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最終更新日:2025.08.20 公開日:2025.08.20

空冷ポルシェのラリー仕様? RUF(ルーフ)が新型「ロデオ」の量産モデルを初披露! 6速MT、カーボンモノコックシャシーを採用【新車ニュース】

ルーフ・ロデオ|Ruf Rodeo

8月16日、ドイツのコンプリートカーメーカーであるルーフ・オートモビルは、米カリフォルニアで開催された「モントレー・カー・ウィーク2025」において、最新作「ロデオ」の量産モデルを披露した。

ルーフ・ロデオ|Ruf Rodeo

文=細田 靖

写真=ルーフ・オートモビル

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カーボンモノコックシャシーを採用した世界唯一の全地形対応車

「ロデオ」は2020年にコンセプトモデルが発表されたオフロードスタイルのスポーツカー。2024年8月には市販プロトタイプが公開され、このたび量産モデルが披露された。

「カーボンモノコックシャシーを採用した世界唯一の全地形対応車」と同社がアピールするロデオは、ルーフの代表作「CTR」と同様のカーボンモノコックシャシーが用いられているほか、カーボン製ボディパネルや自社設計の前後可変トルク配分式4WDシステム、プッシュロッド式水平ダンパーを組み合わせた前後ダブルウイッシュボーンのロングストロークサスペンション、そして全地形対応の18インチタイヤ(サイズは235/55R18)を採用した、冒険心を掻き立てる1台だ。

パワーユニットは最高出力449kW(610ps)、最大トルク700Nm(71.4kgf-m)を発揮する3.6リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンで、6速MTを組み合わせる。最高速は250km/h。

ルーフ・ロデオ|Ruf Rodeo

ルーフ・ロデオ|Ruf Rodeo

デザインは米国のファッションブランド「ラルフローレン」のコレクションからインスピレーションを得た、アメリカ西部風テイストが特徴だ。

オフロードユースを想定して前後バンパーの保護を担うバッシュバーを備えた前後バンパーや、ワイドな前後フェンダー、そしてリヤバンパーと一体化された4本出しエキゾーストフィニッシャーによって独特のルックスを実現している。

今回のイベントで披露された個体は、ボディを深みのあるジョーダンブラックにペイント。センターロック式鍛造ホイールやルーフレールはホワイトで、ボディとのコントラストを際立たせている。ルーフの4.0リッター後輪駆動モデル「SCR」と同様の大型リヤスポイラー「ホエールテール」などには、車名の「RODEO」が表記された。

ルーフ・ロデオ|Ruf Rodeo

ルーフ・ロデオ|Ruf Rodeo

エイジング加工が施されたような風合いのレザーを多用するインテリアでは、ユニークな柄のシートが目をひく。粗めに仕上げられたレザーのステッチと合わせてアメリカ西部風のテイストが見て取れる。

ルーフはこのロデオについて、「あらゆる地形において比類のない安定性と俊敏性を実現します。山道を走破する時も、広々とした田園地帯を走る時も、ロデオは他に類を見ない体験を提供します」と紹介している。

SPECIFICATIONS
ルーフ・ロデオ|Ruf Rodeo
ボディサイズ:全長4307×全幅1857×全高1390mm
ホイールベース:2352mm
車両重量:1250kg
乗車定員:2人
総排気量:3600cc
エンジン:水平対向6気筒ツインターボ
最高出力:449kW(610ps)/6500rpm
最大トルク:700Nm(71.4kgf-m)/2250rpm
トランスミッション:6速MT
駆動方式:4WD
最高速度:250km/h

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