2021年12月19日 10:50 掲載

ライフスタイル 免許の更新時講習が自宅等で受講可能に。2月から4道府県で、優良運転者のみ。

警察庁は、運転免許更新時の「優良運転者講習」のオンライン化について、2022年2月から北海道、千葉県、京都府、山口県で、モデル事業として開始することを発表した。対象者は、マイナンバーカードの所有者等の条件があり、70歳以上の高齢者講習対象者も含まれない。

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くるくら編集部 会田 香菜子

まずは北海道、千葉、京都、山口でオンライン化開始

運転免許証(優良)のイメージ

運転免許証(優良)のイメージ © umaruchan4678 - stock.adobe.com

 警察庁は、北海道、千葉県、京都府、山口県の4道府県で2022年2月1日午前9時から「オンライン更新時講習」のモデル事業を開始することを発表した。これは、運転免許証を更新する優良運転者が、更新時講習をオンラインで受けられるようになるというもので、利用者の利便性向上を図ることを目的としている。

 優良運転者はいわゆるゴールド免許ともいわれており、過去5年間に無事故、無違反だったドライバーが対象だ。免許証の更新手続きの際には、運転免許センターや警察署で道路交通法などの法令に関する変更点や、交通事情などについて更新時講習を30分受ける。2月から開始するモデル事業では、スマートフォンやパソコン等から専用サイトにアクセスして講習動画を視聴することが可能となるという。対象者は、前述の4道府県に居住している優良運転者で、高齢者講習のない70歳未満の人、かつマイナンバーカードを保有している人に限定される。詳細については以下の通り。

【優良運転者オンライン更新時講習 対象者概要】

・北海道、千葉県、京都府、山口県の公安委員会の更新連絡書(「運転免許証更新のお知らせ」と記載されたハガキ)を持っており、かつ講習区分が「優良」である

・オンライン更新時講習の受講及び免許証更新の時点で、上記4道府県に居住している

・住所が上記4道府県のマイナンバーカード(有効な署名用電子証明書、6~16文字のパスワード)を所有している

・2022年2月1日以降に誕生日を迎える

・上記4道府県の更新申請窓口で免許証の更新手続きができる

 特定失効者(やむをえない理由により免許失効)、特定取消処分者( 一定の病気等が理由で免許取消し処分)、特例更新者(海外出張等の理由で、更新期間の前に更新手続をする場合)は、オンライン更新時講習を受講することはできない。また、高齢者講習対象の70歳以上の人も対象外となるので注意が必要だ。

オンライン講習では3つのテストと顔画像撮影あり

オンライン講習(モデル事業)の流れ(山口県警Webサイトより)

オンライン更新時講習(モデル事業)の流れ(山口県警Webサイトより)

 オンライン更新時講習は、免許更新手続きの前に受講する必要がある。スマートフォン、パソコン等で専用サイトにアクセスし、カメラにマイナンバーカードをかざして認証を受けてから運転免許証番号を入力。その後、3チャプター(計30分)の動画を視聴し、各チャプター終了後は確認テストが行われる。更新時講習の最後にはアンケートも用意されているので、そちらも記入する必要があるという。

 また、受講中はいずれかのタイミングで3回に分けて、受講者本人の顔画像を撮影するが、これは免許センター等での更新手続き時に受講者本人であるかを確認するためである。そのため、オンライン更新時講習の受講中は、マスクやサングラス、帽子等は避けた方が良いだろう。

更新連絡書のイメージ

更新連絡書のイメージ © umaruchan4678 - stock.adobe.com

 運転免許証の更新はオンライン更新時講習だけでは完結せず、受講後は従来通り視力検査や写真撮影を更新センターなどで行う。窓口での手続きの際には、本人の運転免許証と更新連絡書の提示が必要だ。通常の対面講習時と同様、手数料(更新手数料2500円+講習手数料500円)も納付する。なお、オンライン更新時講習の対象者であっても、従来通り、運転免許センター等での対面講習を選択してもよい。

 これまで、更新時講習は、運転免許センターか警察署が指定した講習会場に赴かなければならなかった。特に警察署で手続きをする場合には、更新時講習が後日になることもあるため一日では手続きが完了しないこともあったが、その点、オンライン更新時講習を受講すれば警察署で手続きをする場合でも一日で済ませることが可能となる。

 今後は、今回実施したモデル事業の効果検証を行い、オンライン更新時講習の全国実施に向け取り組んでいくとのことだ。

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