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最終更新日:2025.05.09 公開日:2025.05.10

「ポルシェ」×「東大」が中高生を対象にした夏のスカラーシッププログラム「LEARN with Porsche 2025」の一般公募を開始!

LEARN with Porsche 2024ものづくりプログラム

ポルシェジャパンはこのほど、東京大学先端科学技術研究センター個別最適な学び寄付研究部門とともに、中高生を対象とした夏休みの期間を利用する5日間のスカラーシッププログラム「LEARN with Porsche (ラーン ウィズ ポルシェ)2025」の「サマープログラム」と「ものづくりプログラム」を開催すると発表。5月1日より一般公募を開始した。

LEARN with Porsche 2024ものづくりプログラム

文=細田 靖

写真=ポルシェジャパン

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ネットを使わず経験や体験、人との関わりを通して答えを導き出す

ポルシェジャパンは日本の社会課題のひとつとして、若者が将来に向けて「夢」を見つけられていないこと、未来の「夢」に向けた教育投資が少ないことに着目。若者が「夢」を見て、叶えるその瞬間に寄り添うためのCSR(※)活動として、「Porsche. Dream Together(ポルシェ・ドリームトゥゲザー)」プロジェクト立ち上げた。「サステナビリティ」「コミュニティ」「若者サポート」の3つの柱をもち、目的に応じた企画発案と活動を実施している。
※Corporate Social Responsibilityの略で「企業の社会的責任」を意味する

2021年に立ち上げたイノベーティブなスカラーシップ「LEARN with Porsche」は、そのなかのひとつである「若者サポート」を軸に、東京大学先端科学技術研究センター個別最適な学び寄付研究部門とともにスタート。現在の学校教育と違った実体験を提供することにより、夢に向けて立ち向かう力を養いこれからの学びに必要な心構えをもてることに期待している。

未来の壁に立ち向かっていくスカラーシップ生を探し、これからの学びに必要な心構えと夢をプレゼントする独自のプログラムである「LEARN」は、Learn Enthusiastically(熱心に学び)、Actively(積極的に)、Realistically and Naturally(現実的かつ自然に)の頭文字から名づけられた。

実施するプログラムでは、情報機器を使わず経験や体験、人との関わりを通して答えを導き出すようなカリキュラムを用意。今年も5日間ほどの体験合宿が企画されている。選考は、全国の中高生を対象に公募し、そのなかから書類選考と面談を実施したうえで10名のスカラーシップ生を選出。「サマープログラム」と「ものづくりプログラム」のどちらも、参加費・旅費・宿泊費はスカラーシップとして運営事務局が規定に従い負担する。

「ポルシェ」×「東大」が中高生を対象にした夏のスカラーシッププログラム「LEARN with Porsche 2025」の一般公募を開始!

LEARN with Porsche 2022サマープログラム

「ポルシェ」×「東大」が中高生を対象にした夏のスカラーシッププログラム「LEARN with Porsche 2025」の一般公募を開始!

LEARN with Porsche 2023ものづくりプログラム

「LEARN with Porsche」は過去に4回実施されている。

2021年の第1回目は、情報機器を使わず限られた情報のなか、目的地までの行き方を空港内で探す課題からスタート。コロナ禍でのコミュニケーション方法、限られたヒントを元にチームで工夫し初めての土地での行動を体験、また目的地で初めて接する馬と向き合い乗馬をしながら“1馬力”を学び、貸切サーキットで最新のポルシェに乗りクルマのルーツを探るような、毎日異なる体験に取り組んだ。

2022年の第2回目は、四国宇和島の重要文化的景観である壮大な段畑の修復作業、土佐久礼のカツオ漁を朝4時から体験するなど、先人から続く生活と仕事の移り変わりを学んだ。最終日には、設立間もないポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(千葉県木更津市)で、最新のポルシェに乗り、ドライビングコーチの専門的職業という分野も知った。

2023年の第3回目は、地方からの出稼ぎ労働者の街を対象に、チームに分かれて現場聞き込みをしながら歴史を紐解くことから始まった。その後、旭川から稚内まで約6時間かけて宗谷本線で移動し、北海道最北端の礼文島と利尻島を巡り、現地の方々の実際の仕事に関わりながら島の歴史や生活、稼ぐことについて考えた。この年は、第1回目に登場した60年代のポルシェトラクターをレストアする、ものづくりのプログラムも始動した。

そして2024年の4回目は、九州を舞台に鹿児島と熊本の2チームに分かれて行動。天草について隣接する場所によって文化のルーツが異なることを知り、現地で入手した歴史や文化の情報を点から線に、そして面に変化させる考え方を学んだ。一方ものづくりプログラムでは、クラッチなどをレストアした後、実際に畑で動かし耕す稼働状態に、60年代のポルシェトラクターを蘇らせた。

「ポルシェ」×「東大」が中高生を対象にした夏のスカラーシッププログラム「LEARN with Porsche 2025」の一般公募を開始!

LEARN with Porsche シンポジウム(2025)

また2025年2月16日には、東京大学大講堂(安田講堂)でプログラムに参加した学生と大人が集い、振り返りとなるシンポジウムを開催。当日は532名が参加した。プログラム実施後も学生たちとの集いの場を設け、継続した繋がりを深めている。

INFORMATION
「LEARN with Porsche 2025」一般公募概要
●「サマープログラム」実施概要
・テーマ:君の学びを変えるサマープログラム
未来を駆け抜ける君へ「君の学びはこのままで十分か?」
30年後、君はどこにいるだろう? 自然は? 街は? 君のまわりの人たちは? そして、君自身は「生き残れて」いるだろうか? このプログラムは、どこに行くかも、何をするかも、事前にはわからない。でも、たった一つ確かなのは、これまで君たちが出会ったことのない人、環境、動物、歴史、文化、情報、機械、感情などと向き合う時間が生まれること。それは、君自身の視点や視野を大きく変えるに違いない。今の学びに違和感を覚えている君、ぜひ一緒に旅に出よう!
・プログラム実施期間:2025年8月18日(月)〜22日(金)
・募集対象/人数:中学生、高校生/10名程度
・実施場所:日本を移動しながら
・募集期間:2025年6月29日(日)17:00まで
・詳細及び募集要項:下記サイト内をご参照
https://learn-project.com/pj2025summer-program/

●「ものづくりプログラム」実施概要
・テーマ:ものづくりが好きな若者向けのプログラム
森や機械に興味のある高校生あつまれ
「ポルシェで森に入る 〜60年代のポルシェトラクターを整備して森の生活を知る5日間〜」
現代の機械はブラックボックス化されている。エンジニアが長い年月をかけて開発したエンジンには、学ぶべきものがたくさんある。自然の中の暮らしは、現代文明の中で生活する若者にとっては遠い世界だ。そこで長く生活する人々の持つ知恵からは、学ぶことがたくさんある。このプログラムに教科書はない。古いトラクターや、森に生きる人々と、共に過ごす5日間。そこで君は何を得るだろうか。
・プログラム実施期間:2025年7月28日(月)〜8月1日(金)
・募集対象/人数:高校生・高等専門学校生/10名程度
・実施場所:北海道十勝地方
・募集期間:2025年6月15 日(日)17:00まで
・詳細及び募集要項:下記サイト内をご参照
https://learn-project.com/pj2025monozukuri/

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応募はこちら!(6月1日まで)
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