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クルマ最終更新日:2022.11.26 公開日:2022.11.26

アウディ・ポルシェの充電相互利用サービスにフォルクスワーゲンも加盟! 急速充電ネットワークがさらに充実!

ポルシェジャパンは2022年10月に、アウディとポルシェのEV車向けに、90-150kW急速充電器を相互利用できる「プレミアム チャージング アライアンス(PCA)」サービスを運営開始した。そして2022年11月22日に、フォルクスワーゲンが新たにPCAに加盟した。

文=谷中朋未
画像=ポルシェジャパン

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日本で急速充電器のネットワーク拡充を促進!

 このPCAはアウディ、ポルシェ、フォルクスワーゲンのEVモデルのオーナー向けサービスとなっている。現時点では3ブランドのディーラーネットワークもしくは、都市部で展開する150kW級出力のCHAdeMO規格の急速充電器ネットワークを統合する、日本国内の充電サービスを展開する事業だ。

 今回のフォルクスワーゲンの加盟により急速充電器のネットワーク拡充が加速し、2022年末までに段階的にアウディが52基、ポルシェが67基、フォルクスワーゲンが99基と、合計すると全国で210拠点、220基の急速充電器が設置される予定となる。

ポルシェ タイカン ターボ S 写真=ポルシェジャパン

 アウディでは、2033年以降は全モデルの販売を電気自動車とする計画を発表しており、日本では現在8車種の電気自動車を販売している。2024年までに15車種以上を日本で発表することを明らかにしている。そのため、普段使いや旅行先などでの目的地で充電を可能にする「デスティネーションチャージ」によるネットワークの普及が課題となっている。そこで、アウディとポルシェがタッグを組み「プレミアム チャージング アライアンス」サービスを展開することで利便性を向上させ、EV普及を促進させる狙いだろう。

アウディ Q4 e-tron 写真=アウディ ジャパン

 フォルクスワーゲンでは、11月22日にブランド初のフル電動SUV「ID.4」の発表・発売に合わせ、PCAへ加盟しており、2022年12月末までに99基の急速充電器を設置する予定と発表。ブランド ディレクターのアンドレア カルカーニは、「”People’s Car” ブランド フォルクスワーゲンとして、お客様にEVを安心してお使いただけるよう、充電インフラの提供に積極的に取り組んでおります。今回、フォルクスワーゲンのお客様にとっての利便性をさらに向上すると共に、PCAの充電ネットワーク拡大に大きく貢献でき、大変嬉しく思っております。」とコメントしている。

フォルクスワーゲン初のフル電動SUV「ID.4」。写真=フォルクスワーゲン ジャパン

 「プレミアム チャージング アライアンス」の料金は、基本料金1800円の月額会員プランと都度会員プランを用意。充電料金は、もっともハイパワーとなる150kWの場合、月額会員プランは75円/分、都度会員プランは200円/分。また90kWの場合は月額会員プランが45円/分、都度会員プランが120円/分と設定されている。

 利用方法についてはスマートフォンに専用アプリ「Premium Charging Alliance」をダウンロードし、お客様情報、車両識別番号、クレジットカード情報などを登録。充電ステーションを検索し、アプリで充電スタートとストップを行う。支払いもアプリで完結する。iOS、Androidそれぞれに対応する。

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