車中泊で“火を使わない”簡単ウマメシ・レシピvol.3 ハマごはんさん監修「超時短おかずレシピ」
料理家のハマごはんさんが「火を使わず、簡単に作れる車中泊料理」を提案する連載企画。N-VAN車内をカスタムした『N-VAN キッチン』で、カエライフ編集部が実際にレシピを再現しながら紹介していきます。
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記事提供元/カエライフ
カエライフ流の“火を使わない車中泊料理”は、ただ簡単でおいしいだけではなく、車中泊調理にまつわる悩みや問題にも寄り添えるよう、次のことを心掛けています。
・火を使わず、簡単でおいしい
・コンビニやスーパーなどで手に入りやすい食材を使う
・調味料や食材は少なめ
・調理器具、洗いものは極力少なく
・生ゴミは極力出さない
連載の第1回目はハマごはんさんに「市販のおにぎり」を活用したレシピ、第2回はサンドすることで「映える」レシピを教えてもらいました。
▽▽▽vol.1の記事はこちら!▽▽▽
車中泊で“火を使わない”簡単ウマメシ・レシピ vol.1 ハマごはんさん監修「おにぎりで作る絶品ごはん」
▽▽▽vol.2の記事はこちら!▽▽▽
車中泊で“火を使わない”簡単ウマメシ・レシピvol.2 ハマごはんさん監修「映えるサンドメニュー」
第3回となる今回のテーマは、「超時短おかずレシピ」。
車中泊の醍醐味の1つといえば、好きな場所&好きなタイミングで食事ができること! とはいえ、簡易的なメニューになってしまっては、せっかくの食事の時間が台無しに。そこで、車中泊の食卓を彩り、少ない工程で誰でも簡単にできる超時短メニューを紹介します。
今回もハマごはんさんに、火を使わずに作れるメニューを教えてもらいました。
簡単な調理工程に加え、洗いものを減らすテクを駆使した「簡単・おいしい・早い」車中泊調理を3品ご紹介します。
本企画は、N-VANの荷台スペースを活用した「N-VANキッチン」でレシピを再現していきます。
「マルチボード」を設置して調理台にアレンジし、「有孔ボード」にキッチンツールを吊るすなど、作業スペースを広く使えてとっても機能的。
手に入りやすい食材で絶品ご飯を提案する、ハマごはんさん
車中泊料理を教えてくれるハマごはんさんは、手に入りやすい食材で簡単に作れるレシピがSNSで大人気! 自身もキャンプが趣味で、料理好きの延長からさまざまなキャンプ飯を考案しています。
超時短のカギは、調理工程にあり!
火を使わず、手をかけず、さらには、洗いものを減らせたら、もっと気軽に車中泊ご飯を楽しめます。ハマごはんさん、どうすれば良いでしょう?
ハマごはんさん食材にひと手間加えるだけでもいいんです。マヨネーズなどの味が決まりやすい調味料や、青のりなどの風味が強い食材をチョイ足しするのがポイント。もっとおいしく、楽しくなりますよ。
なるほど。ひと手間やチョイ足しなら、早く作れて失敗もなさそうですね。洗いものが少ないのも最高です!
というわけで今回は、「まぐろの刺身」と「ちくわ」を使った、簡単アレンジレシピ。そしてサラダ代わりに、「ミニトマト」を使った即席漬けの計3品ご紹介します!
1品目:混ぜてかけるだけ! やみつきになる 「まぐろのねぎポンカルパッチョ」
1品目は刺身のまぐろを使い、洋風仕立ての「まぐろのねぎポンカルパッチョ」。何だかオシャレです!
混ぜてかけるだけで作れるので、調理器具が少なく、洗いものが少ないのもうれしいポイント。まずは、材料からチェックしていきましょう。
「まぐろのねぎポンカルパッチョ」の材料
材料(2人分)
・まぐろの刺身 1パック(130g)
・オリーブオイル 大さじ1
・ポン酢 小さじ1
・レモン汁(市販品) 小さじ1
・おろしにんにく(チューブ) 1cm
・黒胡椒 適量
・細ねぎ 適量
調理器具
ボウル、スプーン
調理器具はボウルとスプーンのみ。まな板や包丁は不要です! レモン汁は液状の市販品、細ねぎは切ってあるものを使うとムダが出ず、調理の手間も省けて便利です。
ハマごはんさんまぐろは薄く切ってあるものの方が、味が馴染んでおすすめです。レモンの酸味が効いて、最高においしいですよ!
それでは作っていきましょう。
1.ドレッシングを作る
ボウルにオリーブオイル、ポン酢、レモン汁、にんにくを入れて混ぜ合わせます。
2.まぐろを並べ、ドレッシングをかける
お皿にまぐろを広げるように並べ、1のドレッシングを全体に回しながらかけます。
3.黒胡椒を振り、細ねぎを散らして完成!
