2023年02月25日 07:00 掲載

ライフスタイル 鬼キャンにド派手カラー! 大阪のカスタム文化は東京と何が違う?「大阪オートメッセ2023」

同じクルマ好きでも、大阪と東京とでは楽しみ方が全然違う!? 「大阪オートメッセ2023」の会場から、モータージャーナリストの小川フミオがリポートする。

文=小川フミオ

楽しむなら徹底的に!

来場者が20万人超と、2023年のショーは大盛況!

来場者が20万人超と、2023年のショーは大盛況!

 「大阪オートメッセ2023」が、23年2月10日から12日の週末に開催されました。関西や四国、九州のみならず、東南アジアからも集客する、クルマ好きのための大イベント。注目すべき点がいろいろありました。

 ライバルとも目される「東京オートサロン」が第41回を数えるのに対して、大阪オートメッセも23年で第26回と、けっして退けを取っていません。

「始めたきっかけは、現地の自動車好きに向けて、自動車関連業界とカーライフを提案したかったんです」

 大阪オートメッセ主催の交通タイムス社の宮木敏也代表取締役は、当日会場で説明してくれました。

「鬼キャン」などと呼ばれる超ネガティブキャンバー角をタイヤにつけた車両の出展は数多い(写真=筆者)

アリストやクラウンといった旧車を使った鬼キャン改造はなんだか楽しい(写真=筆者)

「鬼キャン」などと呼ばれる超ネガティブキャンバー角をタイヤにつけた車両の出展は数多い(写真=筆者)

「鬼キャン」などと呼ばれる超ネガティブキャンバー角をタイヤにつけた車両の出展は数多い(写真=筆者)

ランボルギーニやマクラーレンといったド派手なスーパースポーツは人気が高い(写真=筆者)

ランボルギーニやマクラーレンといったド派手なスーパースポーツは人気が高い(写真=筆者)

藤井寺市の「K-BREAK」が持ちこんだ初代セリカのカスタム(写真=筆者)

藤井寺市の「K-BREAK」が持ちこんだ初代セリカのカスタム(写真=筆者)

もはやアート(写真=筆者)

もはやアート(写真=筆者)

もはやアート(写真=筆者)

「東大阪には、アルミホイールやマフラー、サスペンションパーツといった金属加工を得意とする会社が多いですし、"カッコいいもの"を好む関西人はいわゆるドレスアップ志向も強いんです」

 その志向性が、大阪オートメッセの展示に現れています、という宮木代表取締役の指摘を念頭に、インテック大阪という巨大な見本市会場をまるごと使った23年のショーを見て歩きました。

 ひとことでいうと、熱気のある楽しさです。

「昼はハイエースで仕事をしていて、せっかくならそのクルマをカッコよくしたい、というのが大阪オートメッセのお客さん」

 宮木代表取締役の言葉がすべてではないでしょうが、さまざまなデザインのアルミホイール、派手なカラーリング、太いタイヤ、そして自製ボディパーツなどを装着した目立つクルマが勢揃いしているのは事実。

「楽しむなら徹底的に楽しもうというのが、関西人の考え方。東京が赤なら、大阪は真っ赤かドピンク(笑)。他人より目立ちたいという志向が、クルマのカスタム文化の根底にあります」

日産プリンス兵庫は、キャラバンの荷室をリビングルーム風にしたり二輪が運べるようにしたりと、さまざまな提案をみせてくれた

日産プリンス兵庫は、キャラバンの荷室をリビングルーム風にしたり二輪が運べるようにしたりと、さまざまな提案をみせてくれた

なつかしのE30型BMW M3という魅力的な車両も展示されていた(写真=筆者)

なつかしのE30型BMW M3という魅力的な車両も展示されていた(写真=筆者)

羽曳野市のロータス・スペシャリスト「TK-SPORTS」はエキシージ240カップカーをベースにした「バスタブ・ヨーロッパ」を展示して話題をよんでいた(写真=筆者)

羽曳野市のロータス・スペシャリスト「TK-SPORTS」はエキシージ240カップカーをベースにした「バスタブ・ヨーロッパ」を展示して話題をよんでいた(写真=筆者)

大阪ならではの人とクルマの良い距離感

レカロ社のシートがずらりと並べられた「TRIAL」はモータースポーツ用チューニングなども得意とする

レカロ社のシートがずらりと並べられた「TRIAL」は、モータースポーツ用チューニングなども得意とする

 来場者との接点を持つことを大事にしている出展者も多いのも、大阪ならではかもしれません。たとえば、日本でもっともレカロシートを販売するという堺市の「トライアル」のブースでは、あらゆる種類のレカローシートが並べられています。

 顧客の体型や目的に合わせてクッションなどを調整するサービスが人気というだけあって、会場でも大きなデスクを使い、販売員と顧客が真剣な顔で話しています。レカロシートは、レースタイプのものから、ハイエースにぴったりのものまでさまざま。売り手がユーザーを選別しない、間口の広さが、クルマ好きにはとてもいい感じです。クルマ好きだと、けっこうおもしろい発見があると思います。

 大阪オートメッセ2023は、3日間で来場者総数が20万5000人強と、後日主催者の発表がありました。22年は約7万4000人といい、つまり、23年は3倍ちかくにはね上がったことになります。出展社は、22年の143社から260社に、展示車両は328台から560台に。このあたりの数字が、私の感じた熱気の裏付けでしょう。

あらゆるジャンルのクルマが展示されたオモチャ箱のようなショー

あらゆるジャンルのクルマが展示されたオモチャ箱のようなショー

 それともうひとつ、魅力がありました。日本全国から集めたというご当地グルメの屋台。大きなホールに、さまざまな"B級グルメ"がずらりと並んでいました。「広島焼き」の屋台が人気でしたが、マツダなど、広島のひとがみたら"広島焼きなんてない、お好み焼きじゃ"って怒るんじゃないかと想像して、ちょっとおかしくなりました。

 私は、飛騨高山の精肉店を謳う屋台でステーキ丼を食べてみました。一杯1500円と安くなかったのですが、肉がおいしい。味があって、歯ごたえも適度。

 クルマも食べものも、こだわる大阪を感じさせてくれたのが、大阪オートメッセでした。

地元のディーラーは元気(写真=筆者)

地元のディーラーは元気(写真=筆者)

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