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ライフスタイル最終更新日:2023.06.19 公開日:2023.01.19

ホタテの貝殻で作ったヘルメット。 廃棄物をオシャレに活用し、安全性能も向上!

まるでホタテ貝のようなデザインのヘルメット『HOTAMET(ホタメット)』が登場!その原材料は、なんと廃棄物。水産系廃棄物として処理されていたホタテの貝殻と、廃棄プラスチックから生まれたサスティナブルな商品なのだ。人を守り、環境への優しさにも配慮したヘルメットを紹介しよう。

文=高田ひかる 資料提供=甲子化学工業

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貝殻がヘルメットに生まれ変わる⁉

もしもの事故に備えてかぶりたい、ヘルメット。4月1日からは、道路交通法による自転車利用者のヘルメット着用の努力義務化が始まる。毎日の通勤通学用に、これから購入しようと考えている方も多いのではないだろうか。

そんな中、甲子化学工業では、水産系廃棄物のホタテの貝殻を再利用したユニークなヘルメットの発売を3月末に予定している。その名も『HOTAMET(ホタメット)』だ。

ホタテ漁は危険と隣り合わせだ。海で作業をする地元の漁師たちの安全を守るため、ヘルメットは欠かせない。

猿払村は、北海道の最北端にある村で、国内有数のホタテ生産地だ。猿払村の位置する宗谷地区では、ホタテを加工する際に、水産系廃棄物として貝殻が年間約4万トンも発生。地上での保管による環境への影響や堆積場所の確保などが課題となっていた。

北海道猿払村は、国内有数のホタテの生産地。ホタテを加工する際にに出る貝殻は、水産系廃棄物として年間約4万トン発生していた。

そこで甲子化学工業は、ホタテの貝殻がプラスチックを強化する時に使用する成分と同じ、炭酸カルシウムでできていることに着目。リサイクルプラスチックに混ぜ込むことで、強度(曲げ弾性率)を約33%アップしたエコプラスチック新素材「カラスチック」の開発に成功した。

ヘルメットの気になる見た目は?

水産系廃棄物のホタテの貝殻を再利用した、環境配慮型ヘルメット『HOTAMET(ホタメット)』。

ヘルメットの形は、ホタテの貝殻がデザインのヒントとなっている。ホタテの貝殻の特殊なリブ構造には強度を高める効果があり、それを取り入れた結果、リブが無い場合と比較して約30%も耐久性が向上した。

リブは、見た目にも洗練された印象を与えている。強度のためと言われなければ、おしゃれなデザインだと思う。通勤通学の自転車など、さまざまな用途で活躍しそうだ。気になる方はチェックしてみてはいかがだろうか。

HOTAMET(ホタメット)
https://koushi-chem.co.jp/hotamet/

発売日:2023年3月末の予定(2022年12月14日)
価格:4800円
カラー:5色 (CORAL WHITE、SAND CREAM、DEEP BLACK、OCEAN BLUE、SUNSET PINK)

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