わずか1分で作れちゃいました! 見た目もとっても華やかで、気分も上がります。
いざ、実食。レモンの酸味と黒胡椒の刺激が味のアクセントになっています! まぐろは独特な臭いが苦手という方もいますが、にんにくと細ねぎの風味がクセを消し、うま味を引き立てています。しょうゆより味が軽やかなポン酢を使ったのも◎。
お皿にドレッシングが残ったら、バゲットなどのパンにつけるとさらに楽しめて、お皿もキレイになって良さそう。これは、やみつきになります!
2品目:キッチンバサミでラクラク♪ 「ちくわの磯辺和え」
続いては、「ちくわ」を使った一品です。ちくわ×青のりといえば、磯辺揚げがお馴染み。その鉄板の組み合わせを、火を使わない和えものでいただきます。
ちくわは切る工程が必要ですが、あとは和えるだけ。切るのも「あるアイテム」を使えば、まな板が不要。あるアイテムとは? チェックしていきましょう!
「ちくわの磯辺和え」の材料
材料(2人分)
・ちくわ 4本
・オリーブオイル 小さじ2
・しょうゆ 小さじ2
・マヨネーズ 小さじ2
・青のり 適量
・黒胡椒 適量
調理器具
キッチンばさみ、ボウル(食べる器で代用しても)、スプーン
あるアイテムとは、キッチンばさみ!?
ハマごはんさんそうです! ちくわのようにやわらかい食材を切るには、キッチンばさみを包丁がわりに使うのが便利。まな板不要なので、洗いものを減らしたいキャンプ料理には欠かせない万能アイテムなんですよ
キッチンばさみなら、包丁の扱いに慣れていなくても使いやすいですね! 葉物野菜なども切れるので、調理のさまざまな場面で活躍します。
ハマごはんさん調味料のマヨネーズは、好みで追いマヨをしてもOK。辛子を少し足すと、ピリッと味が引き締まっておすすめです!
1.ちくわを切る
ちくわはボウルの上で、キッチンばさみを使って一口大のななめ切りにします。
2.ちくわと調味料を和えて完成!
1のボウルにオリーブオイル、しょうゆ、マヨネーズ、青のり、黒胡椒を入れます。スプーンで全体を混ぜ合わせたら完成です。
これもあっという間に完成! 何のテクニックもいりません。
口に入れるとすぐに磯の香りが広がります! やっぱりちくわと青のりは間違いなく合いますね。ちくわは生のままなので、磯辺揚げにはないしっとりした食感が楽しめます。
3品目:うまみ凝縮! 「トマトの塩こんぶ漬け」
最後は野菜を使った箸やすめ的な一品。甘酸っぱいミニトマトをたっぷり使い、塩こんぶと即席漬けにします。
「トマトの塩こんぶ漬け」の材料
材料(2人分)
・ミニトマト 1パック
・塩こんぶ 大さじ1~2
・ごま油 小さじ1
・鶏がらスープの素 ひとつまみ
調理器具
チャックつき密閉袋、包丁、まな板
材料は4つだけ。調味料も身近なものなので、少量サイズが揃います。短時間で漬物を作るテクニックとは!?
ハマごはんさんトマトのうま味が凝縮されて、とてもおいしいですよ! 食材を漬ける際はボウルや密閉容器ではなく、チャック付き密閉袋を使ってください。空気を抜くことができて、満遍なく早く漬かり、洗いものも減らせます
ここでも洗いものを減らすテクが! しかも時短に繋がっているんですね。それではラスト一品作っていきます。
1.ミニトマトを切る
ミニトマトはヘタを取り、半分に切ります。
2.密閉袋にミニトマト、塩こんぶ、調味料を入れて揉む
チャック付き密閉袋に1のミニトマト、塩こんぶ、ごま油、鶏がらスープの素を入れ、袋ごと軽く揉みます。
ハマごはんさんミニトマトは潰すと水っぽくなってしまうので、やさしく揉みましょう
3.15分間漬けたら完成!
袋の空気を抜いて閉じ、約15分漬けたら完成です。
塩こんぶがトマトの水分で良い感じにもどり、ごま油の香りが何とも食欲をそそります。噛むとトマトの汁がジュワッと溢れて、そのまま食べるよりも甘さが引き立ちます! 塩こんぶは味付けの役割を果たしながら、トマトと異なる食感の違いも楽しめます。
漬け込む時間は多少かかりますが、漬けている間に他のメニューを作ればOK。ほぼ切るだけで作れるので、何とも気楽です!
車中泊の食卓を彩る3品!
火を使わなくても、ちょっと手を加えるだけで、あっという間に3品もおかずが作れちゃいました! 和洋折衷な味わいなので、合わせる料理や飲み物を選びません!
そして、洗いものが少ない! 食べ終わってからの洗いものは本当に面倒に感じます。これなら車中泊を心から楽しめると思いました。
みなさんも、ぜひお試しください!
※この記事は、カエライフに2022年7月22日に掲載されたものです。施設によって営業時間の変更や休業の可能性があります。おでかけの際には公式HPでご確認ください。また、事前にお住まいの地域やお出かけ先の情報を確認し、ご計画をお願いいたします。
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