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最終更新日:2025.01.16 公開日:2025.01.16

クルマのコーティングは必要? 不要な場合もあるの? コーティングの注意事項まとめ!

クルマのコーティングは傷や汚れを防いだり、ボディに艶を与え外観をキレイにする効果があります。しかし、このコーティングは必ず施した方がよいという訳でもないようです。コーティングをする際の注意事項などをご紹介します。

文=大門道子

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クルマのコーティングは必要・不要?

コーティングはボディに光沢を与えたり、傷を保護したりとさまざまなメリットがある。

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クルマのコーティングは、ボディの塗装を保護し光沢を与えるほか、洗車時に汚れが落としやすくなるなど、さまざまな利点があります。とはいえ、コーティングは必ず施さなくてはならないものではなく、なくても普通にクルマは使えます。そのため、コーティングをするべきか迷っている人も多いかもしれません。

コーティングが必要な場合とそうでない場合には、どんな違いがあるのでしょうか。また、コーティングはどのような場所で依頼するとよいのでしょうか。

コーティングにはどんな種類がある?

コーティングの種類一覧。種類によって持続期間やコストが異なる。

そもそも、コーティングには「ワックス」「ポリマー」「ガラス」「セラミック」と大きく分けて3つの種類があり、それぞれ効果やメリット・デメリットが異なります。そのため、まずこれらの違いを確認しておきましょう。

①ワックス
カー用品店で簡単に購入でき、自分で施工することが可能です。また、2000円程度で購入できるため、費用も安く抑えられます。ただし、持続期間が短く、時期や環境にもよりますが数週間程度しか効力が続かない場合もあります。

また、ワックスは油を原料とするため、熱に弱いという弱点があります。そのため、屋外駐車をしている人は要注意です。自分で洗車をした後の仕上げとして使う分にはちょうど良いですが、長期間の効果を見込みたい人には向いていないかもしれません。

②ポリマー系コーティング
ワックスよりも持続性が高く、水を弾く性質があります。最近ではカー用品店などでもポリマー系のコーティング剤が販売されているので、気軽に入手できます。また、業者やガソリンスタンドに施工を依頼することも可能で、費用も1〜3万円程度と安価です。

しかし、ガラスコーティングに比べると耐久性は高くなく、数ヶ月程度で劣化してしまいます。

③ガラスコーティング
コーティング剤に含まれるガラス成分によって耐熱性が向上し、紫外線からもボディを守ってくれます。艶出しにも優れていて、ボディにワックスやポリマー以上の光沢を与えてくれます。持続期間も長く、3年から5年ほど効果が続きます。

④セラミックコーティング
セラミックコーティングは、コーティング被膜が厚く耐薬品性に優れ、ガラスコーティングと同じく艶出しにも優れています。1度施工すると研磨作業で磨かなければ取れないほど強固な被膜を形成するため、持続期間は5年以上もあるといわれています。

ガラスコーティングとセラミックコーティングは、効力としてはワックスやポリマーよりも圧倒的に優れていますが、定期的なメンテナンスが必要となります。メンテナンスを怠ると劣化が早まってしまうので注意しましょう。

また、費用も高く、10万〜30万円ほどかかる場合が多いです。施工期間が長いため、数日ほどクルマが使えなくなるので注意してください。

ガラス/セラミックコーティングが必要な場合は?

ガラスコーティングは普段から積極的に洗車を行う人などにおすすめ。

近年ではガラスコーティングとセラミックコーティングが主流となっており、業者に依頼してのコーティングとなると、そのどちらかを選択する場合が多いです。しかし、比較的気軽かつ安価にできるワックスやポリマー系と比べ、ガラスやセラミックは時間と費用が必要なので慎重に検討する必要があります。

では、ガラスやセラミックのコーティングが必要な場合とそうでない場合の違いは何でしょうか?

まず、ガラスやセラミックのコーティングが必要となるのは、とにかくクルマを長期間キレイに保ちたい場合です。かつ、普段から洗車などクルマの手入れを定期的に行っているのならば、効力を最大限発揮させられるでしょう。

次に、海沿いの地域など、塩害を受けやすい場所に住んでいる人もコーティングが必要となります。塩害によって、クルマのボディが錆びやすくなり、それによって強度も劣ってしまいます。そのため、ボディを保護するためにも効力が強いコーティングによってボディを保護することで塩害防止になります。

一方で、ガラスやセラミックのコーティングをする必要がないのは、そこまで洗車をしなかったり、キレイに保つことにあまりこだわりがなかったりする場合などです。

コーティングをしても結局、メンテナンスは必要になります。むしろ、何もせずに放置するとコーティング被膜にダメージが蓄積して、劣化が進んでしまう恐れがあり、せっかく費用をかけた意味が無くなってしまいます。

あまり頻繁にメンテナンスをしない人は、その時々に合わせて洗車と一緒にワックスやポリマー系コーティングを施す程度でよいでしょう。

コーティングの依頼はどこでしたら良いの?

コーティング施工場所の比較。依頼先によって費用や効果が異なるので、しっかり検討しよう。

最後に、コーティングを依頼できるところとそれぞれのメリット・デメリットについてみていきましょう。

・コーティング専門店
コーティングの種類も豊富で、技術レベルも高く設備も充実しています。コーティングも長持ちしやすいです。ただ、その分費用は高額になってしまいます。

・ディーラー
ディーラーの場合は、新車を納品するときにガラスコーティングをしてもらうことができます。施工が終わった状態で納車できるので、別の店にクルマを持っていく手間が省けるというメリットがあります。

ただし、価格は決して安くはありません。また、技術レベルでいうと専門店の方が優れている場合もあります。

・カー用品店
カー用品店でも施工は可能です。ただし、専門店などと比べて持続性が弱く、効力も低いです。とはいえ、価格は3万から5万円と他と比べてリーズナブルなので、あまりコストをかけたくないという人には検討の余地があるでしょう。

一概にコーティングといっても種類や需要はさまざまです。自身のクルマの状態に合わせて、最適なものを選ぶようにしましょう。

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