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公開日:2025.12.22

メルセデス・ベンツ新型「GLB」が登場! まずはBEVモデルから、ハイブリッドは26年にデビュー!【新車ニュース】

メルセデス・ベンツGLB|Mercedes-Benz GLB

12月8日、メルセデス・ベンツは新型「GLB」を発表した。同日より欧州で受注開始となったのは、これまでの「EQB」の後継にあたるBEVモデル「GLB 250+ with EQテクノロジー」と「GLB 350 4MATIC with EQテクノロジー」だ。

メルセデス・ベンツGLB|Mercedes-Benz GLB

文=細田 靖

写真=メルセデス・ベンツ グループ

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新型GLB、2026年には48Vハイブリッドモデルも追加

新型GLBは、優れた実用性に磨きをかけつつ、メルセデス・ベンツの新世代デザイン哲学が反映されたほか、インパネのスーパースクリーンをはじめとするデジタル化のさらなる促進などにより、さらに魅力的なSUVとして誕生した。

まず欧州で受注が始まったのはBEVモデルの2グレード。後輪駆動の「GLB 250+ with EQテクノロジー」には、最高出力200kW(272ps)、最大トルク335Nm(34.2kgf-m)のモーターを搭載し、7.4秒の0-100km/h、210km/hの最高速をマークする。

四輪駆動の「GLB 350 4MATIC with EQテクノロジー」に搭載するモーターは総合で260kW(354ps)、515Nm(52.5kgf-m)を引き出し、0-100km/h加速を5.5秒でこなす。最高速はこちらも210km/h。

バッテリー容量は85kWhで、最大航続距離は「GLB 250+ with EQテクノロジー」が631km、「GLB 350 4MATIC with EQテクノロジー」が614km。最先端の800Vアーキテクチャーにより、わずか10分で最大260km走行分の充電が可能だ。

2026年にはBEVのエントリー版のほか、48Vハイブリッドモデルがラインナップに加わる。48Vハイブリッドモデルは、1.5リッター直列4気筒エンジン「M252」に、電動モーターと統合された8速eDCT、そして最大1.3kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、市街地走行など20kW(27ps)未満の出力で走行できる場合はEV走行が可能だ。

スリーポインテッドスターがいっぱい

メルセデス・ベンツGLB|Mercedes-Benz GLB

メルセデス・ベンツGLB|Mercedes-Benz GLB

欧州仕様のボディサイズは全長4732×全幅1861×全高1687mmで、ホイールベースは2889mm。従来のEQB(欧州仕様)と比べて全長で48mm、全幅で27mm、ホイールベースで60mm大きくなり、全高は14mm低くなった。

デザインはジャパンモビリティショー2025で日本初公開された新型「CLA」などと同様に、メルセデス・ベンツの新世代デザイン哲学を反映。フロントマスクでは、クローム仕上げによる94個のスリーポインテッドスターパターンを配したラジエターグリルや、左右のヘッドライトを繋ぐライトバーが新型を主張。オプションのマルチビームヘッドライトを選べば、スリーポインテッドスターデザインのデイタイムランニングライトが組み込まれる。

縦型のテールライトも左右をライトバーで繋げられており、モダンで洗練されたイメージ。こちらにもスリーポインテッドスターが組み込まれている。なお、前後のライトはウェルカム&フェアウェル・アニメーションの表示が可能だ。

MBUXスーパースクリーンを採用

メルセデス・ベンツGLB|Mercedes-Benz GLB

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インテリアでは、ダッシュボード両脇のエアコンルーバーまで配される「MBUXスーパースクリーン」の採用が目をひく。10.25インチのドライバーディスプレイに、それぞれ14インチのセンターディスプレイとパッセンジャーディスプレイを組み合わせる。

新型GLBには自社開発の「MB.OS(メルセデス・ベンツ・オペレーティングシステム)」を採用。AI搭載のこのシステムにより、メルセデス・ベンツ インテリジェントクラウドに接続されたスーパーコンピューターを全車に搭載することが可能になった。これにより、運転支援システムを含む主要な車両機能の定期的な無線アップデートが可能になる。

MB.OSは第4世代MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)の幕開けを告げるもの。パーソナライズされた体験と、人間とクルマの直感的なインタラクションの新たな世界を切り開き、自動車業界に新たな基準を確立する。

新世代MBUXは、MicrosoftとGoogleの人工知能(AI)を統合した初の車載インフォテインメントシステム。複数のAIエージェントをひとつのシステムに統合するのはこれが初めてだ。MB.OSは、サードパーティプロバイダーのコンテンツをシームレスに統合するための最大限の柔軟性を提供。メルセデスならではのインターフェイスはそのままに、使い慣れたカスタマーエクスペリエンスを実現する。

パノラミックサンルーフでは、オプションのスカイコントロールパノラミックルーフの採用が新しい。このルーフのガラス面は、数ミリ秒以内に透明と不透明(乳白色)に切り替えられる。夜間には158個の星が輝く、他に類を見ない視覚体験が得られる。

身長171cmまでなら3列目シートも快適

メルセデス・ベンツGLB|Mercedes-Benz GLB

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キャビンは2列5乗りと3列7人乗りを設定。先代にあたるEQBと比べて1列目と2列目のヘッドルームが大幅に拡大したほか、ホイールベースを60mm拡大した効果で、後席の足元空間も拡がった。

2列目シートは座り心地も向上した。ヒップアングルが9度向上し、大腿部とシートの接地面積が拡大したことで、座り心地が改善されている。3列目シートへの乗降性は、イージーエントリー機能の調整範囲が32mm拡大したことにより高まった。3列目シートは身長171cmまでなら快適に座れる。

荷室容量は5人乗りで540L、7人乗りで480Lを確保し、後席シートバックを倒すとそれぞれ最大で1715L、1605Lに拡大できる。さらにフロントフード下には127Lの「フランク」が備わる。

SPECIFICATIONS
メルセデス・ベンツGLB 250+ with EQテクノロジー|Mercedes-Benz GLB 250+ with EQ Technology
ボディサイズ:全長4732×全幅1861×全高1687mm
ホイールベース:2889mm
乗車定員:5人
車両重量:2200[2280]kg
モーター最高出力:200kW(272ps)[260kW(354ps)]
モーター最大トルク:335Nm(34.2kgf-m)[515Nm(52.5kgf-m)]
駆動方式:RWD[4WD]
バッテリー容量:85kWh
一充電走行距離(WLTPモード):631[614]km
0-100km/h加速:7.4[5.5]秒
最高速度:210km/h
欧州販売価格:5万9048.80ユーロ(約1077万円)[6万2177.50ユーロ(約1134万円)]
※諸元は欧州5人乗り仕様。[ ]内はGLB 350 4MATIC with EQテクノロジー

動画=メルセデス・ベンツ公式YouTubeチャンネルより

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