車中泊でカーテンを使うと快適に! 100均、ニトリアイテムを使った自作方法を紹介
車中泊をする際に、プライバシーを確保したり、光を遮って快適性を高めるカーテンは必須のアイテムですよね。しかし、「自分のクルマにどうやったらカーテンを装着できる? どんなカーテンがいい? 」と二の足を踏んでいる方も多いはずです。そこで今回はクルマ用カーテンのメリットやシェードとの違い、選び方をご紹介。自作する方法も解説するのでぜひ参考にしてみてください。
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目次
車中泊に使うカーテンを100均、ニトリのアイテムで自作する方法
純正品や車種専用品のカーテンは質がいい分値段も高く、中には販売していない車種もあります。
「どうしてもカーテンを安く手に入れたい」という場合は、自作をしてみてはいかがでしょうか。
ここでは、簡単なクルマ用カーテンの作り方を紹介します。
窓のサイズ、取り付けできそうな部分を確認する

まずはクルマの窓のサイズや取り付ける部分を確認します。

今回カーテンを制作する筆者のクルマのトヨタ 「RAV4」は、インテリアで金属が剥き出しになっている部分がなく、磁石や吸盤、テープや面ファスナーなどを取り付けられる部分がありません。

そのため、ピラーを利用して取り付けます。

後部座席のサイドウィンドウとリアウィンドウは距離が近く、カーテンを2枚に分けると、枚数が増えて、取り付けの際も手間になるので1枚のカーテンで両方の窓を覆えるようにします。


フロントウィンドウや運転席、助手席にもカーテンを設置したかったのですが、フロントガラスに角度があり、運転席、助手席には取り付けできるピラーがないため、運転席と後部座席の間にカーテンを設置することとします。

リアウィンドウもガラスに角度があり、フロントウィンドウと同様にカーテンの取り付けが難しいため、テールゲートのピラーを利用してカーテンを設置します。
- 運転席と後部座席の間用×1枚
- サイド・リアウィンドウ用(両サイド)×2枚
- テールゲート用×1枚
今回は上記の4箇所に設置するカーテンを自作していきます。
材料&道具を用意する

カーテンを自作する材料や道具は主に100均で調達しました。
- 伸縮ポール×4本(1本売りを4本購入)
- ダブルクリップ6個(8個セットで購入)
- 金属製の洗濯クリップ2個(10個セットで購入)
- カーテン4枚(1枚売りを4枚購入)
- ペンチ
カーテンは100均でも取り扱いがあるものの、薄く遮光性がないため、今回はニトリで遮光性のあるカーテンを別途1枚2,000円ほどで4枚購入しました。
今回は合計で9,000円ほどかかりましたが、カーテンの遮光性を気にせずにすべて100均アイテムで揃えれば1,500円くらいに収まります。
カーテンの作り方


まずは運転席と後部座席の間用カーテンを作ります。

カーテンの穴に互い違いになるようにポールを入れていきます。もし、カーテンに穴が空いていない場合はハサミなどで布を切って穴を開けましょう。

ポールの両端にピラーに差し込むためのダブルクリップを取り付け、長さを調節して窓が覆える長さまで伸ばします。これで運転席と後部座席の間用カーテンの完成です。

続いてサイド・リアウィンドウ用のカーテンを作ります。


こちらも運転席と後部座席の間のカーテンと同じように、ポールをカーテンに通し、両端にダブルクリップをつけましょう。
もう1つ同じものを作って、サイド・リアウィンドウ用のカーテンの完成です。

最後にテールゲート用のカーテンを作ります。


カーテンの穴にポールを入れていくまでは同じ工程です。

テールゲートのピラーは隙間と位置の関係でダブルクリップではうまく刺さらないため、金属製のクリップを加工します。クリップの指で開く部分をペンチで広げて、ポールが引っかかる角度や大きさになるようにします。
筆者はペンチ1本で広げましたが、2本あると広げやすいです。

ピラーに付けるとこのような感じ。

ただ、今回はポールのカバー部分が干渉してポールが引っかからなかったため、カバーを外しました。これで、リアのカーテンのパーツが完成。すべてのカーテンができたので取り付けていきます。
いざカーテンの取り付け

完成したカーテンを取り付けていきます。まずは運転席と後部座席の間のカーテンを取り付けます。

両サイドのピラーにダブルクリップを差し込んで、いい感じに取り付けることができました。

続いて後部座席の両サイドにもカーテンを取り付けます。

こちらも同じようにピラーにダブルクリップを差し込んで完了です。

最後にテールゲート用カーテンを取り付けます。こちらだけ少し装着方法が違います。まず加工した洗濯クリップをピラーに取り付けます。

最後にポールを洗濯クリップに引っかけて完成です。

カーテンの長さの仕様上少し床についていますが、下から光が差し込まないので長めでも良いかもしれません。長さが気になる方は、裾上げテープで長さ調節をしましょう。

すべてのカーテンを閉めてみるとこのような感じ。

クルマの形状上少し隙間ができ、光は差し込むもののプライベート空間は完全に確保できます。フルオープンにしてみてもかなり違いがあります。
材料の加工は金属製クリップの形を変えるだけなので4枚のカーテンを作って、クルマに取り付けるまでを合わせて30分ほどで作成できました。複雑な作業もないため、手先が器用でなくても簡単に加工できます。
ちなみにピラーに差し込む際に傷がつく場合があるので、気になる方はクリップとピラーにマスキングテープを貼って置くと安心ですよ。
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