東海環状道はいつつながる? 24年度はふたつの未開通区間が開通予定!【いま気になる道路計画】
国土交通省の中部地方整備局は、今年度(2024年度)に国道475号 東海環状自動車道(東海環状道)のふたつの未開通区間を開通する予定だ。三重県側の「養老IC~大安IC間」と岐阜県側の「山県IC~大野神戸IC間」の工事の進捗は、いまどうなっているのだろうか?
東海環状道の三重県側は工事も順調!
東海環状道(国道475号)は、愛知県、岐阜県、三重県にまたがる全長153kmの道路で、現在は、三重県と岐阜県をまたぐ「養老IC~大安IC間」と岐阜県の「山県IC~大野神戸IC間」2か所の未開通区間で整備を進めている。今年度(2024年度)は、「養老IC~大安IC間(24.6km)」のうち「いなべIC~大安IC間(6.6km)」と「山県IC~大野神戸IC(18.5km)」の開通を予定している。
国土交通省の中部地方整備局「北勢国道事務所」は、2024年9月30日に、管轄の東海環状道「いなべIC~大安IC間」と「北勢バイパス」の開通特設サイトをオープンしてPR活動も開始。この区間は、特に工事の遅れの情報もなく、2024年度内に開通する見込みだ。
一方、岐阜国道事務所管轄の「山県IC~大野神戸IC(18.5km)」は、本巣IC~大野神戸ICで橋梁の工事が難航しており、同事務所によると、開通が最大で半年ほど遅れる可能性があるという。開通は来年度(2025年)以降になるかもしれない。
東海環状道の全線開通はいつ?
では、東海環状道最後の未開通区間「養老IC~いなべIC間(18.0km)」はいつ頃、開通するのだろうか。北勢国道事務所は、この区間の開通を2026年度に予定しているものの、養老トンネルの工事が難航しており、開通が遅れる可能性もあるとしている。
東海環状道の未開通区間開通後は、名神高速や伊勢湾岸道といった主要高速道路とダイレクトにつながり、愛知県、三重県、岐阜県のアクセス向上に大きく貢献する見込みだ。今年度の開通を皮切りに、数年内の全線開通に期待したい。
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