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公開日:2025.12.27

レクサス「RZ」改良新型モデル発売! ステアバイワイヤ初採用「Fスポーツ」新設定で、電動車の走りに革命を起こすか【新車ニュース】

レクサスRZ550e“Fスポーツ”|Lexus RZ550e“F SPORT”

レクサスは12月24日、大幅改良を受けた電動SUV「RZ」を発売した。税込車両価格は790万円〜950万円。

レクサスRZ550e“Fスポーツ”|Lexus RZ550e“F SPORT”

文=細田 靖

写真=トヨタ

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新しいRZではBEVシステムを全面刷新

レクサスのピュアEV「RZ」が大掛かりな改良を受けた。

新しいRZは、プラットフォームを改良したほか、電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」の特性を見直し、走りのコンセプトである“The Natural”をさらに磨き上げることで、自然で気持ちの良い走りの味「Lexus Driving Signature」をより深化させた。

さらに、BEVシステムを全面刷新し、モーターの高出力化や航続距離の伸長、充電所要時間の短縮を実現している。

全長4805×全幅1895×全高1635mmのボディサイズ、2850mmのホイールベースは従来から変わっていない。

RZ550e“Fスポーツ”はトータル出力407.8PSを発揮

レクサスRZ550e“Fスポーツ”|Lexus RZ550e“F SPORT”

レクサスRZ550e“Fスポーツ”|Lexus RZ550e“F SPORT”

モデルラインナップには新たに「RZ550e“Fスポーツ”」を追加。

レクサスとして初採用となる、次世代の操舵感覚をもたらす「ステアバイワイヤシステム」のほか、「インタラクティブマニュアルドライブ」では、加減速におけるシフト操作時の高揚感を高めるサウンドの演出と相まって、スポーティでダイレクト感ある走りと操る歓びが体感できる。

前後モーターの高出力化を施し、300kW(407.8ps)の最大システム出力とすることで、より力強く爽快な走りが追求されている。

エクステリアには“F スポーツ”カラーのほか、空力性能を向上させるための前後スポイラーとホイールを設定し、インテリアに“F スポーツ”シートやアルミペダル類の装備により、スポーティな世界観を創出した。

エントリーグレードの前輪駆動モデル「RZ350e“バージョンL”」はシステム総合で165kW(224.3ps)を発揮し、0-100km/h加速は7.5秒。

上級の四輪駆動モデル「RZ500e“バージョンL”」はシステム総合で250kW(339.9ps)を発揮し、5.3秒の0-100km/h加速を実現。

そして最上級に位置付けられる四輪駆動の新グレード「RZ550e“Fスポーツ”」はシステム総合で300kW(407.8ps)を発揮し、4.4秒の0-100km/h加速を誇る。

レクサスRZ550e“Fスポーツ”|Lexus RZ550e“F SPORT”

レクサスRZ550e“Fスポーツ”|Lexus RZ550e“F SPORT”

このたびの発表に際して開発責任者を務める井藤進矢氏は次のようにコメントしている。

「レクサスは、電動化技術を磨いてクルマの本質的な走る楽しさや新しい運転体験の提供を目指しています。『トヨタテクニカルセンター下山(TTC-S)』では、厳しい道路環境を模したテストコースでエンジニアやプロドライバーが一体となり、クルマの素性を徹底的に鍛え上げています。

今回のRZでは、電動化技術を操作系まで拡げたステアバイワイヤシステムを搭載し、ワインディングでの直感的な操作フィールや低速域での取り回し性を追求しました。また、ソフトウェア技術を用いた『インタラクティブマニュアルドライブ(Interactive Manual Drive)』により、操る楽しさやクルマとの対話ができる体験価値を実現しております。

今後も、レクサスは素性の良いクルマとしてのハードウェアとソフトウェアの融合により、レクサスならではのドライビング体験に挑戦してまいります」

レクサス充電ステーションが博多と軽井沢に新設

レクサス充電ステーション キャナルシティ 完成予想図

レクサス充電ステーション キャナルシティ 完成予想図

2023年にRZの導入とともにスタートしたレクサス・エレクトリファイド・プログラム(LEP)。これはBEVの本格的な普及に向けて、顧客が購入から乗り換えまでの間に直面する様々な不安や困りごとをサポートし、レクサスのBEVならではのサービスや体験を提供するものだ。

東京ミッドタウン日比谷、軽井沢コモングラウンズ、大名古屋ビルヂング、JRセントラルタワーズ、グラングリーン大阪、ONE FUKUOKA BLDG.に続き、このたび7カ所目となるレクサス充電ステーションを、2025年度内にキャナルシティ博多の隣接スペースに開設。

最大60日前から事前予約が可能なレクサス充電ステーションは、近隣の商業施設と連携して、食事やショッピング等、利用者に有意義な時間を過ごしてもらえるような多様なサービスを提供する。

さらに2026年3月には、軽井沢駅北口に開業予定の軽井沢T-SITEにレクサス充電ステーションの開設を予定。今後も都市部を中心に、レクサス充電ステーションを展開していく予定だ。

レクサス「RZ」モデルラインナップ
・RZ350e“バージョンL”(FWD):790万円[733km]
・RZ500e“バージョンL”(AWD):850万円[579km]
・RZ550e“Fスポーツ”(AWD):950万円[582km]
※価格は消費税込み。[ ]内は一充電航続距離

SPECIFICATIONS
レクサスRZ550e“Fスポーツ”|Lexus RZ550e“F SPORT”
ボディサイズ:全長4805×全幅1895×全高1635mm
ホイールベース:2850mm
最低地上高:205mm(社内測定値)
最小回転半径:5.6m
乗車定員:5人
車両重量:2120kg
モーター最高出力:前167kW(227ps)/後167kW(227ps)
モーター最大トルク:前268Nm(27.3kgf-m)/後268Nm(27.3kgf-m)
システム最高出力:300kW(407.8ps)
駆動方式:AWD
0-100km/h加速:4.4秒
バッテリー総電力量:76.96kWh
一充電走行距離(WLTCモード):582km
交流電力量消費率(WLTCモード):144Wh/km

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