります。
コロナ禍が収束すれば、
お祖母ちゃんに
会いにいくつもりですが、
ほんとに、なんだか、
気が滅入ってしまう毎日です。
みなさんは、どうですか?
私の関係している会社でも、
コロナ禍で、こころの健康を崩す人が
たくさん出ています。
リモートになじめない人も、多いです。
効率化とかデジタル化、
密を避ける、などの理由で、
仕事の方法論を大きく変える必要があります。
が、会社というのは「人がいてこそ」なので、
社員たちの気持ちを無視して、
改革を進めるわけにもいきません。
やはり、なにをするにしても、
「こころ」は大切なんですね。
30代男さんも、
根っこのところは、
遠く離れたお祖母ちゃんの暗い気持ちを
なんとかしたい……、
コロナが収束すれば、会いにいきたい、
ということですよね。
お孫さんのそういう「こころ」が、
いちぱん、うれしいものだと思います。
なので、電話で、
「今度会いにいったら」
という話を、いっぱいしてあげたらどうですか。
「おみやげはなにがいい?」
「どんなことする?」
「近所においしいお店とか、できた?」
などなど。
なんでもいいんです。
「会いにいく」ことを前提に、
あれこれ話す……。
お祖母ちゃんはすぐに元気になると思いますよ。
他の人のアドバイスも聞きたい
ほんとに、そうなんですよ。
テレビを見ていると、
気持ちがどんどん落ちこみますよね。
「この国は、なんてひどいんだ」
としか思えなくなっちゃいます。
なので、ぼくは、
テレビを見るのを、やめました。
ネットのニュースも、
できるだけ見ないようにしています。
そのぶん、
ジョギングをはじめてみました。
朝と、夕方。
リモートになって、
通勤時間も減って、
運動不足ってこともありますしね。
そんなに本気のジョギングじゃなくて、
散歩の駆け足バージョンみたいなものですが、
暑い日も寒い日も、
少しの雨も気にせず、
ちょっとずつ走っています。
いなかのお祖母ちゃんは、
ぼくにはもういませんが、
そういう話をしてあげたら、いいんじゃないかと思います。
「テレビを見ていると、気持ちが暗くなるから、
ぼくは、こんなことをしているよ」
「ジョギングしてて、こんなもの、見つけたよ」
「暑いから、こんなふうに走っているよ」
きっと、なんでもいいんですよね。
孫とお話しできるだけで、幸せだと思いますよ。
他の人のアドバイスも聞きたい
85年生きてきた、
ということだけで、
もう、すごいことだよね。
コロナで気が滅入るのはそのとおり、
だけど、彼女には、もっともっと、
いろんなことがあったと思う。
30代の人生は、
その半分にも満たないわけだから、
元気づけてあげたい、
なんて思わないで、
逆に元気をもらうつもりでいたほうが、
いいんじゃない?
ぼくにも孫ができて、
ようやく歩く程度だけど、
「おじいちゃんになった」
と思うとちょっとさびしい。
いつかいっしょに飲みたいな、
そのときには、
ちょっぴりイカす人生訓でも
教えてあげたいなって、
そればっかり考えてるよ。
他の人のアドバイスも聞きたい
ライター・松尾の右往左往
85歳のお祖母ちゃんの気持ち、
わかりますよね。
暗いニュースというより
うしろ向きのコメントばかりで、
最近のテレビは気が滅入ります。
政治もダメ、街で飲んでる人もダメ、
若者もダメ、老人もダメ、
あれもダメこれもダメ、
ダメダメって言うのが流行なのか!
と、叫びたくもなりますよ。
まぁでも、今回の相談は、
お孫さんがお祖母ちゃんを気づかっている、
ということで、
お悩みというより、むしろ、
気持ちが晴れるような内容でした。
回答者たちも、
誰も否定できずに、
「もっともっと電話してあげればいいんじゃない?」
というあたりに落ち着いたわけです。
バンジョーひとりで、
孫への人生訓、なんて言ってますけど、
「昼はブラブラ、夜はフラフラ」とか
「暑いのか寒いのか、わからない」とか、
そういうやつなので、はたして、
孫の人生に役立つんでしょうか?
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