2023年05月18日 06:10 掲載

ライフスタイル シーニックバイウェイ北海道ってなんだ? 実は超絶景のルートらしい

北海道をドライブするなら、「シーニックバイウェイ北海道」がオススメだ。厳選されたルートは、北海道でも特に景観が美しいスポットばかり。バイクでのツーリングにも最適だ。さっそく紹介しよう。

文=くるくら編集部 資料=北海道開発局

「シーニックバイウェイ」ってどんな意味?

画像=大西親文 - stock.adobe.com 大雪・富良野ルートのジェットコースターの道 これこそ北海道にしかない光景だ

大雪・富良野ルートのジェットコースターの道 これこそ北海道にしかない光景だ
(c)大西親文 - stock.adobe.com 

 「シーニックバイウェイ(Scenic Byway)」とは、景観を意味するシーン(Scene)の形容詞シーニック(Scenic)と、わき道・より道を意味するバイウェイ(Byway)を組み合わせた言葉だ。

 この「シーニックバイウェイ」を北海道の道で実践するのが「シーニックバイウェイ北海道」である。道路をきっかけに、北海道の美しい景観や自然・文化など様々な地域観光を楽しむための取り組みだ。

シーニックバイウェイ北海道 公式HPより

 シーニックバイウェイ北海道の取り組みがはじまったのは2003年のこと。日本全国に展開される日本風景街道の先駆けとして、「旭川-占冠ルート(現・大雪・富良野ルート)」「千歳-ニセコルート(現・支笏洞爺ニセコルート)」をモデルルートに口火を切った。

 シーニックバイウェイ北海道に指定されている各ルートの情報を積極的に発信し、観光客に足を運んでもらうことで地域全体を活性化させることが狙いのこの取り組み。現時点で14ルートが指定されており、今後、増える可能性もある。

北海道開発局・北海道地区「道の駅」連絡会の資料をもとに作成

 地域に対する愛着・誇りの醸成、地域ブランドの形成、地域産業の振興、地域の雇用の拡大など、沿道の景観づくりに取り組むだけではない意義や目標があるのも、シーニックバイウェイ北海道の特徴だといえるだろう。

 旅行者がより気持ちよく観光できるようにと、シーニックバイウェイ北海道に指定された地域では、地元の人による清掃、植栽・花植や、道路管理者による標識の集約化、看板の撤去など、道路の美化が実施されている。

シーニックバイウェイはドライブ・ツーリングにおすすめ

 シーニックバイウェイに指定されている道路はドライブにもツーリングにもおすすめだ。広大な北海道には数えきれないほどの道路がある。どの道を走ろうか悩んだときは、ぜひ参考にしてもらいたい。

 ちなみに、筆者のおすすめは「萌える天北オロロンルート」と「十勝シーニックバイウェイ十勝平野・山麓ルート」だ。

萌える天北オロロンルート 苫前付近は風車が立ち並んでいる
(c)Paylessimages - stock.adobe.com

 「萌える天北オロロンルート」は国道231号、232号と日本海の沿岸部を走り続けることができる。特に、晴れた夏の日のドライブにおすすめだ。北海道でも北に位置しているので、バイクでも気持ちよく走れるだろう。

画像= sunnysunny - stock.adobe.com 十勝シーニックバイウェイの「樹海に佇む天空の道」夏の樹海と松見大橋

十勝シーニックバイウェイの「樹海に佇む天空の道」夏の樹海と松見大橋
(c)sunnysunny - stock.adobe.com 

十勝シーニックバイウェイの「樹海に佇む天空の道」秋の紅葉と松見大橋
(c)kudoh - stock.adobe.com 

 「十勝シーニックバイウェイ十勝平野・山麓ルート」の魅力は、なんといっても松見大橋の絶景だ。夏には青々とした樹海。秋には赤と黄に染まる紅葉。季節が違うだけでまったく違う松見大橋を楽しめる。

 最後になるが、北海道の道はまっすぐで走りやすいといわれている。北海道の道を走り慣れていないドライバー、ライダーはスピードの出しすぎに注意しよう。

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