草津白根山の噴火警戒レベルが引き上げ! 国道292号「志賀草津道路」の一部が通行止めに【道路のニュース】
2025年8月4日、草津白根山(湯釜付近)における火山活動活発化により、国道292号「志賀草津道路」の一部区間が通行止めとなった。当該道路を利用予定のドライバーは、事前に規制情報を確認し、迂回ルートの検討が必要だ。
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草津白根山・湯釜周辺で火山活動が活発化

草津白根山 湯釜付近の 噴火警戒レベル2に対応した警戒が必要な範囲。
2025年8月4日午前5時50分、気象庁は群馬県と長野県にまたがる草津白根山のうち「白根山・湯釜付近」で火山性地震が増加したことを受け、噴火警戒レベルを「活火山であることに留意(レベル1)」から「火口周辺規制(レベル2)」へと引き上げた。湯釜の火口からおよそ1kmの範囲で大きな噴石などが飛来する恐れがあるため、立入規制が実施される。
このエリアは湯釜や日本国道最高地点の「渋峠」、雪の回廊などを抱える観光スポットとしても知られている。特に、国道292号 志賀草津道路は、群馬県の草津町と長野県の山ノ内町(志賀高原)を結ぶ高原ルートとして、観光客に人気のある道路だ。
志賀草津道路の一部区間が通行止め!

国道292号 志賀草津道路の路線図。殺生ゲート~万座三差路ゲートまでの約8.5kmが通行止め。
この噴火警戒レベル引き上げを受けて、群馬県は8月4日午前6時45分より、国道292号「志賀草津道路」の一部区間を通行止めにした。
対象となったのは、志賀草津道路の殺生ゲート(草津町)~万座三差路ゲート(群馬県吾妻郡嬬恋村)までの約8.5km。これにより、草津温泉方面から長野へ抜けるためには有料道路の「万座ハイウェー」を使った迂回が必要となる。
なお、今回の交通規制は火山活動の状況を踏まえて行われた、安全確保のための措置であり、草津温泉街には影響がないという。
国道292号 志賀草津道路を利用予定だったドライバーは、最新の気象情報と交通規制情報を確認し、安全を第一に行動してほしい。
【草津白根山・湯釜周辺における通行止め概要】
対象区間:国道292号 志賀草津道路 殺生ゲート~万座三差路ゲート
対象日時:2025年8月4日 午前6時45分から当面の間