2021年10月28日 11:10 掲載

ライフスタイル 車中泊場所の上手な探し方!車中泊の専門家が解説!


車中泊をするときのマナー・注意点

車中泊場所の上手な探し方!|くるくら

静岡県「浜松市渚園 キャンプ場」にて

車中泊ブームとともに、問題点も出てきました。公共の駐車場で車中泊する人が増えてきたことから、日本RV協会ではマナー厳守の注意喚起を呼びかけています。

最近、「道の駅」や高速道路のサービスエリア・パーキングエリアなどの公共の駐車場で、不当に長く滞在していたり、生活ゴミを不当投棄するキャンピングカーユーザーを退去させようという声が、駐車場の管理者およびメディアの一部から流れてくるようになりました。
多くのキャンピングカーユーザーは、公共の駐車場において、一般の方々の迷惑となるような行動を慎んでいると理解しております。 しかし、ごく一部であっても、このようなマナー違反を犯す方々が今後も出てきた場合は、キャンピングカーを締め出そうという世論が急速に盛り上がっていくことも予想されます。
そうなった場合、いま良識を守って「くるま旅」を楽しんでおられる多くのユーザーにも、窮屈な思いをさせることになるでしょう。

出典:日本RV協会のWebサイト「JRVA」内「マナー厳守への呼びかけ」より

マナー違反で多いのは、

  • 場所の占有
  • ゴミの投棄
  • 騒音

などではないでしょうか。

車中泊マナーとしての鉄則は、大きく2つあると思います。

  • ルールのある場所ではルールに従う
  • まわりの人の迷惑になることをしない

施設を利用するのであれば、施設の掲げたルールに従うのが鉄則です。車中泊OKでも、キャンプ行為が禁止されている場所では、テーブルを出して休憩したり、調理をしたりすることは絶対にダメです。また、ゴミ処理OKの場所以外は、ゴミは持ち帰るのが基本です(有料でゴミ処理が可能な場所もあります)。

私が車中泊しているときに「騒音」だと感じるのは、意外かもしれませんが、ドアの開閉音です。さあ寝ようと車内に横になっていると、近くのクルマから聞こえてくる「バタン」という音が気になります。いずれにせよ、夜21時以降は、大きな音を立てないように心がけたいですね。

自分たちは車内で楽しんでいるけれども、まわりの人たちとの温度差が激しい......なんてことにならないようにしましょう。車中泊は共存して楽しむものなのです。

車中泊するなら最低限揃えておきたいグッズ3点

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最後におまけとして、これから車中泊する方におすすめのアイテムを3つ挙げます。

  1. ① マット
  2. ② 照明
  3. ③ 目隠し

これが私の考える、車中泊するなら最低限揃えておきたいグッズ3点です。

まずは、マット。安眠のために必要なのが、フラットな寝床です。自動車のシートを倒したフルフラットは、実際に寝てみると完全にフルフラットというわけではなく、少し凹凸があったり、素材や硬さの違いが気になったりして寝づらいことがあります。

車中泊場所の上手な探し方!|くるくら

そんな不具合を解消するのがマットレスです。空気を入れるタイプもありますが、私はウレタンフォームのマットレスで、サーマレスト「リッジレスト ソーライト」を愛用しています。

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次に揃えたいのが照明です。私が車中泊のときに使っているのは、高照度のLEDライト「LUMENA(ルーメナー)」です。フックに吊るして使ったり、手に持って暗い場所を照らすこともできます。

キャンプであれば、コンパクトなランタンタイプでも問題ありませんが、車中泊するときは、なるべく光が遠くまで届くタイプを選ぶことをおすすめします。というのも車内は、シート下やドアポケット付近など光の届きにくい場所が多いので、見えづらいとストレスを感じるのです。明るいライトがあると、ものが落ちたときなど、探すのに便利です。

車中泊場所の上手な探し方!|くるくら

カーテンはニトリの通販で買った難燃・遮光タイプ。カーテンレールは日中製作所のスリムレール

最後に、目隠しのためのカーテンやシェードです。窓にカーテンやシェードがないと、夜でも、体を横にしたときに街灯の光が差し込んできて、眩しくて眠れない......なんてこともあります。

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フロントウィンドウにはクルマ用サンシェードを使用

また、外からの視線を遮るためにも必要です。夜間、照明をつけると車内の様子が丸見えになってしまうのは、ちょっと恥ずかしいですね。外から見えないようにすることで「車内に人がいるかもしれない」と思わせ、防犯効果も期待できます。

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