JR南武線、矢向駅~武蔵小杉駅間を高架化! 開かずの踏切はいつなくなる?【道路のニュース】
JR南武線の矢向(やこう)駅~武蔵小杉駅間がついに高架に! 2025年1月17日、川崎市は神奈川県から連続立体交差事業の都市計画事業認可を受け、事業に着手することを発表。完成すれば9か所の踏切がなくなる。
この記事をシェア
南武線は開かずの踏切だらけ!
川崎市は2025年(令和7年)1月17日、JR南武線 矢向駅~武蔵小杉駅間において、神奈川県から連続立体交差事業の都市計画事業認可を受け、高架化の事業に着手することを発表した。
川崎駅(神奈川県)から立川駅(東京都)までを結ぶJR南武線。同路線ではこれまで1990年(平成2年)に武蔵小杉駅~第三京浜間を、2013年(平成25年)に稲田堤駅~府中本町駅間をそれぞれ高架化してきた。
矢向駅から武蔵小杉駅までの事業延長は約4.5kmで、その間に鹿島田駅、平間駅、向河原駅の3駅、踏切は全部で9か所ある。そのうち5か所は「開かずの踏切(ピーク時間の遮断時間が40分以上)」となっており、車両の渋滞や歩行者の滞留を引き起こしていた。
矢向駅~武蔵小杉駅間の高架化はいつ完成する?
矢向駅から武蔵小杉駅間における完成スケジュールは、まず2033年度(令和15年度)に下り線を高架化し、4年後の2037年度(令和19年度)に上り線を高架化。2038年度(令和20年度)までに踏切撤去を目指すとしている。
川崎市では、矢向駅~武蔵小杉駅間を高架化に際し9か所の踏切を撤去することで、踏切に起因する渋滞、歩行者の利便性・安全性の改善。さらに、鉄道と駅舎をはさんで分断されていた街がひとつになることで、駅周辺の新たなにぎわいを創出すると考えている。
記事の画像ギャラリーを見る