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公開日:2025.09.11

ハチロク乗り歓喜! トヨタがAE86カローラ レビン/スプリンター トレノ用「4A-GE」エンジン部品を復刻

4A-GEエンジン

TOYOTA GAZOO Racingは9月10日、「GRヘリテージパーツプロジェクト」として、AE86カローラ レビン/スプリンター トレノ用1.6リッター「4A-GE」エンジン部品2点を復刻し、2026年5月頃に発売すると発表した。

4A-GEエンジン

文=細田 靖

写真=トヨタ

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4A-GEエンジン用のシリンダーヘッドとシリンダーブロックが復刻

GRヘリテージパーツプロジェクトは、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というユーザーの想いに応えるべく、すでに廃盤となっている補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組み。現在全8車種、200点以上の部品の復刻、再販売を行っている。

今回復刻生産することを決定した部品は、「シリンダーヘッドSUB-ASSY」と「シリンダーブロックSUB-ASSY」の2点。

このGRヘリテージパーツ2点は、これからも長く、よりよい状態の「愛車」に乗り続けられるように、当時の基本的な設計・スペックはそのままに、最新のシミュレーション技術や工法、材料を取り入れて現代化されている。

シリンダーヘッドSUB-ASSY

シリンダーヘッドSUB-ASSY

シリンダーヘッドSUB-ASSY
燃焼室に切削加工を追加し、鋳肌をそのまま残した部分の面積を減らすことで、圧縮比のばらつきから生まれるエンジンごとの個体差を低減。吸気ポートには塗型処理を施し、未加工の状態での表面の凹凸を軽減している。オリジナル部品では一部カ所のみで使用されていたカムキャップのノックピンを全カ所に追加することで、組付時の作業性を改善した。

シリンダーブロックSUB-ASSY

シリンダーブロックSUB-ASSY

シリンダーブロックSUB-ASSY
シリンダーボアに現代のホーニング処理を施し、ボアの加工精度を向上。材料の鋳鉄は当時と比べてより高剛性のものを使用し、シミュレーションをもとにクランクキャップの構造に変更を加えることで、耐久性を向上させた。

さまざまなイベント会場でヒアリングしたユーザーからの要望をもとに、シリンダーヘッドSUB-ASSYは吸排気ポートの一部肉厚を増やしている。一方シリンダーブロックSUB-ASSYは、AE86だけでなく、FF車にも搭載できるよう、横置き設置用のボスとリブが追加された。

9月13日(土)、14日(日)の2日間、富士スピードウェイで開催される「頭文字D 30th Anniversary 2days」では、今回発売を予定しているGRヘリテージパーツと、この部品を組み付けた4A-GEエンジンを搭載し、販売中のGRヘリテージパーツを使ってレストアしたAE86を展示。会場内のGRヘリテージパーツブースでは、発売予定のGRヘリテージパーツ2点の先行予約も受け付ける。なお、部品の詳細や予約後のスケジュールなどについては、当日ブースにてご確認を。

なお、先行予約終了後の受注方法については、順次TOYOTA GAZOO Racing GRヘリテージパーツのウェブサイトにて公開される。

 

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